ツツジといえば内陸部のものだと思い込んでいたが,ここ大和村(やまとそん)の嶺山に咲くツツジは,海に向かって華やかに咲いていた。
海抜200m以上ある山を吹き抜ける潮風が,頬を心地よく撫でる。
奄美大島の赤い花といえばハイビスカスが代表格だが,ツツジの赤も奄美の空によく似合う。
今里(いまざと)の立神(たちがみ)が遠くに見える。
黄砂(?)立ち込め霞んでる。
ここ大和村の「嶺山公園」は,今は夕陽の名所だが,800年以上前には,源平の合戦で敗走した平家(平有盛)が,源氏の追討を恐れて見張番所を設けたと伝えられるところでもある。
また,明治には,本土への出稼者の留守家族が,名札を立て,線香を上げ,酒,団子を供えて出稼者の安泰を祈願した場所でもあり,昭和に入り太平洋戦争が始まると,奄美大島の各地から出征者の家族らが武運長久を祈願した場所でもあるそうだ。
今,この地には,奄美群島内で最も高い場所にある大山埼灯台が立ち(海抜190m),沖を行き交う船の航行の安全を見守っている。
【2006.5.4 奄美大島・大和村(嶺山公園) Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USM & Canon EOS Kiss デジタル with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
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普通の本土で見るのと同じツツジなのかな?
タイワンツツジが満開って新聞に出てたような記憶があるので。
それにしても見事です。
大和村のツツジ、かつて、私も見に行ったことがありますが、ぽろぽろと咲いている程度でした。
でも、こんなに満開なんて!!!
真っ赤なじゅうたんを敷いたような、本当に素敵な写真です。
この時期に咲くということは,やっぱり品種が違うんでしょうかねぇ。
私は偶然遭遇しましたが,本当に見事でした。
潮風も爽やかで,ツツジも奇麗で,気分最高でした
とはいえピークを過ぎて,散り始めていたので,もう少し早いともっととんでもない美しさだったかもしれません
来年は,その時期を目指したいと思います。