ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

長生きだけが幸せではない

2022-12-02 04:13:42 | エッセー

100歳以上の人口は86,510人となり、51年連続で過去最多となり、2047年には50

万人を突破するとの予測されているようだ。同世代の友人達と比較すると、人一倍

元気だと自認している私でさえ80代も後半になると、忘れることも多くなりも、急に

疲れやすくなった、それらは生理的に仕方がないことなのだと割り切っている。

 忘れるために迷惑をかけるのは絶対に嫌なので、今までより日常生活もきちんと

メモしてとより注意している。

私はもう十分生きたし、過去にはほぼほぼ満足しているので、夫を幸せな状態で

見送れたら、この世に全く未練がない。只最後にお役に立ちたいと「献体登録」して

いるので、司法の手が入る事故死や自殺はできない。「愛別離苦」と言う言葉もあり

友人達がだんだんいなくなるのは淋しいが、いても私のように元気な人は少なく、年下

の友人達でも、だんだん体力や気力がなくなるのがふつうのようだ。

年齢と共に色々工夫し、毎日心身両面のトレーニングをしているからこそ、同世代

前後の人達より元気なのだと思う。それは私の美的感覚やプロ意識のためだけではなく

楽しいから継続できる。先日改めて書き出したら、それらはあまりにも多いが

生きているうちは元気でいたいからだ。39歳の時から抑圧から解放され、自由に行動

できるようになり「自分だけのためならいつ死んでも惜しくない」と思った、それは

今でも全く変わらない。長年の指導経験を活かして、人様のお役に立ちたい気持ちは

心の中でいつも燃えているが、それがあまり発揮できないのは淋しいことだ。

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