珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

10月のオーディオ交流~後編

2018-11-18 11:41:48 | オフ会
10月の後半はphilewebつながりで拙宅オフ会が続きました。21日にCENYAさん、27日にアユトモさん、ご友人のTさんにお越しいただきました。季節的にもオーディオに好適となました。できればオフ会当日は晴れて欲しいものです。ゲスト側にすれば移動が楽ですし、双方、開放的な気分で聴ける気がします。音が良くなるかはともかく(笑)。オーディオ自体は部屋の中で楽しむものですが、オフ会には前後含めてイベント的な感覚があります。幸い、両日共に天候に恵まれ、秋の穏やかな時間と共にオフ会を進行できました。



しばらく試運転状態だったプリアンプのHP300SEもすっかり定位置に収まりました。床に直置きだったフォノイコライザーEA-3は、akahanamizukiさんのご提案でウェルフロートボードの上に載りました。結局、ウェルフロートボードはDACおよびフォノイコライザーに使うこととなりました。パワーアンプとして使用しているV40SEは、ラック直置きです。筐体が増えると、いろいろと足りなくなります。眠っていたケーブルを引っ張り出すことにもなりました。ケーブルのグレードは気にせずに、現状ベストで、まず聴けることが優先です。



21日にお越しのCENYAさんはこのところphilewebで積極的に交流されている方です。世代的には私よりずっとお若く、干支で言えば2/3回りお若いです。ぎりぎりアナログに接点があったご年代でしょうか。実はつい先日、お邪魔する機会があったのですが、SPの自作をはじめ、ご自身で手を動かし、創意工夫を重ねられ音を作られていることがよく分かりました。女性ヴォーカルを中心に楽しまれているとのことで、ベルウッドさん宅での女性ヴォーカル縛りオフを思い出しながら、楽しく選曲させていただきました。

ポップスを中心に一部ジャズを交えて女性ヴォーカルもんを集めました。双方がカバーする時代は70年代~90年代です。私もそれなりに90年代のポピュラーシーンにはついて行けますが、CENYAさんも70年代OKでした。ちなみに、ユーミンよりはみゆき、だそうです。そんな話を若い方とさせていただくだけでも嬉しいものです。洋楽では80年代後半~90年代からがストライクのようでした。事前に伺っていたスザンヌ・ヴェガ、バーシア等用意しました。アナログへ移行する前に、CENYAさんが持ち込んだ声モノのデジタル音源を鑑賞しました。



アナログは70年~80年代にかけての邦楽が中心です。既に、みゆき派の話を伺ってましたので、デビューアルバムから「時代」「アザミ嬢のララバイ」をかけました。いつもアナログタイムは時間が押し気味の中での進行となります。



CENYAさんと会話をしていて、案外、求めている音が近いのではないかと感じました。音の捉え方が似ている、のかも知れません。オフ会を終えて最寄り駅に向かう途中、ウェットな音の話が出ました。これは私が好きな音の側面で、音の重さにも通ずるものです。アナログの何とも言えない音の特徴として、立体感を挙げられていましたが、これも同感です。事実、先日お宅を訪問して聴かせていただいたサウンドに、違和感全くありませんでした。驚くと共に納得した次第です。オフ会の締めは感想戦です。なぜか映画や時代小説の話で盛り上がりました。

翌週の27日はアユトモさんとTさんにお越しいただきました。アユトモさんは3月以来、半年ぶりのご来訪です。Tさんはアユトモさんの学生からの知り合いで、当時からオーディオでも繋がっていたそうです。昨今、SNSの普及により、時空を飛び越えて人と人がつながるようになりました。このこと自体は素晴らしいことですが、お二人のような学生時代からのオーディオつながりは、羨ましくもあります。Tさんは古くからのオラクルのアナログプレイヤーを使われています。アユトモさんが私に引き合わせていただいた理由の一つです。ご紹介、ありがとうございました。



Tさんがクラシックを含めて広く聴かれることを事前に伺っていました。ジャンルを跨いで選曲しました。いつものようにカジュアルな曲で声を聴いていただいてから、ジャズやクラシックへ移行しました。初訪問のTさんに、ほぼセンターポジションに座っていただきました。



アナログです。世代が同じなので懐メロが全く重なります。進行が楽ですね。



こちらはお二人が持ち込まれた音源です。レベッカ、懐かしい!です。大学2年時にヒットした「フレンズ」はインパクトがありました。アルバム『Maybe Tomorrow』は外れ曲無しだった記憶があります。8cmCDに時代を感じます。圧巻は原田知世でしょう。これはレアな盤でプレミアムがついているとか。アイドルを卒業してからの作品はたまに聴きますが、あらためて初々しい声を堪能しました。以上はTさんの音源です。女性ヴォーカル好きのアユトモさんは毎度、新鮮な選曲です。ベルギーのララ・ファビアンの美声を楽しみました。



Tさんのおすすめのクラシック音源です。クリュイタンスのベートーヴェン「英雄」は、EMIのレコードをデジタル録音したCDです。銀盤?と呼ばれるレコードは相当な値がついているようです。レコードの希少性も去ることながら、演奏の素晴らしさを絶賛されていました。実に闊達で、輝きを感じる「英雄」でした。依然、ベートーヴェンのシンフォニーを聴く頻度は上がっていませんが、いいきっかけになりそうです。バッハ好きでもあるTさんのもう一つのおすすめは、レオンハルト指揮の「マタイ受難曲」でした。出だしの空間表現、上手くいったようでホッとしました。



3時間半ほどのオフ会を終え、感想戦も楽しかったです。実は、3人とも大学が一緒で、細かいディテールまで踏み込んで懐かしい話をさせていただきました。さらにオラクル、お二人に馴染みのオーディオショップ、音楽と話題は尽きませんでした。日本酒好きのTさん、肴の選択も流石でした。カワハギの肝は美味しかったです。アユトモさん、今回のような交流の場を作っていただき、ありがとうございました。長い間のお付き合いを経たお二人の関係を横目に、すっかりこちらも楽しませていただきました。今度はお邪魔する機会をいただければと思います。
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