VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

人気のシーフード店へ@LaLisacca2 Milan

2010年04月13日 | ミラノ・サローネ10
Osteria「La Lisacca2」 Viale Regina Giovanna,14

今夜の夕食はタクシーのおじさんに紹介されたシーフードの美味しい人気店。満席にもぐりこんだ!
イカ&トマトのグリル、オイシイ!先が楽しみな前菜。
 
4種の魚のカルパッチョに続き、牡蠣&エビの盛り合わせ。メインは白身魚グリルをトマトソースで
  
貝柱のリゾットで満腹!  となりの席のイカしたHairの Milanese:6
  

Durini通りから、妙な展開に・・・

2010年04月13日 | ミラノ・サローネ10
Via Duriniに照明のBarovier&Tosoの新しいショールーム(カッシーナ・B&B向かい)ができたようなので立ち寄った。
思いのほか小さなSRだったが、その輝きに目を見張る。(詳しくはトルトナ地区の展示にて)
 
 
MilanのATM(カード会社かな)は、ブースが宇宙ステーションみたい!
 
と、ブラついてると騒然としているショップに遭遇・・・デザイン・ウィークの一つのようだ。何故か水着の方々
 
Chateau D'axというインテリアショップがのCristies(下着&水着)プロモーションの場に。家具そっちのけ・・・
 
登場したのはお色気TVアイドルのManuela Arcuriさん。TV取材中でモデルさん達がムンムン状態。
  
そんな中、ホットするDog in Italy:2 チワワはイタリアでも人気。

DuomoからSanBabilaへ、Fuori Salone

2010年04月13日 | ミラノ・サローネ10
ミラノの街中がMilan Design Week一色になる初日、ドゥオモからサン・バビラまで歩いた。
中、この「FUORISALONE」の旗印がインスタレーションを行っている所。
インテリアShopだけでなく色んな所に!
こちらは日本でお馴染み伊ファッション「MAX&Co.」のウインドウ。By:Marzia Chierichetti
W.Cupを意識?

サン・バビラにやってきたのは、韓国LGグループの建材会社LG Hausysのパーティが行われているのを覗きに。
このピンクの壁材や、白の棚などの建材【HI-MACS】Natural Acrylic stone。
関心を持ったのは、商品展示やインスタレーションでは無く施工事例をパーティーの場に選んでいる所。
韓国企業は早くから欧州戦略を進めサローネでも面白い企画を展開してきたが
昨今はブランドイメージ訴求から、商品性能を実例現場で証明する段階に来ている。
この【ALV】というハイエンド顧客を対象にしたShopの事例はブランド力Upにもつながる場である。

オーナー・デザイナーのAlviero Martini氏。‘旅行’がテーマのトータル・ファッション。
 
MarketingSurpervisorのBourcierさんは仏人で以前はファッション業界に在籍していたミラネーゼ「HI-MACSで作ったバッグよ!」
  商談室もパープルのチェアをアクセントに

さてALVにてMilanese:2 & 3 & 4! Hairがキマッテます。

こちらのMilanese:5& Dog in Italy:1 チワワと思いきやミニ・ピンシャーのBaby! オーナー女性がメチャかっこヨカッタ!
ヨーロッパはどこでも犬が一緒!Dog写真もお楽しみに!!

スワロフスキーほか・・ @トリエンナーレ美術館

2010年04月13日 | ミラノ・サローネ10
Canonや喜多さんと同じくトリエンナーレ美術館で展示されている企画を覗いてみた。
スワロフスキーが此処でも展示。こちらはインテリア・内装9社から出ている商品展示。
(今年もトルトーナ地区で吉岡徳仁によるインスタレーションSWAROVSKI CRYSTAL PALACE 2010 "STELLAR"が行われる)
 チェアはMOROSO、広報の女性
花瓶(GAIA&GINO)やステーショナリー、テーブル様々な商材にSWAROVSKIが散りばめられて・・・・
  
壁紙(布)やタイルといったテキスタイル・建築内装材にもキラキラが!


