vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

うねる

2006-09-05 22:00:34 | ネリヤカナヤの海・空
「台風が待ち遠しい」といったらちょっと不謹慎だろうか?

日付変更線を超えて「ハリケーン」から「台風」へと変身した台風12号の余波で,ここ数日,奄美大島周辺の浜辺でも,リーフ内の波にかなりうねりを感じる。
リーフの周縁にぶつかっては砕ける波も徐々に大きくなりつつある。
だけど,何かが物足りない。
秋だというのに,なぜか海の水は濁っていて,場所によっては視界1m未満。
そう,今年はまだ台風の直撃がないのだ。
台風は,海の中を思う存分にかき回し,海水温を下げるとともに,海中の浄化も行ってくれるようだ。
そして,この台風の働きがないと,サンゴが死に,その結果,プランクトンや魚たちも生きにくい環境になるともいわれている。
地上では人間に苛烈な被害を与える台風も,海の生き物たちにとっては不可欠な存在。
サトウキビ農家の人たちにとっても,適度な台風は,病害虫駆除等の点からも不可欠という話を聞いたこともある。

昨年は,9月5日に台風14号が奄美大島を直撃したが(そのとき様子はこちら),今年はまだ直撃がない。
直撃されると色々と不便・不安・不満だが,海にとってはそろそろ台風の本格的なうねりが必要かも
ともあれ,台風12号による沿岸のうねりには皆様くれぐれもお気を付けください!
【2006.9.2 奄美大島・奄美市名瀬(大浜)Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ より多くの人に奄美群島の魅力をもっともっと知って頂くため よろしければ こちらのクリックをお願いいたします!