大型連休の折り返し点の5月3日、Harubaruさん宅でのマラソンオフ会に参加してきました。すっかりGWの風物詩になった感もあるマラソンオフ会ですが、想像を超える負担をHarubaruさんは抱えられていることでしょう。今年で3回目の参加となりますが、毎度、このような場を作っていただき感謝あるのみです。今年は6日で総勢26名の訪問者だったそうです。ご一緒は、Lotus Rootsさん、ushiさん、BOさんです。皆さん、神奈川にお住まいで、先の神奈川オーディオクラブにも参加されていました。Haruaruさんは、このクラブの幹事もされていますから、お世話になりっぱなし、という次第です。
前日は大山登山でしたら、連日の厚木、伊勢原方面詣でとなりました。今年の前半は、丹沢登山やK&Kさん宅訪問もあり、小田急線を利用する機会が多かったです。本厚木でBOさんと待ち合わせしてHarubaru邸へ向かいました。その後、Lotus Rootsさん、ushiさんも合流し、マラソンオフ会スタートです。
毎年、サプライズがあるマラソンオフ会ですが、特段、今年は目玉が充実していました。昨年のB&W802D3の導入のインパクトも大きかったですが、今年は遂に最高峰800D3へのグレードアップとなりました。802D3からウーファーの径が大きくなり(200mm→250mm)、横幅は増していますが、意外に圧迫感がありません。重量も1.5kgアップで済んでいるそうです。色はHarubaruさん拘りのブラックです。
2つめの目玉は、PCオーディオへ舵を切られたことでしょう。昨今、話題のJPLAYを導入されています。JPLAYは昨年の九州行脚でも聴かせていただきましたが、PCの台数、OS管理などハードルの高さを感じてもいました。こちらはPC3台使いの構成です。中央にあるアルミの筐体は、PCオーディオの世界では有名なAsoyajiさん製作のDACです。DACチップは評判のAK4497です。
3つ目の目玉は、プリアンプの銘機マランツ#7の導入です。昨年からの訪問先では、横浜のMさん、チューバホーンさんが使われていました。一旦魅力に嵌ると離れ難い、魔のプリでしょうか(笑)。先のジャーマンフィシクスの会に来られていた、詳しい方にチューニングを依頼されたそうです。PCオーディオもそうですが、人的ネットワークをフル活用するのがHarubaruさんのスタイルですね。
前半はゲーム感覚でのブラインドテストを挟みながらHarubaruさんの音源を、後半は皆さんの持ち込み音源を鑑賞しました。ブラインドテスト以外は、ほぼJPLAY→Asoyaji DAC→マランツ#7→真空管アンプ→800D3での再生でした。ラックの中身も昨年から変わりました。OPPOのSonica DAC、港北ネットワークサービスのデジタルFMチューナーが新顔です。
金田式の真空管パワーアンプも健在でした。ソースによって得意領域があるようです。ヴォーカル系はシングル、ビッグバンドやオーケストラなど力の要る系統はプッシュプルがいい、とのことです。マッキントッシュのパワーアンプMC7270、金田式のプリアンプも登板可能だったようですが、内容盛りだくさんで時間切れ、といった状況でした。
802D3は少音量ながらも細かい表現力、といった印象が残っていますが、800D3には一段と余裕を感じました。全般に重心が下がった感じでバランスが良かったです。驚いたのはビッグバンド(角田健一)。管楽器の立ち上がり、瞬発力が半端ありません。これは拙宅の課題でもあります。プッシュプルのパワーアンプの力も発揮されていたと思います。楽器では全般にピアノが好印象でした。まだ導入1か月で、漸くマラソンオフ会で鳴らし込みが進んだそうです。これから聴き込むにつれて、ヴァイオリンが、より柔らかになっていくものと想像します。
さて、ブラインドテストです。内容は
1)K-01をトランスポートにしたDAC比較(K-01内臓、Asoyaji DAC,OPPO)
2)リッピング環境の違い(制振対策ありなし等)
3)FLAC、WAVの違い
です。個人的な感想ですが、1)3)は差が判り易く、2)はあまり差を感じませんでした。1)3)は皆さんも概ね評価が一致していました。
OPPOはESS製9038PROを積んでいて期待もあったのですが、他の2つに比べると電源部等への物量投入の差が出たかも知れませんね。腰高感、キツさがありました。K-01内臓とAsoyasji DACは拮抗していましたが、私はまとまりの良さでK-01を上げました。他の皆さんはAsoyaji DACでしたね(汗)。
FLAC、WAV比較は、AKB48の「桜の栞」を使ってのテストです。一聴して、随分差があると感じ、隣のLotus Rootsさんと一緒に頷いてしまいました。FLACの方がノイズ感、腰高感が多く、合唱の良さが損なわれている印象です。結果、受け手である私の高揚感にも差が出てきました。前の組では結論が逆だったようなので、???な結果とも言えます。皆で評価を言い合う形式だと、意見の収斂先が変わるのかも知れません。いろんな要素が入り込んで音が変わるので、自身のシステムと耳で気にならなければOK、気になるならいい方を選ぶ、でいいのではないでしょうか。