こちらのスペースでは、ポーランドの「Young Creative Poland」展。
外務省など政府団体とスポンサー企業が24人の若手クリエイター達を支援。
折しも、ロシアでポーランド政府専用機が墜落しカチンスキ大統領夫妻など多くの犠牲者が出たポーランド。
黒いリボン紋章を付けながらも、明るい展示空間に若さと元気な顔が集まっていた。
家具デザイナーの女性がポーズしてくれた   
今年のMilan Design Weekの車スポンサーはMiniのようで、トリエンナーレ内でも企画展示が見られた。
 
さて今回は街角で見かけたCOOLなMilanese達をPhoto! Milanese:1



喜多俊之、「l'ARCA」表紙を飾る

2010年04月13日 | ミラノ・サローネ10
トリエンナーレの2階で個展を行っていた、日本を代表するプロダクトデザイナー喜多俊之さんとお会いした。
【Timless Furture】展は喜多氏がプロダクトデザインを通じて、未来の問いに答えてきた軌跡を紹介。
同時に、現地イタリアの建築・デザイン雑誌「l'ARCA」で‘guest editor’(来月はLeonardo da Vinci!?)
として26pに及ぶ特集グラビアと表紙に紹介されている!
  雑誌「l'ARCA」 
ミラノでの活動が長い喜多氏に次から次へと、現地ジャーナリスト達がご挨拶に押し寄せる。
NYのMoMAやParisポンピドゥーセンター等のパーマネントコレクションである椅子が並ぶ中、愛知万博のロボットWAKAMARUが異彩を放つ。
 
和の伝統的素材や生活用品に脚光をあててきた喜多氏。有田焼のお皿HANAシリーズが壁に絵のような展示。
 
2010年新作の椅子HOTEI、ホテイアオイという水草で編んだ椅子。
繁殖力が強すぎて困る草らしく、一石二鳥のECOプロダクトである。曲線と足が喜多さんらしいデザイン。
 

この展示は昨年夏、上海で行ったものであり、その中国について喜多氏は
「胡錦濤さんがウチの上海事務所を見学に来たんやで。‘要重視工業設計’とか‘デザインは資産’と言って意識が高まっている。
 日本企業のデザインへの関心はそれに比べると薄い。日本人は暮らしオンチになってきている」
と日本人の暮らしぶりに大変危機感をもっておられた。
今期から日本インテリアデザイナー協会の理事長に就任されたこともあり、
活動の場を広めて日本の暮らし復興に力を尽くされることだろう。

「小沢一郎と一緒の生まれ年と思うとゾーッとするわ!」と大阪に事務所を置かれる関西人のノリに私も意気投合。
やっぱり、イタリア人と大阪人には通ずるものを感じるなぁ~ Grazie!!

Canon、2010年もトリエンナーレで進化中!

2010年04月13日 | ミラノ・サローネ10
見本市会場は14日からだが、Fuori Saloneと呼ばれる街中イベントは13日からスタート。
ナント今年は、717会場!!! 益々、街中の展示に各社シフトしている感がある。

まず、日本のCanonが展示している‘ミラノデザインの殿堂’トリエンナーレ美術館へ。
3年前の初出展時から取材させて頂いている、総合デザインセンター酒井正明所長を訪ねた。
メインテーマ【NEOREAL】今年の展開は?
今年は1階で注目度Up  
「今年はプロジェクターが、こんな事までできるんだという事を表現してみた。
 当社では小さな事業部であるが、その可能性を伝えるチャレンジ。
 性能値ではなく感動できる凄さで商品力を説得したい。」
ビジネスの見本市とは違って、ミラノ・サローネに参加する事の意義を
「世界の高感度な人たちに評価されたいし、
 過去2年も広い業界の方々と接点を持てた事が大きな収穫。」と熱く語って下さった。

さて~体感映像の原動力ーキャノンデジタルイメージング~と題したインスタレーション。
ダイナミックな空間展示、多面体のスクリーン構造体に映像がプロジェクターから照射される。
昨年も展示を成功させた建築家の平田晃久氏が、構造体の生成過程を模型で解説してくれた。 
 とても数学的な知性
「燿(かがやき)」と名付けられた展示は、まるで万華鏡を見るように映像が変わる。
 
更に奥には平面で映像を見せ、時空間を感じる構成。
映像はアーティストの高橋匡太氏が創り出したコラボ展示。
下は、ホログラムの紙を触ると、光の波紋が生まれ
ビデオで撮影した映像が平面に流れていくインタラクティブな仕掛け。
 
イメージング・カンパニーを標榜するCanonが伝わる展示になっているし、
酒井所長が言う日本の強みである“きめ細やかな物づくり”も表現されていた。
桐山登士樹プロデューサー(中)を囲んで平田・高橋両氏

レクサス(トヨタ)が今年サローネに参加しない中、‘日本企業の代表’的な心意気がインスタレーションからも感じられた。