のぶさんの花便り

デジカメと花に夢中な《のぶさん》ですが
これからは、風景やスナップにチャレンジ

東京さわやか散歩 壱の11 ④

2019年09月20日 01時01分22秒 | 写真

谷中霊園から根津神社

谷中霊園中央の大通りを日暮里駅側から真っすぐ歩いてくると、三崎坂に出ます。信号の先の緑に囲まれた山門からは赤い前掛けを着けた大きなお地蔵
様が目に入りますが、こちらが多宝院です。手入れが行き届いた境内は比較的奥行きがあり、いろんな種類の草木が心を和ませてくれます。
山門前に、「吉祥天安置」と刻印された石柱がありましたが、実際、本堂の左手に「谷中吉祥天」のお堂があります。

谷中霊園の入り口から、三崎坂を言問通り方面に歩いて、左手に交番を見ながら進むと、右手にあるのが、大雄寺です。山門は広くなく境内も見通しが良い
とは言えないため、気が付かずそのまま通り過ぎてしまいそうですが、境内参道の脇の大きな木が目につきます。こちら、クスノキです。
お寺と樹木は切っても切れない縁ですが、谷中には、ヒマラヤスギやシイなど、大木になる種類があちこちで見ることができます。
クスノキというのは、当寺で初めて目にしましたが、きっと他のお寺でも見られるんでしょうね。時間があれば、気をつけて見るようにしたいと思います。

この付設展示場は、谷中6丁目で江戸時代から代々酒屋を営んでいた「吉田屋」の建物を現在地に移築したものです。
明治43年に建てられた建物は、腕木より軒桁が張り出している出桁(だしげた)造で、また正面入口には板戸と格子戸の上げ下げで開閉する揚戸(あげと)が
設けられています。いずれも江戸中期から明治時代の商家建築の特徴を示すものです。
屋内には、秤・漏斗(じょうご)・枡・樽・徳利・宣伝用ポスターや看板など酒類の販売に用いる道具や商いに関する資料を展示しています。

 
(多宝院~下町風俗資料館付属展示場 : 東京都台東区 2011.03.29 撮影)