和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

読売歌壇・俳壇『神輿来た』。

2021-03-08 | 詩歌
読売歌壇・俳壇が読みたくて、
産経から読売新聞にかえる3月。

はい。読売歌壇・読売俳壇は毎週月曜日。
3月1日には
「読者の作品で振り返る」とあり、
東日本大震災10年《短歌》を松本由佳さんが短文のなかに
当時の作品を紹介されておりました。

「〈余震くる真っ暗闇に横たわり被害を伝えるラジオと眠る〉。
地震当夜の様子を生々しく伝える、仙台市の石川初子さん(67)
の短歌は2011年4月26日掲載。
〈何もないことも喜びとして閉づ空白多い六月の日記〉
(同年7月25日)に実感がこもる。
 ・・・・・

福島県南相馬市の深町一夫さん(60)は、
震災翌年から復興工事に携わった。
〈底冷えの中学校の体育館内部被曝の説明長し〉
(13年1月14日)・・・・」

はい。今日、3月8日の読売新聞は
「読者の作品で振り返る」東日本大震災10年《俳句》でした。
そのはじまりを引用。

「〈知人のみなさんへ。何も無くなりましたが、何とか頑張ってます〉
2011年3月26日。宮城県山元町の梶原京子さん(72)は
避難所から本紙の宮城版に伝言を寄せた。
自宅は10メートルの津波にのまれた。
〈 被災者と呼ばれて秋も立ちにけり 〉(11年9月5日)。
夫と避難先を転々としながら、巡る季節を詠った。
『みじめだったけど悪いことだけ考えても仕方ない。
掲載が励みになった』と話す。
〈 花吹雪思えば仮説去り難し 〉(14年5月5日)、
〈 道順を仮設に変えて神輿(みこし)来た 〉(同年9月8日)
・・・・・・・・」

はい。読めてよかった。


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