ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

12月の大雪に思う

2022-12-25 09:38:26 | エッセー

 今各地は12月の大雪のため、亡くなる方が増えたり、大規模停電、道路寸断など

寒いだけではなく、いろいろご苦労して本当に大変だ。そんなニュースを見る度に

本当にお気の毒でならない。降雪量がもっとも多いのは2月だそうだが、12月で

こんな大雪で、これから一体どうなるのだろうと心配になる。

それに比べると東京は、良いお天気が続いていて、道路をふつうに歩けるだけ

でも有難いことだと感じる。

私達は3階に住んでいるが、リビングルームは南向きのため、外は寒くても

冷たい風が吹いても、お天気が良い日はとても暖かく、暖房なしでいられる。

レース―カーテンを全部開けたら、日差しが強くなる事にも気づいた。

夫のベッドと私のベッドも寝室から移したので、生活のほとんどは暖かいリビング

ルームになった。小田急線が高架になり、踏切もなくなり交通量はぐっと減って

今はとても静かで、昔を思うと環境は驚くほど良くなった。

そのため感謝しているが、これからもずっと大雪のためご苦労なさる方々に

今私は何だか申し訳ないような気持ちがしている。

 

 

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クリスマスイブの思い出

2022-12-25 09:38:26 | エッセー

  大昔の出来事で夫23歳私20歳、銀座の三松ダンスホール踊っていたときで

知り合ってから3回目のデートで、まだ恋人と進展した仲ではなかった。

クリスマスイブなのでクリスマス曲が多かったが、踊っている時に「メモリーズ

オブユー」が流れた(もしもこの人と別れたら、きっとこの曲が彼の思い出になる

のだろう)と胸が痛くなるように思った。何故ならその頃私はお互いの両親に紹介し

多分結婚するだろうと思う相手がいたからだ。その結果は色々あったが、何とか彼と

サヨナラできて、私達は翌年の11月に結婚した。

 

あれから67年が過ぎた。クリスマスイブのそんな思い出話をしたが、夫はまったく

覚えていなかったが、それが男性脳と女性脳との違いだと思った。

 夫は認知症歴満10年だが、思い出話はできるし、日常会話にはまったく不自由では

なく、価値観や考え方がとてもよく似ているので、話がとてもよく合う。

 私の好きなインテリでもなく、職業も理想と違ったし、大家族と同居だった。

その葛藤のためか健康だったのに、精神科と小児科以外全て通った、脆弱で繊細な神経

の持ち主の私。でも、私が成長期から、まるで保護者のように私を羽ばたかせてくれた夫。

認知症になってもまだ尊敬できる人と巡り合ったのは、とても幸せだと感じた

クリスマスの朝だった。

 

 

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