VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

ミサワGENIUS新商品

2007年04月18日 | 住宅業界
ミサワホームの新商品発表会、at.ウェスティンホテル東京
ゴジラ松井の等身大パネルと(そろそろメジャー復帰?) CMでは吹石一恵と競演、野球つながりかしら・・・
   

-世代をつなぐ子育て住宅-【GENIUS Link-Age】がミサワホームから新商品発表された。(最低坪単価54.2万円~)
今回は“with Kids”として団塊ジュニア世代向けで、次に団塊世代向けの企画も控えているようだ。

‘リンケージ’という名前からも感じられるように、右上のような7つの人生ステージを想定しながら可変性のある空間を提案。

象徴的なのは、現在は子供の遊び場として提案されている[マルチスペース]。
ダイニング・キッチンからは見えるが、リビングからは見えない。子供が散らかしてもOK。で、片付け用のBox空間も。
(と思ったら、私の隣人団塊Jr.に聞くと「リビングで遊ばせて親との接点が多い方がイイ」と。子の成長時期によって様々なのかな)
子の成長に合わせて、畳コーナーにして赤ちゃん用→プレイスペース→勉強部屋と変化する。来客の宿泊にも対応。

佐藤春夫社長(左)から「創業時から‘住まいは子育てのために’という信念で取り組んできた・・・」という強い思いも。
九州ミサワホームの件で足踏みをしてしまった分、新商品投入に当然力が入る。

また今回の商品企画に関わっているのは、住文化研究協議会の仲間、ミサワホーム総合研究所の星野俊樹所長(写真中)。
我々の研究部会でも取り上げられた「8つの知性(ハワード・ガードナー)」に基づいて、住宅で何ができるかを研究し具現化されたのもだ。

発達段階毎の様々な知性を、人からの働きかけだけでなく環境(家)からも働きかけてその発達を促すこころみ。
玄関から即、手洗いへ入る導線や子供用足台の出し入れ場など小さな仕掛けが楽しそう。

私はリビングと階段間の壁になっていた、透明ガラスのパーテーション世界地図が気に入った。
今でも世界地図や地球儀は結構会話(日本人は中東苦手だし)に必要なのだが、子供には世界が大きい事を認識できる必須遊具だ。