仁王門の前横に「四国霊場 第八十四番」と、刻まれた大きな石柱が
ある。(標高293M)
立派な仁王門を入ると、広い境内に本堂・大師堂・・・平家供養の梵鐘
などが立ち並ぶ・・・改築中の建立物もある・・立派なお寺さんだ。
参拝 賽銭 千円 (改築中の建物に寄進)
境内の水は美味しかった。
足に太陽と空気を・・・久し振りに、足に蟻が登って来た。
一休みしてから、展望台・・談古領より瀬戸内海を見下ろす。
源平の古戦場「壇ノ浦」・・・素晴らしい眺めだった。
(吉川英治の「新・平家物語」「私本太平記」を思い出した。)
平家一族の「栄枯盛衰」・・・源氏一族の「顛末」を、想いながら
見る「壇ノ浦」は、感一入(かんひとしお)のものがあった。
一息入れてから、山を下ることにした。遍路道は通れず、登って来た道を
行く・・・膝の痛みも少なく、一気に下った。
さあ、これから、八栗寺さんだ。
店が在ったら、昼食にしよう・・・歩く歩く・・五剣山が見えて来た。
腹 ペコペコだ~。
PM1.10 スーパーマーケット「マルナカ」が、在った。今風の店。
いなり寿司・ポテトサラダ・太巻き寿司・フルーツゼリーを、買い店の
玄関の横に、ベンチが在ったので、借りる事にした・・座ると・・・
一人の、ご老人が来た・・・座りますか?・・隣に座る。
大変失礼だが・・乞食!?手足は、黒い垢が一杯・・麦藁帽子も変色
し・・着ている物も何日着ているんだろう? 汚れている。
昼食は済みました?・・・ 未だ。
食べる~と、いなり寿司を差し出した・・・ありがとう、と、パックから取る
・・ア~ッ隣のいなりに、触れないで~ あ~ア~触れた・・しょうがないか
・・・まあ良いか。
私も食べた・・そして食べた。 食べますか? うん。どうぞ・・食べる。
話もボソ・・ボソ・・・五十年間 自分の塩田を持って、仕事をした・・・
と・・・五百円のご接待!!!・・・いいですよ、と、言うと・・・
接待は、断るもんじゃない!!!。 南無大師遍照金剛・・・合掌。
いなり寿司 二個・太巻き 一個・を食べて頂いた。
ズボンに手を入れて、モソ・・モソ・・又 五百円玉を出して、ご接待。
南無大師遍照金剛・・・合掌。
こんな格好の方から、頂いて良いのだろうか?・?・・。
塩田を売って、俺は金は有るんだ・・・と、言う。今は何もしていない。
人は見かけで、決めては成らない・・・人は見かけに選?らないもの。
そこえ、一人のお婆ちゃんが来て、ベンチに座り、話に入って来た。
私が嫁に来た時は、小姑が六人・・・姑の頭には、二本の角があった!!!。
長い間、本当に苦労しました。
内の人は、五年前に亡くなりました。
姑も、最近亡くなりました・・・死に顔は、仏様の様でした。
そして、「今が、一番幸せや」・・・と、目をキラ・・キラ、しながら・・
しみじみと言う・・・・・良かったネ~。
お婆さんの顔は、陽に焼けて・・・深い皺が、刻まれていた。
話は尽きないが、別れの時が来た・・・良い話を、聞かせて頂いた。
お二人さんと、堅い握手をして・・・さようなら~・・・。
気ィつけて~・・・・・お元気で~。
南無大師遍照金剛・・・合掌。
八栗寺さんへと急がねば・・・平地の道・・住宅街・・と、心経を唱えながら
歩く・・金剛杖の鈴の音も心地良く・・・。
途中・橋の袂で休んで居ると、この地区には不似合いな、ご婦人・・六十歳も
後半?・・・おしゃれな洋服に日傘・靴も素敵・・・私の前に来たのでご挨拶
・・・話し出すも・・・少し変・・・。
主人が退職するまで、東京に住んでいましたが、主人の田舎・此処に来ました。
此処は不便な所・・百貨店も無いし・・楽しい所も無いし・・・。
何かあると、主人は直ぐに手を上げるし・・・。
健康で長生きしたいが・・・と、溜め息・・・。
目が遠くを見ている・・・可哀想だが、何もして上げれない・・・。
東京の、銀座の話でもと思ったが、火に油・・・と、思い止めた。
住めば都と、言うじゃないですか・・・景色も良いし・住んでいる人達は、親切
だし・・食べ物も美味しいし・・・海も近いし・・・私は埼玉県から来ましたが
此処は、良い所だと思いますよ。
これは駄目・・あれは駄目・・の、駄目は「禁句」にして・・・。
身の回りに、良い事は一杯在りますよ。
ご主人とも、仲良くして・・・。 うん・・・。
川風に、吹かれる様に去って行った。
