VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

第3回 サローネ国際バス・トイレタリー見本市

2010年04月16日 | ミラノ・サローネ10
伊語では[Salone Internazionale del Bagno]、サローネ国際バス・トイレタリー見本市も
ビエンナーレで3回目となる。フィエラ会場にてキッチン見本市と同時開催。
今年の出展社はイタリアから155社、海外から13社。その一つに我が日本のTOTOが初出展。
  
ドイツIBSに大々的に出展したのでミラノは必要無いとの本社意向もある中、TOTOヨーロッパ社がサローネの重要性を熱く語ってくれた。
丸橋クリエイティブディレクターは「ドイツでは技術に関心を持たれ、ミラノではクラフト工芸的な部分に評価をしてくれる。
このスムースなラインを出すのは難しいだろう、とかってね。エモーショナルな感じ方、同じヨーロッパでも違います」
 右は今回TORTONA地区の展示でTOTOを使ってインスタレーションしたItalian建築家 

下、ジョバンニーニによるデザイン、正しくこのスイッチ&ペーパーホルダーはエモーショナル・デザイン!
  
TOTOの出展に対し、他社大手は私が日本人だと「TOTOと同じように当社も技術力がありますよ」とアピール。意識されてる!

さてイタリア企業で注目のブースは、やはりantoniolupi。流線形の変形タブを無垢の木製床でクラシックカントリーに仕上げて印象的。
 
agapeも見逃せないが、数多く詰め込み過ぎで散漫になった感じの展示。タオル掛けテーブルが日本には無い習慣。
  
AXORからはUrquiolaのプロダクトを空間でセットアップした展示。フレンチカントリーの香りがここにも。
  
他、全体的なトレンド・トピックスを・・・・このような“Living-Bathroom”的な空間。癒しを求めてより長く過ごす場に。

プリント柄ガラス面材でカーテンと同柄の展開が、キッチンだけでなくバスルームにも見られた。
  
ミラー(鏡)をパーテーションに巧く利用。左2点は、バスタブと洗面がミラー2枚で隔てられた裏表のセット。
  
右上は、ワンルームに洗面ミラー壁で真中に洗面所を置くデザイン。
下は、デザインを面白く見せるミラーを使ったプレゼンテーション。(GLOBO)
 
コンパクト&シンプルデザインは日本にGood!
  
これ、暖房のオイルヒーターパネルを支柱デザインに!右はサウナ、LED照明で宇宙的なデザインになって。
  
右の輪っかはタオルハンガー、素敵!ゆっくりバスを寛ぐ欧米人にとってテーブルは必須アイテム。
 


2 コメント

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どちらがお勧め? (悩み中)
2010-07-23 00:20:36
TOTOとパナ、両方の記事が書いてありますが、INAXも含めて本当のところ、どちらがお勧めですか?
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難しいですが (Vivien研究員)
2010-07-25 23:01:10
トイレの導入に迷われているという事でしょうか。
3社、それぞれの特性があるので
そのご家庭のニーズに合った製品を選ばれると良いと思いますが
価格も施工会社によって変わってくると思うので
なかなか値段の高い安いも言えず難しいですよね。
ちなみに私の自宅トイレはTOTOのネオレスト。
(他の箇所ではINAXもパナ電も採用しています)
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