vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

甘酸っぱい!

2007-01-15 21:41:11 | ネリヤカナヤの花・植物
林の中を歩いていると,初めて感じる甘酸っぱい香り。
そう,これは初恋の記憶を蘇らせるような香り!?


香りにつられて林の中へ足を踏み入れると...


その花はパパイヤの花だった。
思わずタイムトリップするような香り!

そういえば,昨年評判になったアニメ版「時をかける少女」を未だ見ていない。
シネマパニック(奄美大島唯一の映画館)には掛からない,のかな?

【2007.1.14 奄美大島・奄美市笠利町 Canon EOS 30D with Canon EF-S60mm F2.8 USM】
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おしくらまんじゅう!

2007-01-15 00:06:14 | ネリヤカナヤの生き物

奄美大島に棲息するリュウキュウアサギマダラという蝶は,集団越冬をすることで有名だ。

気温が15度を下回ると,体を温め合うかのように身を寄せ合って過ごす。
今日は,時折青い空が顔をのぞかせるややポカポカ陽気の一日。
気温もやや高く,集団越冬をするリュウキュウアサギマダラもまばら。
それでも,初めて見るプチ集団越冬は感動的。
人間同士ももっと歩み寄って過ごせればよいのに...などと考えてしまう。

集団越冬の模様はやや小振りだったが,その代わり,蝶たちが時々一斉に羽を広げる姿に遭遇。


いっせいのーでっ!


夕陽を浴びながら甲羅干しをするかのように佇む姿も和やかな雰囲気。


【2007.1.14 奄美大島・奄美市笠利町 Canon EOS 30D with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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太古の夕暮(その2)

2007-01-14 00:24:40 | 
弥生時代の吉野ヶ里遺跡に復元された物見櫓越しの眺める夕景。
弥生時代は,紀元前3世紀から紀元3世紀までの約600年続いた時代。
ここ吉野ヶ里遺跡は,魏志倭人伝に出てくる「邪馬台国」の時代を彷彿とさせる広大な集落群で形成される。
現在,計画面積117ヘクタールのうち約半分の58ヘクタールが,吉野ヶ里歴史公園として公開され,集落の最盛期を紀元3世紀頃(弥生時代後期後半)の集落が復元されている。
海外からの観覧者も多いらしく,HPも日本語,英語,中国語,韓国語で構成されている。


冬の黄昏時は表情も柔らかい。
7世紀に日本書紀に「海見嶋」として初めて日本の歴史に登場する奄美は,このころも,琉球支配以前の自主統治の「奄美世(あまんゆ)」。
弥生時代の奄美の暮らしは,宇宿貝塚(奄美大島・奄美市笠利町。国指定重要文化財史跡)からも垣間見ることができるが,海を隔てたこの吉野ヶ里とどのように繋がっていたのだろうか?
時空を超えて想像が広がる。


ここは,周りのムラムラを治めていた王やリーダー層の人々が住んでいた場所(南内郭)。


主祭殿のシルエット(北内郭)。
この建物で,田植えや稲刈りの日取りを決めたり,季節ごとのお祭りの日を決めたり,また大きな「市」を開く日取りを決めるなど,吉野ヶ里を中心とするクニ全体の重要な物事についての儀礼的な話し合いと祖先への祀りが行われていたそうだ。


夕陽を受けた主祭殿。
吉野ヶ里を中心とするクニ全体のまつりごとを執り行う場所。
支配する者もいれば,支配される者もいる…
偶々,今日の朝日新聞の週末特集で,島唄「かんつめ節」のモデルとなったヤンチュ(債務奴隷)の女性カンツメと恋人 岩加那の悲恋の物語が書かれていた(ネット上でも,こちらにアップされている)。
ヤンチュの歴史と実像については,名越護「奄美の債務奴隷 ヤンチュ」に詳しい。
今日の朝日新聞の記事では,大正末期から昭和初期にかけて「かんつめ伝説」が当時の世情を背景に変容を遂げたことにも触れられており興味深い。
いずれにせよ,かんつめの話は,読むたびに涙を誘う。


