和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

宴たけなわではありますが。

2016-09-24 | 地域
今日は、地区の秋の祭礼・山車引き回し(10月9日)の
最初の練習日。太鼓に踊りに、そして花つくり。
初日なので、終わってから懇親会があります。
久しぶりに集まる面々。
場が盛り上がり。10時を過ぎても盛り上がっております。

私が幹事のころ、
こういう時の、〆の挨拶に迷ったことがあります。
藁をも摑む思いで(笑)、こう切り出したことを思い出します。
「え~。宴たけなわではありますが、これで中締めとしたいと
思います。」

今年の三役はどう閉めるのかと思っていると、
小さい声で「宴たけなわではありますが」と、
語り始めておりました。

さて、
「残したい日本語」(青灯社)に
「長(た)ける」と題した1頁(p126)の短文が
ありました。
せっかくですから、その後半部分を引用。

「季節や時間が過ぎて深まる意味にも用いられ、
『日がたける』『春たける』などという、また
『春たけなわ』ともいう。高齢になる意味にも
用いられ、『年たけて』ともいう。いずれも
最盛の時から、それがやや過ぎる辺りの頃を指して
用いられるのが、この言葉の独特のニュアンスである。
『たけなわ』は『宴たけなわ』など、催し事などにも
用いる。これも爛熟、円熟の時から、それをやや過ごした
辺りまでの頃あいを指して言われるようだ。
その微妙なニュアンスが捨てがたい。
十分な状態、といった感じがこもる。・・・・」

はい。二次会には行かず。
帰ってきて、このブログを更新しております。
あれ。もう十二時過ぎてしまった。
コメント
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