VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

旭化成「ひとと住環境研究会」

2006年04月26日 | 住宅業界
       【写真左:発表会には宿谷教授の他、佐藤副社長や熊野マーケティング総部長などが参加。 
                     写真右:佐藤副社長と、私が懇意にして頂いている入澤女史】

旭化成ホームズが、武蔵工業大学の宿谷昌則教授を座長に迎え
「ひとと住環境研究会」を発足した発表会に出てきた。

旭化成ホームズ、所謂ヘーベルハウスは都市部を中心に事業展開してきたハウスメーカーなので
密集地など住宅建築条件においては、より厳しい環境で設計/建築してきた実績がある。
ロングライフ住宅と共に都市部であっても‘自然の恵みを生かす住まいづくり’を提案し
そらから」「かぜのとう」という自然環境共生型の商品も生まれているが、
今後は更に“ひと”が快適に暮らすという意味を
生物学的、生理的な見地からも理論的に考察してゆくという事だ。

宿谷教授は【エクセルギー】というエネルギーの消費を表す概念を用いて
   (エネルギーは消費できるものでないという事=「エネルギー保存の法則」)
住宅における省エネを正しく把握しながら、地球環境に調和できる快適な住環境を研究するという。
そのプレゼンテーションの前段では、生物や“ひと”の進化と環境への順応性などを
ソフトタッチで好感度の高い、手書きイラストで解説して下さり興味深かった。

現代社会では冷暖房の完備や、温度差の無い室内環境を目指すなど住環境の均一化に傾き、
電気仕掛けで制御し過ぎではないだろうか?という疑問を抱く者が
少なくないという事は、昨今のハウスメーカー各社の商品提案を見て感じる所である。

自然‘光、風、緑、水、音・・・’の恵みでリラックスでき
夏も冷房を入れる必要が無く過ごせて体調も良くなる事は、私が一番良く知っているので
旭化成ホームズがそれを研究実証、商品提案化される事に期待したい。



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