奄美の森の中で「カクチョウラン(鶴頂蘭)」(屋久島・種子島以南に分布。ラン科)と出会った。
でも,出会ったカクチョウランは,どれも背中を向けている。
しかも,顔を見ようと思っても,崖地に咲いているため,足を踏み込めない。
これには訳がある…
カクチョウランは,鹿児島県希少野生動植物に関する条例32条,11条で,採取が禁止されている(指定希少野生動植物として採取等が禁止されている動植物の一覧はこちら)。
この条例では,違反者には,「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」が課されると定められている。
にもかかわらず,盗掘者が絶えない(盗掘の実態についてはこちら,鹿児島県の希少野生動植物の保護対策についてはこちら
)。
希少種であればあるほど,高値で売れるのだろう。
だから,カクチョウランが生き残っているのは,正面から写真を撮られないような場所ばかり…というのは穿った見方だろうか。
カクチョウランは,かつての奄美の森の中では,おそらく,それほど珍しいものではなかっただろう。
それが,今や,背中しか見せてくれないこの切なさ!
人間,お金は大事だよーというのもよくわかる。
でも,それをやっちゃぁおしめぇよ!
天網恢々疎にして漏らさずとも言うよ!!!
私は,美しいもの,きれいなものを,こよなく愛す。
だけど,独り占めしようとは思わない。
できるだけ沢山の人たちと,その美しいものを共有し,きれいなものと出会ったときの感動を共有したいと心から思っている。
そして,この愛する奄美で,色々な意味で人間にとって貴重な財産である動植物が盗掘される現実に触れた悲しさはこの上ない。
カクチョウランが,ご尊顔を拝させてくれる日は来るのだろうか?
いや,そんな日の到来を引き寄せなければならない。
皆さーん,とっていいのは「写真」だけですよ!
動植物を「獲って」も,いずれ成仏しますよ
【2006.5.20 奄美大島・奄美市 Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
より多くの人に奄美群島の魅力をもっともっと知って頂くため よろしければ こちらのクリックをお願いいたします!
でも,出会ったカクチョウランは,どれも背中を向けている。
しかも,顔を見ようと思っても,崖地に咲いているため,足を踏み込めない。
これには訳がある…
カクチョウランは,鹿児島県希少野生動植物に関する条例32条,11条で,採取が禁止されている(指定希少野生動植物として採取等が禁止されている動植物の一覧はこちら)。
この条例では,違反者には,「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金」が課されると定められている。
にもかかわらず,盗掘者が絶えない(盗掘の実態についてはこちら,鹿児島県の希少野生動植物の保護対策についてはこちら
)。
希少種であればあるほど,高値で売れるのだろう。
だから,カクチョウランが生き残っているのは,正面から写真を撮られないような場所ばかり…というのは穿った見方だろうか。
カクチョウランは,かつての奄美の森の中では,おそらく,それほど珍しいものではなかっただろう。
それが,今や,背中しか見せてくれないこの切なさ!
人間,お金は大事だよーというのもよくわかる。
でも,それをやっちゃぁおしめぇよ!
天網恢々疎にして漏らさずとも言うよ!!!
私は,美しいもの,きれいなものを,こよなく愛す。
だけど,独り占めしようとは思わない。
できるだけ沢山の人たちと,その美しいものを共有し,きれいなものと出会ったときの感動を共有したいと心から思っている。
そして,この愛する奄美で,色々な意味で人間にとって貴重な財産である動植物が盗掘される現実に触れた悲しさはこの上ない。
カクチョウランが,ご尊顔を拝させてくれる日は来るのだろうか?
いや,そんな日の到来を引き寄せなければならない。
皆さーん,とっていいのは「写真」だけですよ!
動植物を「獲って」も,いずれ成仏しますよ
【2006.5.20 奄美大島・奄美市 Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF70-200mm F2.8L IS USM】
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ショックを受けていたところです。
庭先の花も盗っていく人がいるようで
野の花ならもっと気にしないんでしょうね。
動物もしかり。
盗るな!って看板立てても盗る人は盗るんでしょうね。悲しいですね。
vagabondさん、
梅雨時の花ではないかも知れませんが、今度シュクシャ(縮砂)の花をとりあげてみて下さい。ジンジャ-リリ-とも言うらしいです。昔島で稲作がさかんだった頃は水辺でよく見かけた白い花で、チャンバラ遊びの手を休めて鼻を近づけていたほどいい香りの花でした。田んぼが荒れるとともに見かけなくなりましたが、最近ではビッグⅡ近くの国道辺りで大勝側から戸口方面へ流れる川辺に咲いていたのを見かけました。多分川に降りていかないと撮れないかも知れません。
花の時期もはっきりとは覚えていませんが、冬以外はいつでも咲いていたような記憶もあります。近くを通ったときに思い出したら見てみて下さい。
おそらく,「盗む」という感覚が希薄だし,自然の恵みは分かちあうべしという感性が強いんでしょうね。善解すれば。
でも,条例で禁止されているもの,そして観光等の資源となりうべきものを「盗掘」するとなると,事情は異なると思います。
まずは,「知る」こと。
ここからのスタートなんでしょうね。
カクチョウランは,平成16年5月以後,採取が禁止されたようですから,知人の方がそれ以前に採取されたのであれば,後ろに手が回ることはないと思いますよ
シュクシャの花のことを教えて頂き,ありがとうございます
是非,チャレンジしてみたいと思います。
ハブに打たれないように気を付けながら
>昔島で稲作がさかんだった頃...
減反政策のことを受けたこのフレーズも切ないですね。
大島,徳之島,沖永良部,与論と群島のうち4島は足を踏み入れたことがありますが,農地の荒廃振りは大島が一番進んでいるように感じます。
我が国の食料自給率を100%にするのは無理にせよ,もう少し何とかならないのかと思いながら,週末ごとに大島内を車で回っています。
ご容赦ください。
大好きな島だけに,切ない気分になる瞬間も多いのです。
ちょっと前に天然記念物か絶滅レッドゾーンの保存するべき植物かを龍郷町で間違って除草の時に間違って除草してしまった話がありました。「知る」事の大切さを痛感した事件でした。
あまりにお粗末な話ですね。
他山の石として,「知る」ことの大切さを普及させる必要があるように思います。