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ruruBの極楽な日々

グルメ、不思議、エンタメに好奇心は全開!
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抱擁のかけら

2010-01-26 23:06:00 | 映画


ペドロ・アルモドバル監督の「抱擁のかけら」の試写会に行って来た。

監督の映画は以前から好きで何本か観ているのだが、今回のはアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされているので、かなり期待していた。

レナ役のペネロペ・クルスが綺麗~~。30代半ばの迫力のある綺麗さだった。

レナは父親の病気がきっかけで富豪の老人の愛人になるが、女優になる夢を叶えるために映画に出演する。その映画監督と恋に落ち、そこへ老人の嫉妬や監督の家族の想いが絡まって、物語は悲劇へとすすんでいく。

ストーリーはこんな感じなのだが、細かい設定や展開に完成度の低いところがあったように思う。しみじみ共感したり胸に迫ってくる部分が足りなかった気がする。

それとアルモドバル監督の作品は彼にしか作れない、ひねりの効いた個性的な作風が持ち味だと思うのだが、今回の作品は今までよりまともで一般受けしそうな、要するにいつもよりおとなしめな印象を受けた。

やっぱり私には、最初に観て感動した傑作「オール・アバウト・マイ・マザー」(1999年)を超える作品ではなかったな。

ちょっと残念。次に期待、かな。



もうひとつのポスター。昔の洋画ポスターっぽくて好みだな。






A・ヘップバーンみたいだよね、クリックもよろしくね♪
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アバター

2010-01-14 23:11:11 | 映画


今年の一本目の映画を観て来た。

「アバター」

噂には聞いていたが、めちゃくちゃおもしろかった。

観る前にネットで調べたら3Dの映像が半端じゃなく綺麗で、映画というよりアトラクションに近いと書かれていた。
また、3Dといっても従来のように飛び出してくるのではなく、奥行きが感じられるタイプとも聞いた。

それから映画館によって3Dの方式に違いがあることも知った。
このブログで書かれているように。

なので私は、また川崎のimaxシアターで見てきた。字幕より目が疲れないそうなので吹き替えにした。情報ではこの映画は字幕より吹き替えのほうが訳がいいって言われていたしね。

席はネットで4日前から予約できるので4日前の0時過ぎにアクセスしてL列の真ん中を取った。ベストな席だったと思う。

で、感想だが、まず言われているように映像の綺麗さに度肝をぬかれた。想像をはるかに超えて素晴らしかった。10年くらい昔に観た3D映画とはまったく別物、ここまで進歩していたとは驚愕だ。どこまでがCGでどこまでが実写なのかまったくわからない。パンドラという異世界が丁寧に立体で描きこまれていて、まるで現実の世界を覗いているようだった。

アバターとはネットなどの仮想空間上の自分の分身キャラクターを指す。
地球外惑星のパンドラでは青い肌の先住民ナヴィが自然と一体となって独特の価値観で暮らしていた。その地下に眠る莫大な富を生む鉱石を手に入れようとする地球人は、ナヴィとの交渉に必要な情報を得るためにアバター(外観はナヴィ、中身は地球人)を送り込む。

アバターのひとり、元海兵隊員のジェイクはナヴィの娘と知り合い仲間となって先住民とかかわるが、鉱物をめぐる地球人とナヴィとの戦いに巻き込まれていく。

パンドラのジャングルの中で発光する植物とか、やたらと獰猛な動物とか、空中にふわふわ浮かぶクラゲみたいな精霊とか、リアルっぽい姿で綺麗だったな。

ナビィの死生観がステキだった。生は自然からエネルギーを借りているだけで、いつかは返すものだという思想。ナヴィにとって生きているということは、肉体を動かすエネルギーをエイワ(惑星集合無意識)からいっとき借りているだけなのだ。

CMで観たときは、青い肌で変わった顔のナヴィが気持ち悪かったのだが、映画を観ているうちにとても美しく見えるようになった。

むしろ人間のほうが冴えない顔色でずんぐりして気持ち悪く見えて来た(笑)。



魅力的でかわいい。




ナヴィは絆を大切にする。鳥と絆をつなぐと一生同じ鳥に乗って空を飛ぶことができる。鳥が絆に応えるのだ。この恐竜みたいなのが鳥なんだけど。

くっきりした勧善懲悪ものなので、悪人地球人があまりにも単純で鈍感で悪人過ぎて、かえってストーリーを軽くしている気がしたが、まぁ、わかりやすくていいのか。

この映画も複数回観る人がけっこういるようだ。私ももう一回くらい観てもいいかな。たぶん観ないけど。




アバターもエクボ、あ、すいません。
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THIS IS IT 2回目!