建物や門の上に,鳥の像が沢山並んでいた。
鳥は,稲などの穀物の霊を運んできたり,悪霊から守ってくれるシンボル(神の使い)とされていたのだそうだ。
烏が鳴くから帰ろ♪

【2007.1.7 吉野ヶ里遺跡 Canon EOS 30D with Canon EF-S60mm F2.8 USM&Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
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ケーズデンキ名瀬店「完全閉店」

2007-01-13 19:11:26 | ネリヤカナヤ etc.
今朝,地元紙の折り込みチラシにデカデカと踊っていたのは,ケーズデンキ「完全閉店 総売り尽くし」との文字。
えぇぇぇー閉店!?
奄美大島最大の家電量販店がなくなると困るなあ。
でも,確かにお客の入りもそれほど多くはなかったからリストラの対象になったのかななどと思いつつ,チラシの小さな文字を追いかけると,閉店対象には,名瀬店だけではなく,「国分パワフル館・薩摩川内パワフル館・加世田パワフル館・谷山パワフル館・出水パワフル館・姶良パワフル館…」鹿児島,熊本の各店舗が軒並み掲げられている。
ムムム…これは九州地区のケーズデンキの経営主体である(株)正一電気の抜本的な経営リストラか,それとも…
それにしても,チラシには,総売り尽くし「第2弾」とあるから,きっと不在の間に「第1弾」があったのだろうか?
フッ…完璧にノーケアだったな…

心の動揺を抑えつつ,掘り出し物がないかと密かに期待して,いざ,ケーズデンキ名瀬店へ!
在庫処分のための閉店セール,しかも第2弾だけあって,確かに棚には所々空白が目立つ。
店員さんの顔色も心なしかすぐれない。
が……値引率が閉店セールにしては低い!……気がする
白物家電の値札も,従来の物に比べると下がってはいるものの,購買意欲を究極的に燃え上がらせるほどのものではないし,プリンタのリフィルインク等の消耗品の値引率もわずか10%と非常にシャビーだ。
ということで,多少買い物をした程度で帰路に着いた。

何やら怪しい「完全閉店」…
帰宅後,ネット検索したところ,どうやら九州地区の中規模都市のケーズデンキは,「ヤマダ電機」に生まれ変わるらしい。
ということは,希望的観測だと,2月に店舗改装,3月には「ヤマダ電機名瀬店」が開店するかも!?
そう考えれば,「完全閉店セール」の値引率の設定も合点がいく。
まだまだ予断を許さないが,家電量販店としてはベスト電器名瀬店があるものの多少手狭だっただけに,是非,新装開店を図って欲しいところ。
期待してますよ!正一電気さん!!

ところで,今回の「完全閉店」は,ケーズデンキ名瀬店の経営主体の正一電気が,「九州地区における過当競争による市場の棲み分けを図るため」,2007年2月11日に,ギガスケーズデンキ(株)とのFC(フランチャイズ)契約を解除し,同月中旬に,全国規模で店舗を展開する(株)ヤマダ電機との間で業務資本提携を行い,合弁会社「(株)九州テックランド」を設立するためらしい。
こういった情報は,ギガスケーズデンキやヤマダ電機のIR情報としてはもちろん掲載されているし(その内容は,こちらこちら),昨年11月には,プレス発表されているようだが(例えば,朝日新聞のデジタル欄),地元紙や鹿児島地方紙にも掲載されていなかったように思う(単なる記憶違いかもしれないが)。
全国規模で行われている家電量販店の合従連衡のほんの一つといえばそれまでだけれども,特に名瀬店の帰趨などは,生活に密接に関わる話題のような気がするのだが…
(久しぶりの文章主体のエントリーでした。フー

太古の夕暮

2007-01-11 23:08:34 | 
遥か昔 ご先祖様も この夕暮を愛でたのだろうか。
海を伝って奄美から辿り着いたかもしれない旅人も 大地に沈む太陽を見て 溜息をついたのだろうか。

