和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

朝ドラの『書』

2021-05-19 | テレビ
時代劇に、床の間が出てきたりすると
掛け軸や、生花が気になるようになりました。

朝はBSで、朝ドラ「おかえりモネ」を見て、
そのあと、火野正平の「こころ旅」を見てます。

今週から始まったばかりの「おかえりモネ」に、
初回から気になった書が出てきておりました。
今日は、その書が丁寧に映し出されていて、
「伊達政宗公遺訓」とわかったのでした。

そういえば、だいぶ前ですが、おみやげで松島博物館・観瀾亭の
書をもらったことがあり、どこかに取ってあった。
( はい。捨てずにとっておくタイプです )

出てきました。
素人の私には読めなかったですが、
ちゃんと活字もついておりました。
この機会に引用してみることに。

  貞山政宗公遺訓

 仁に過ぐれば 弱くなる
 義に過ぐれば 固くなる
 礼に過ぐれば へつらいとなる
 智に過ぐれば うそをつく
 信に過ぐれば 損をする

はい。この個所が朝ドラでは大きく分かりやすい書で
畳一枚を横にしたサイズに、筆で書かれておりました。
それを朝、主人公ら三人で読んでから朝食。
そんな場面が、今日の回にありました。
はい。こちらは、床の間じゃなくって、
現代的な建物の普通の壁に掛けてありました。

おみやげの活字には、この続きがありますので、
引用しておくことに。

  気長く心穏かにして
  万に倹約を用ひて金を備ふべし
  倹約の仕方は不自由を忍ぶにあり
  この世の客に来たと思へば何の苦もなし
  朝夕の食事うまからずともほめて食ふべし
  元来客の身なれば好嫌は申されまし
  今日の行きおくり
  子孫兄弟によく挨拶して
  娑婆の御いとま申すがよし

はい。おみやげに貰ってあっても
読まずに、そのままになっておりました。
よい機会なので、ここに引用しました。

活字には、日本三大遺訓とあり、
丁寧に、徳川家康・水戸光圀も書かれておりました。
  
コメント (2)
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