2009-11-10 23:31:02 | 映画
また「THIS IS IT」を観てきた。今度も川崎のimaxシアターで。

mixiのマイケルジャクソン・コミュは連日「THIS IS IT」の話で盛り上がっている。

「映画のどの場面が好き?」というトピックに「私はココ」と色んな意見が出ていて、「なるほどね~、今度はそこに注意してみよう」と思っていたので、

そんなところも意識しながら観たからか、最初とはまた違ったおもしろさがあった。

しかしやっぱりマイケルはすごいな~!

今日はmixiのコミュに「THIS IS IT、何回見た?」というトピックがたっていた。すごいよ、2回3回どころか、8~10回観ている人もけっこういる。

そんな力を持つ映画なんだね。

これはきっと最初に観たとき感じたように、この映画が「魂のこもった映画」だからなんだろうな。

先週のニュースだったか、イギリスツアーの総監督であり、映画の製作者であるケニー・オルテガが、この映画を完成させたあと燃え尽きてしまい、今年予定されていたすべての仕事をキャンセルしたと書かれていた。

そうだろうな~。

こんな「マイケルの魂がこもった」映画を作ったんだから、オルテガ自身も魂を使わなくちゃいけなくて、全身全霊で仕事をしたんだろうからそんな状態になってしまうわ。

それほどすごい映画ってことで。




TIME誌のオンライン記事にオルテガのインタビューが載っていた。

   *****

Q:撮影しておけばよかったと思ったことはありましたか?

オルテガ:映画にしたいというのとは違うけれど、生涯忘れられないだろうなってことはあったよ。

ある夜、僕は更衣室でちょっとしたアートワークをしていたんだ、そしたら後ろでマイケルが小さなやさしい声で「ケニー、ケニー」と言ってるんだよ。
「なにしてるんだい?」とたずねると、

「名前を言ってみてるんだよ。これであってるかな?」と言う。

インディアナ州出身のマイケルは僕の名前を独特な発音で言っていた。彼に名前を呼ばれるたびに僕がニンマリするから、たずねたんだろう。

「もちろんちゃんと言ってるよ。僕はきみのその呼びかたが気に入ってるんだ。きみに名前を呼ばれるとにっこりしたくなるんだ」と言うと、

するとマイケルは言ったんだ。

「よかった。僕が『ケニー』って呼ぶときは『友達』っていう意味なんだよ」ってね。

彼はスペシャルなやつだったんだ。

*****

う~ん、いい話だ。マイケルってホントにスペシャルな男だよ。








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THIS IS IT !!!

2009-11-06 14:11:17 | 映画

マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」を観てきた。

どこで観ようかな~と探していたら川崎のラゾーナならimaxシアターで観られると知り、そこにした。

imaxシアターは超大型スクリーンのデジタル映像で音響もよくて臨場感が半端じゃないんだよね。

前は東京にも新宿と品川にあって何度か観たことがあるのだが、いつのまにか2館とも閉館しちゃったんだね。なぜなの?!


で、映画の感想。

実は私はこの映画にはあまり期待してなかった。

リハーサルのフィルムをつなぎ合わせて、あわてて作ったんでしょう?

っていう気持ちがあったのよね。

ところが先に観てきた友達たちの全員が全員、絶賛しているものだから(すでに3回観た子もいる)観てみる気になったわけで。


すいません。

侮ってました。

King of Popの魅力をあますところなく伝える、とてもよくできた映画だった。

とにかくマイケルが・・・かっこよすぎる!!

10年近くブランクがあったのに、歌もダンスも完璧。どんだけかっこいいのよ!

今年で50歳だよ。

いったいどこにこんな50歳がいるかしら。いないよ。

実はリハーサルのころから密かに体調の悪さが進行していたのでは?と思っていたのだけれど、



観ている限りそんなことは微塵も感じさせないパワフルで切れのいいダンスと歌。やっぱり天才エンターテイナーだよ。



このイギリスツアーのために選ばれたミュージシャンやダンサー、スタッフたちがマイケルといっしょに仕事をするのを心から喜び楽しんでいるのがわかる。

力を合わせていいものを作ろうという、すごい一体感が感じられた。

どの曲だったか、マイケルが一曲歌い終わったあとに、聞いていたスタッフたちがギャーギャー狂喜して拍手喝采していた。

リハーサルなのにね。それほどそのときのマイケルの歌は神がかっていたんだね。その場に居合わせた人たちはこの上ない幸福者だ。

マイケルが50回も行われるはずだったイギリスツアーの直前に突然亡くなったからこの映画が作られたわけなのだけど、私には、実はこういう形で世界中の人に観られることがマイケルが今生で行なった最高のこととしてあらかじめセットされていたんじゃないかという気さえしてきた。

