僕のありえない日々

受け入れがたい日常について

キャラメルボックス『TRUTH』

2011年10月29日 | 貼り付けるブログ
【神曲】キャラメルボックス『TRUTH』サントラより【神曲】


演劇集団 キャラメルボックス
以前の職場の同僚にビデオを借りたのをきっかけで知った。
借りたビデオは『TRUTH』という演劇。
7年ほど前に借りたと思う。
この演劇がとても好きで、そのビデオをダビングして何度も何度も見た。

だがVHSがなくなり、もっぱらDVDプレーヤーしかなく、TRUTHを見る機会がなくなった。

ふとどうしてもTRUTHが見たくなり、公式サイトからDVDを購入した。


http://www.caramelbox.com/stage/truth2005/index.html
何度も何度も見ている。見るたびに泣いている。
最近、特に涙もろくなったようだ。
この話の原作は、もともと山本周五郎。
原作も購入して何度も読み返したりした。

山本周五郎の原作では
――――
紺野かず子さま。
この手記はあなたに読んでもらうために書きます。
――――
という書き出しから始まる。
時代は幕末。
耳が不自由な若い侍が手紙を書いている。
だが、追ってに囲まれてしまう。しかしこの追っ手は同じ藩士。仲間同士のようだ。
元同士から何とか逃げ出すが、その手紙を落としていってしまう。

その手紙を偶然に見つける一人の侍。
彼がその手紙を読み始める・・・

――――
最初に、どうか信じていただきたい。私にとって柴田英之介はかけがえのない友でした。
自分の命に代えても失いたくない存在でした。
それなのに、私は彼を切りました。私はこの手で英之介を殺したのです。
――――

冒頭のこの台詞から泣かずにはいられない。