迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

今日もひたすら焼きました

2011-05-07 21:27:20 | 3.11
今日は工業高校の体育館へ出動。
たこ焼きなので、食事ではなく3時のおやつ的感覚です。
着いてセッテングするなり、黙々と焼きます。
何度やってもタネが均一にできなくて、毎回新しい味になるのが素人の悲しさ。
でも、「美味しかったよ~」と言ってもらえるとほんとに嬉しい。

これまでは、たこ焼き器とプロパンをレンタルしていましたが、
経費も嵩むので、ついに「炎のたこ焼き器」3台購入。
これでいつでもどこでも気兼ねなくたこ焼き隊出動できます。



住職、焼き具合はどうですか?


今日は土曜日ということで、子どもたちの姿もあり、
3皿もおかわりする女の子がいたり、嬉しい限り。
津波で家が壊れてしまったけど、新しく住む家が決まったんだ、と
話していました。

ここでも、ボランティアスタッフとして、長崎県や東京からたくさんの職員の人が
入っていました。
食事のお世話からその他こまごまとしたサポート、本当にご苦労さまです。
先が長いので、これからは地元の人が中心になって頑張ってもらわないと・・・
と、おっしゃってました。
本当にそうだと思います。
避難所の人たちのお世話も、地元のボランティアを募って組織的に関わっていかないとね。
食事作りだって、料理の腕を振るいたいボランティアの人もいるんじゃないかしら。
避難所の人たちも一緒に作るようなシステム作りをしたら、とか思いますが、
でも肝心のその組織作りが難しいんでしょうね。

夕方、富岡町から新潟に避難中に亡くなったお母さんのお骨を預かってほしいという方が見えました。
地元にお墓はあるけれど、いつ納められるかわからないと。
同じ事情の方は他にもいらっしゃって、お骨をお預かりしています。
避難暮らしが長引けば長引くほど、高齢の方には厳しい毎日なのですね。