地球は危機に瀕している、大切なのはひとりひとりが立ち上がること、行動すること、そして、怒りよりも愛。

というマイケルのメッセージが伝わってくるような映画なのだ。

そういう意味で、大切なことを死して印象づけたジョンレノンと同じような役割だったんじゃないかしらね。

そんなことを感じさせてくれる映画だった。



ライブ系のドキュメンタリー映画は昔からけっこう観ているけど、その中でもこの「THIS IS IT」は最高に感動した、心躍る映画だった。

その証拠に、映画を観ている間に「もう一度観たい」と初めて思った。

もちろん次に観る時も、

日本では3館しかないという、この川崎のimaxシアターで、だな。

「THIS IS IT」

ホントにおすすめです。






あ、そうだ、書き忘れてた。

映画が終わったとき後方の席の人たちから拍手が起こり、その後ほとんどの人が拍手をしていた。
映画の後に拍手って、記憶にある限り、ない。みんな感動したんだよね。うれしかったな。



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クララ・シューマン ~愛の協奏曲~

2009-08-11 23:23:19 | 映画
夕方、友達Kからケータイにメールが入った。

これからひとりでBunkamuraのル・シネマでやっている「クララ・シューマン」の映画を観に行くという。サービスデーなので19時の回の整理券を17時にとるそうだ。

「クララ・シューマン?なにそれ?」とパソコンで調べたら良さげな音楽映画なので、すぐに「私も行く、整理券とって」とメールした。

待ち合わせていっしょに夕飯をとり、会場へ。

19世紀のドイツ。クララ・シューマンは作曲家ロベルト・シューマンの妻であり、ピアニストとしてもヨーロッパツアーをするほど有名だった。7人の子供を生んだころシューマン家に若き作曲家ヨハネス・ブラームスが現れる。
2人の天才作曲家、9歳年上のシューマンと14歳年下のブラームスに愛されたクララのお話。

3人のキャラがたっていて、シューマンとブラームスの曲もふんだんに織り込まれ、なかなかよくできたいい映画だった。

監督の女性はブラームスの血をひく末裔というのにもビックリ。



頭痛のためのアヘンの薬から徐々に精神を病み亡くなったシューマンがかわいそうだった。

映画ではシューマンが亡くなってからもブラームスはクララと体の関係を持つことなく献身的な愛情を生涯注ぎ、その言葉通り、クララが亡くなって数ヶ月後に病死したというテロップが流れた。

でも帰って調べたら諸説あり、シューマン存命中にクララの産んだ8番目の子はブラームスの子と噂され、シューマンが「自分に似てない」と言い争ったとも言われる。
臨終の知らせを受けて、クララが入院先に駆けつけると、シューマンは「俺は知っている」的なうわごとを何度も繰り返したそうだ。俺は(不倫を)知っているってこと??

でも、私は…

この映画のようなストーリーであったと思いたいな。



現実のクララ・シューマンの若いころ。美人だ~



ドイツでのクララ人気は高く、ドイツ紙幣にもなった。



シューマン夫妻。



若いころのブラームス。目が合うと誰もが顔を赤らめるほどの美男子だったそうだ。

ごく若いころから娼婦のいる店へ通っていたそうなので、娼婦とクララのようにマリア的な女性との存在を完全に分けていたのではないかとも言われている。なるほど、あり得るかもね。生涯独身だったそうだしね。



晩年のブラームスはテップリ太ってむさくるしいおじさんになったようだが顔立ちは悪くないよね。


こんな映画を観たからだろうか。

翌日、私はうたた寝をしたとき、ものすごく長編でリアルな夢を見た。

私は弟夫婦と車で旅行をしているのだが、その旅行の途中、見知らぬ男性が私になついてきて、旅行に同行するようになった。

背の高い、非常に男前な男性である。年齢を聞いたら30代前半だって。あら、ずいぶん年下だわ、と思ったが、まぁ、いいか、なついているんだし、と。

旅行はおもしろおかしく続き、私と男性はかなり仲良くなった。仲良くなったといってもセクシュアルな関係ではなく、友達以上で恋人未満くらいな感じ。

そんな旅の途中、男性がポロッと口をすべらした。

ホントは30代前半じゃなくて、まだ19歳なことを(!!)
えぇぇぇ~~~?? 19歳って? 見た目が大人っぽいからわかんなかった。

「30代に見えるように毎日背伸びをしてた。ばれないようにずっと緊張してたんだ」という。

19歳ってことは、S(私の息子)より若いじゃん(夢の中でちゃんとわかっている) これって、犯罪?

みたいな。でも、いっか。私がたぶらかしてるんじゃなく、向こうがなついてきてるんだし。

旅の途中、ふたりで歩いていたら、男性の友達たちにばったり会った。親しそうに話しているので、ここでお別れだろうな、男性はその友達たちについて行くだろうな、と思ったら、男性はまた私についてきた。

そしてさらに旅行は続く、みたいな

何とも楽しすぎる夢。

起きてしばらくニコニコしちゃった。

あははは。

すごくお得な気分。