この日 筑紫平野に沈む夕陽は まろやかな味わいだった。

【2007.1.7 吉野ヶ里遺跡 Canon EOS 30D with Canon EF-S60mm F2.8 USM】
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光と水のハーモニー

2007-01-11 00:13:26 | 

またまたご無沙汰いたしました。
無事奄美大島へ帰って参りました。
南国の温暖な気候に慣れきってしまった体には,大型低気圧の影響で,時折粉雪の舞う北九州の寒さは応えました。
2年ぶりに引っ張り出したブルゾンを着込みながらもブルブルガタガタ震え,乾燥した空気のため肌がひび割れ...
久々の極寒状況を漸く脱出して,懐かしの島へ漸く帰島したと思ったら...そこも底冷えのする場所でした。
あれぇ!
最高気温は,北九州よりも10度近く高い18度前後。
厚い雲に覆われて日照時間が短いせいなのか? ニシ(北風)のせいなのか?? はたまた体が温暖な気候に慣れきったせいなのか???
いずれにしても,今の奄美,自分にはとっても寒く感じられます
こんな夜は,本当ならヤギ汁でもすすって暖まるのが一番なのでしょうね。

さて,北九州旅行ですが,低気圧のせいで,天気が悪く,あまり良い写真は撮れませんでした(と,天気のせいにしておきましょう)。
とはいえ,少しは取ってきたので,ちょっとずつアップしていきます。

写真は,先日の続きのキャナルシティ博多のものです。
本当は,こんな写真を取りたかったのですが,人が途切れることなく行き来するので,なかなか撮れませんでした。
(同じように,私のことを邪魔だなあと思っている人もいたのかもしれませんが
大自然の美しさには叶いませんが,たまにはこんな情景も良いなぁと思いました。

休暇後は,忙しくなるのが相場です。
しばらく奄美の写真をアップできないと思いますがよろしくお付き合い下さい。

さて,奄美のブロガー間で"噂"のNHK朝ドラ「芋たこなんきん」,明日(11日)から13日までは,「奄美一色」(地元紙による)だそうです。
ヒロイン町子の舅・姑夫婦の金婚式でのシマジュリ(奄美の郷土料理)や六調(踊り)のシーンや遺骨を奄美大島へ持ち帰るシーンが登場するそうです。
興味がある方は是非ご覧下さい!
かくいう私,録画して朝ドラを見るの初めてです

【2007.1.5 キャナルシティ博多 Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
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流れ行く雲

2007-01-05 06:14:56 | ネリヤカナヤの海・空
流れ行く雲に誘われて
どこか知らない街へ出掛けたい...


しばらく旅に出ます。
久々の休暇です。
キーワードは"温泉"と"若冲"です
もちろんカメラも抱えていきます!

【2006.11.25 奄美大島・奄美市住用町 Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
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日だまり

2007-01-04 23:43:22 | ネリヤカナヤの海・空

薄暗い森
そっと投げかけられた
日だまりの中
すくっと伸びた芽いっぱい

目立たなくても
地味でも
一生懸命やっていれば
誰かがどこかで
応援してくれている

【2006.11.25 奄美大島・龍郷町 Canon EOS 30D with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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新しい日のはじまり

2007-01-01 22:38:50 | ネリヤカナヤの海・空
新しい年が始まりました。
皆様明けましておめでとうございます。
本年もしばらくマイペースでの更新が続きそうですが,どうぞよろしくお願いいたします。

本来ならば,奄美大島からの初日の出の写真をお届けしたいところなのですが,明け方まで仕事していた上,厚い雲が立ち込め小雨模様だったので,軟弱にも布団の中へ潜り込んでしまいました
というわけでのっけからストック写真の登場です
写真は,昨年10月の土浜からの朝陽です。
やはり雲が厚くなりがちな正月の奄美では,こんな感じの朝陽と朝焼けを見るのは難しいのかもしれません。

奄美の海,山,花,鳥,写真,島唄,歴史etc.興味は尽きませんが,時間は有限なので,うまく工夫をして今年も奄美生活を満喫したいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

【2006.10.9 奄美大島・奄美市笠利町(土浜) Canon EOS 30D with TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3】
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