VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

Panasonic電工(standard)3ーsmart @Brera地区,ミラノ・サローネ

2010年04月14日 | ミラノ・サローネ10
717会場もあるFuori Salone(ミラノ街中の展示会場)は、ショールームや企画会場が固まっている地区がいくつかある。
このBrera地区もその一つ。店舗だけでなく通りもインスタレーションの場になっている。

その一角、Lanza駅近くの裏通りvia San Carpoforoでサローネ出展したPanasonic電工。
今年で3年になるFuoriSalone(キッチンのEurocucinaには2006年に出展)には、本社から竹安取締役(全社経営戦略企画、右)も来場し
電工社内において、サローネがグローバル戦略に有効な機会と理解されてきた様子。

キッチンやトイレ、照明商品をデザインした深澤直人氏も一緒に並ぶ。

会場デザインは今年もマルティノ・ベルギンツ氏(マッサージチェアに座って「君も座って休んだら?」と)。
コンセプトは『洞窟』、多様な電工商品を洞窟の中に点在させながら技術とエコをテーマに包括した空間にまとめ上げた。

今回のリビングステーション(キッチン、参考出品)、昨日のbulthaupに似てる・・・ 右はリーダーの益子デザイン部長。
「当初はデザイン部門の挑戦でしたが、今は全社の企業メッセージ発信の場に。日本文化から生まれる技術とデザインを表現したい」と。

来場者が興味津々で見るのはライフニティECOマネシステム。距離画像センサで手をかざすと操作できる。

電気・水・ガスの使用量をモニタリングし家の省エネを支援するシステム。(参考出品)


今回の会場はメイン素材に「ケナフボード」が使われている・・・で、Milanoでも河合住建新事業・商品企画部長に遭遇!
ケナフボード(構造用壁下地材)が環境に貢献しながら建築に有効な建材である事を熱く語られた。
成長力の高いケナフによる繊維

電工商品は照明やキッチンなどの建築関連商品の他、目に見えない制御システム系の商品があり
今回は10アイテムを企業の総合力と共に展示、表現する事の難しさはあるが
独自の世界を模索しながら、企業メッセージを伝えようとする姿が今年も見られた。

通りに出るとセグウェイを走らす女の子が(某メディアのプロモーション)


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