四国の空と海へ

1997.5/3から 四国八十八ヶ所霊場 を巡拝させて頂いた事が
第二の人生のスタ-トに成った。

第七十五番 善通寺へと

2006-05-15 17:04:01 | 宗教
甲山寺さんを後にして、田圃道を歩いて行くと善通寺の五重塔が
見えて来た。目的地が、見えての歩きは気が楽だ。
途中で、善通寺さんに電話を入れて、今晩の宿泊をお願いした。
昨晩に、しておくべきを・・・。
食事無しで、宜しかったらどうぞ、と言われたので、即 お願いした。

どんどん近ずく・・・心経を唱えながら・・鈴の音も軽やかに・・。
     
PM3.45 善通寺さんに到着した。今までのお寺さんと、雰囲気が違う。
境内に入ると、参拝者も色んな方々・・・山伏姿の人・・バスから降り
て来られた大勢の皆さん・・兎に角人が多い!!!。
そして、大きな諸堂・殿・館・・・が、立ち並ぶ・・中でも高さ四十五
メートルの「五重塔」は、大きく高い・見上げた・・青空が記憶に残った。
              
二層の金堂(本堂)・御影堂(大師堂)・・・も、立派だ。
円周が十二メートル以上ある「楠」の老大木が何本も立ち並んでいた。

参拝を済ませた・・・改めて本堂に行き、中に入る。
網で遮られた中え・・・どうぞ と 書いてある。
中は広い、今までに、こんなに広い本堂は初めてだ。

そこには、等身大に近い、おびただしい「石仏」が並んでいた。
今まで、遍路道や・・お寺さんで見て来た石仏は、柔和で・・優しく・・
微笑み掛けて来た・・・そして、心を癒し・・和ませてくれた。

だが、ここに立ち並ぶ、羅漢像?は凄い。
柔和・優しい・普通の顔も在るが、人間の、心の醜い部分を、顔に表した
羅漢さんが立ち並ぶ。
あっ・・・私が居る!!!!!・・・と、瞬間・・思った。
良くぞ、これだけの数の羅漢像を、夫々に違う顔の羅漢像を、造ったものだ。
百体・・・以上在るのか?・・・鳥肌が立った。

羅漢像の顔を見て、そう見える・・・それが、自分の心の中にも在るからだ。

参拝・見学・・を、済ませてから、外に出て夕食の買い物をした。

宿坊の受付に行く・・皆さん笑顔で、親切に対応してくれた・・嬉しい。

今日、心配だった足も思ったより、痛まず助かった・・合掌。

洗濯は、無料のコインランドリーが在り嬉しかった。
さすが~善通寺さん・・・合掌。
風呂も、ゆったりと頂いた。

食事の後、実家の兄・・塩さん・・ぼん太さん・・家内に、久し振りに電話で
近況を報告して、喜んで貰い、励ましの言葉を頂いた・・合掌。

 * 今日「般若心経」の、暗記が終了した。
   南無大師遍照金剛・・・合掌   
 
   寂聴さんの「般若心経 生きるとは」を、持参 時々就寝前に読んで
   来たが「理解した」とは・・・おこがましくて、言えるものではない。

  満ち足りた気持ちで就寝。

 *宿泊代 4.200円 

 *歩いた距離 25.7KM 累計 1.096.2KM