VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

三井ホーム決算発表会

2006年04月28日 | 住宅業界
三井ホームは、我々住宅専門紙/雑誌社向けにも
中村社長はじめ役員が顔を揃えて、決算発表会を丁寧に開催して下さる。
私も研究/調査結果に具体的な事例を交えて、講演したり報告したりする事も多く
このような機会に、その企業の方向性をしっかり理解するようにしている。

H18年3月期の三井ホームグループ連結決算は、増収増益。
三井ホームリモデリング(リフォーム事業)も伸びたが、三井デザインテック(内装業)を中心に
商業向けの業績が非常に良かったとの事。景気回復が真っ先に反映される分野だ。

三井ホーム単独決算では、増収減益であるが回復基調にあり
今後の業績を表す受注残高も、コア事業の2X4住宅中心に前期比増で期待感がある。
中村社長の「3月は特に来場客が多く、金利先高を敏感に感じている様子」という言葉どおり
住宅会社の景況感は上向いている。

特に、建替層(土地を買って新築するのとは違って、建築費も高めで重要指標)が39.4%と
前期から3.8%も増加し、今後も注力されるとの事。
商品的には「マイレーブ」という2000-2500万円クラスの手頃な価格帯で
団塊ジュニアなど若年層も獲得したようだ。
また三井ホームの得意分野である、開業医院の建築も好調という事。
高齢社会の日本にも、ホームドクター制が根付くのかもしれない。

「Quality × Design」をテーマに、三井ホームのDNAとも言える‘デザイン性’や
顧客満足度向上によって、3ヵ年計画での利益80億円を目指すとの事。

三井不動産三井のリハウスとの協働にも、面白い話題があったので楽しみにしたい。



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