先日友人に私の著書を貸したが、「これどうしても欲しいので、探してみる」と
アマゾンに聞いたら古本があったそうだ。私はその本を子育て中の孫娘にプレゼ
ントをしようと、友人に「まだアマゾンにあるかしら、あったら取り寄せて」と
お願いした。それは2001年7月にphp出版社から発行された
「心のまっすぐな子に育てる本」というタイトルだったが、定価は1200円だった。
すると友人から「2000円近いけどどうしますか」と電話がありビックリした。
そんなに古くなっても定価より高くなるのだ、とちょっと嬉しかった。
「心のまっすぐな子が育つ本」は、京都のphp出版の本社から、執筆依頼のため
編集者が訪れた。その頃私の著書はストレス解消法についての本が、かなり売れて
いで、多分そんな内容の執筆依頼のはずだった。雑談の中から子育ての話になり
編集者が「先生の子育ては素晴らしいです、ぜひそんな本を書いて下さい」と
方向転換して出版された本だった。他人様に褒められた子育てだったが、今は近くに
いても、余りの希薄な親子関係だが、これもまた時流なのかも知れない。