五剣山の麓に来た・・・お寺さん迄、1.000M とある。
ある。(標高293M)
立派な仁王門を入ると、広い境内に本堂・大師堂・・・平家供養の梵鐘
などが立ち並ぶ・・・改築中の建立物もある・・立派なお寺さんだ。
参拝 賽銭 千円 (改築中の建物に寄進)
境内の水は美味しかった。
足に太陽と空気を・・・久し振りに、足に蟻が登って来た。
一休みしてから、展望台・・談古領より瀬戸内海を見下ろす。
源平の古戦場「壇ノ浦」・・・素晴らしい眺めだった。
(吉川英治の「新・平家物語」「私本太平記」を思い出した。)
平家一族の「栄枯盛衰」・・・源氏一族の「顛末」を、想いながら
見る「壇ノ浦」は、感一入(かんひとしお)のものがあった。
一息入れてから、山を下ることにした。遍路道は通れず、登って来た道を
行く・・・膝の痛みも少なく、一気に下った。
さあ、これから、八栗寺さんだ。
店が在ったら、昼食にしよう・・・歩く歩く・・五剣山が見えて来た。
腹 ペコペコだ~。
PM1.10 スーパーマーケット「マルナカ」が、在った。今風の店。
いなり寿司・ポテトサラダ・太巻き寿司・フルーツゼリーを、買い店の
玄関の横に、ベンチが在ったので、借りる事にした・・座ると・・・
一人の、ご老人が来た・・・座りますか?・・隣に座る。
大変失礼だが・・乞食!?手足は、黒い垢が一杯・・麦藁帽子も変色
し・・着ている物も何日着ているんだろう? 汚れている。
昼食は済みました?・・・ 未だ。
食べる~と、いなり寿司を差し出した・・・ありがとう、と、パックから取る
・・ア~ッ隣のいなりに、触れないで~ あ~ア~触れた・・しょうがないか
・・・まあ良いか。
私も食べた・・そして食べた。 食べますか? うん。どうぞ・・食べる。
話もボソ・・ボソ・・・五十年間 自分の塩田を持って、仕事をした・・・
と・・・五百円のご接待!!!・・・いいですよ、と、言うと・・・
接待は、断るもんじゃない!!!。 南無大師遍照金剛・・・合掌。
いなり寿司 二個・太巻き 一個・を食べて頂いた。
ズボンに手を入れて、モソ・・モソ・・又 五百円玉を出して、ご接待。
南無大師遍照金剛・・・合掌。
こんな格好の方から、頂いて良いのだろうか?・?・・。
塩田を売って、俺は金は有るんだ・・・と、言う。今は何もしていない。
人は見かけで、決めては成らない・・・人は見かけに選?らないもの。
そこえ、一人のお婆ちゃんが来て、ベンチに座り、話に入って来た。
私が嫁に来た時は、小姑が六人・・・姑の頭には、二本の角があった!!!。
長い間、本当に苦労しました。
内の人は、五年前に亡くなりました。
姑も、最近亡くなりました・・・死に顔は、仏様の様でした。
そして、「今が、一番幸せや」・・・と、目をキラ・・キラ、しながら・・
しみじみと言う・・・・・良かったネ~。
お婆さんの顔は、陽に焼けて・・・深い皺が、刻まれていた。
話は尽きないが、別れの時が来た・・・良い話を、聞かせて頂いた。
お二人さんと、堅い握手をして・・・さようなら~・・・。
気ィつけて~・・・・・お元気で~。
南無大師遍照金剛・・・合掌。
八栗寺さんへと急がねば・・・平地の道・・住宅街・・と、心経を唱えながら
歩く・・金剛杖の鈴の音も心地良く・・・。
途中・橋の袂で休んで居ると、この地区には不似合いな、ご婦人・・六十歳も
後半?・・・おしゃれな洋服に日傘・靴も素敵・・・私の前に来たのでご挨拶
・・・話し出すも・・・少し変・・・。
主人が退職するまで、東京に住んでいましたが、主人の田舎・此処に来ました。
此処は不便な所・・百貨店も無いし・・楽しい所も無いし・・・。
何かあると、主人は直ぐに手を上げるし・・・。
健康で長生きしたいが・・・と、溜め息・・・。
目が遠くを見ている・・・可哀想だが、何もして上げれない・・・。
東京の、銀座の話でもと思ったが、火に油・・・と、思い止めた。
住めば都と、言うじゃないですか・・・景色も良いし・住んでいる人達は、親切
だし・・食べ物も美味しいし・・・海も近いし・・・私は埼玉県から来ましたが
此処は、良い所だと思いますよ。
これは駄目・・あれは駄目・・の、駄目は「禁句」にして・・・。
身の回りに、良い事は一杯在りますよ。
ご主人とも、仲良くして・・・。 うん・・・。
川風に、吹かれる様に去って行った。
五剣山の麓に来た・・・お寺さん迄、1.000M とある。