迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

つながるって感覚

2011-05-04 23:08:50 | 3.11
避難の延長で離れて暮らす孫と、電話で話しました。
話すと言っても、受話器の向こうで「あんぱんま~ん」を連発するだけで
まだまだ会話にはなりません(笑)。
私も「あんぱんま~ん」と返します。

震災後、たくさんの友人知人から、支援物資や
お見舞い、励ましの電話、お手紙、メールを頂きました。
改めて、感謝の気持ちでいっぱいです。

こまごまとした必要なものがぎっしり詰まった段ボール。
そしてお米や水。
長い間音信の途絶えていた大学時代の友人の電話に涙し、
思いもかけない恩師ご夫妻からの葉書に胸がふるえました。
一つ一つに丁寧に応えられない私ですが、どうぞどうぞお許し下さい。

今、「つながる」という言葉が一つのキーワードのようになっています。
テレビからの一方的な呼び掛けにはあまりピンときませんが、
当然ながら現実の生活では、そのつながりが実感できます。
それも、「線」ではなく「面」として。
つながる接地面がとてもとてもはば広い。
うまく言えないのですが、なんかそんな感じがしています。