2007.02.01 掲載 本丸展望台(皇居:東京都千代田区)
江戸城本丸跡の西側、本丸休憩所の裏手から登った先、白鳥濠の脇に展望台があります。江戸城は本丸と
白鳥濠を隔てた二の丸は標高差が10mほどあります。その標高差を活かして、かつての日比谷入江の海岸
段丘のヘリに位置するのが展望台というわけなのです。白鳥濠を見下ろし、大手町や丸ノ内の林立するビル
群も眺望します。
2007.02.02 掲載 大手門(皇居:東京都千代田区)
1606(慶長11)年に江戸城の縄張りされ、翌年完成した江戸城の玄関。1620(元和6)年の江戸城修復に際し、
伊達正宗(だてまさむね)らの力により現在のような桝形形式(ますがた=橋を渡ってから道は鍵型に屈曲する)
の城門となった江戸城の正門。その警備は鉄砲30丁、弓10、長柄20という厳重なものだったとか。
2007.02.03 掲載 東京国立近代美術館工芸館(北の丸公園:東京都千代田区)
東京国立近代美術館の分館として、1977年に開館。皇居に近い北の丸公園内にある。近現代の日本と海外
の陶磁、ガラス、漆工、染織、人形、金工、工業デザイン、グラフィック・デザインなどの作品を約3400点収蔵し
ている。明治洋風煉瓦造の建物は、1910年3月陸軍技師の田村鎮(たむら・やすし)の設計により、近衛師団
司令部庁舎として建築されたものであり、日本人技術者が設計した現存する数少ない遺構として重要な文化
財となっている。
2007.02.04 掲載 警視庁を望む(東京都千代田区)
2007.02.05 掲載 東京銀行協会ビル(東京都千代田区)
大正5年に建てられた煉瓦造の二階建ての外壁のうち、2面を残し内側に新築のビルが建てられました。
「ファサード保存」と呼ばれる保存形式の代表的な建築です。新築のビルは平成5年に建てられ、この前後、
このような形での保存が全国各地に見られるようになりました。
煉瓦造の外壁から、丸の内界隈が「1丁ロンドン」と呼ばれた頃をうかがい知ることができます。