最後はHarubaruさんの手料理、皆さん持ち込みのおつまみ、お酒での感想戦です。最終日だったこともあり、Harubaruさんがビールを美味しそうに飲んでいます。この日の振り返りだけでなく、6日間の様々な話題も酒のつまみにさせていただきました。最終日の特権ですね。ポトフはHarbaruさんの手作りで、日数かけて作ったスープがベースです。玉ねぎや人参の皮の有効利用など、役に立つ情報もいただきました。連日、夜は22時を過ぎる盛り上がりだったようですが、最終日も気が付いたら22時半でした。趣味だけでのつながりですから、話が尽きません。
ushiさんが差し入れた「茜霧島」は爽やかな飲み口で、これも「お気に入り」入りです。ロックでいただきました。黒は勿論、赤は飲んだことがありますが茜は初です。
終了後、地元のushiさんと本厚木駅の手前で別れ、Lotus Rootsさん、BOさんと小田急線で帰りました。宵覚ましに玉川学園前から歩いたのですが、結局、午前様になってしまいました(汗)。Harubaruさん、マラソンオフ会お疲れ様でした。今年は開催が難しそうとの話でしたが、いざ開催となると、高いホスピタリティ、内容の濃いメニューで楽しいオフ会でした。ありがとうございました。
※オリンパスPENを持っていたのですが不覚にもSDカードを外したままでした。iPhone6での撮影です。ご容赦ください。
前日は大山登山でしたら、連日の厚木、伊勢原方面詣でとなりました。今年の前半は、丹沢登山やK&Kさん宅訪問もあり、小田急線を利用する機会が多かったです。本厚木でBOさんと待ち合わせしてHarubaru邸へ向かいました。その後、Lotus Rootsさん、ushiさんも合流し、マラソンオフ会スタートです。
毎年、サプライズがあるマラソンオフ会ですが、特段、今年は目玉が充実していました。昨年のB&W802D3の導入のインパクトも大きかったですが、今年は遂に最高峰800D3へのグレードアップとなりました。802D3からウーファーの径が大きくなり(200mm→250mm)、横幅は増していますが、意外に圧迫感がありません。重量も1.5kgアップで済んでいるそうです。色はHarubaruさん拘りのブラックです。
2つめの目玉は、PCオーディオへ舵を切られたことでしょう。昨今、話題のJPLAYを導入されています。JPLAYは昨年の九州行脚でも聴かせていただきましたが、PCの台数、OS管理などハードルの高さを感じてもいました。こちらはPC3台使いの構成です。中央にあるアルミの筐体は、PCオーディオの世界では有名なAsoyajiさん製作のDACです。DACチップは評判のAK4497です。
3つ目の目玉は、プリアンプの銘機マランツ#7の導入です。昨年からの訪問先では、横浜のMさん、チューバホーンさんが使われていました。一旦魅力に嵌ると離れ難い、魔のプリでしょうか(笑)。先のジャーマンフィシクスの会に来られていた、詳しい方にチューニングを依頼されたそうです。PCオーディオもそうですが、人的ネットワークをフル活用するのがHarubaruさんのスタイルですね。
前半はゲーム感覚でのブラインドテストを挟みながらHarubaruさんの音源を、後半は皆さんの持ち込み音源を鑑賞しました。ブラインドテスト以外は、ほぼJPLAY→Asoyaji DAC→マランツ#7→真空管アンプ→800D3での再生でした。ラックの中身も昨年から変わりました。OPPOのSonica DAC、港北ネットワークサービスのデジタルFMチューナーが新顔です。
金田式の真空管パワーアンプも健在でした。ソースによって得意領域があるようです。ヴォーカル系はシングル、ビッグバンドやオーケストラなど力の要る系統はプッシュプルがいい、とのことです。マッキントッシュのパワーアンプMC7270、金田式のプリアンプも登板可能だったようですが、内容盛りだくさんで時間切れ、といった状況でした。
802D3は少音量ながらも細かい表現力、といった印象が残っていますが、800D3には一段と余裕を感じました。全般に重心が下がった感じでバランスが良かったです。驚いたのはビッグバンド(角田健一)。管楽器の立ち上がり、瞬発力が半端ありません。これは拙宅の課題でもあります。プッシュプルのパワーアンプの力も発揮されていたと思います。楽器では全般にピアノが好印象でした。まだ導入1か月で、漸くマラソンオフ会で鳴らし込みが進んだそうです。これから聴き込むにつれて、ヴァイオリンが、より柔らかになっていくものと想像します。
さて、ブラインドテストです。内容は
1)K-01をトランスポートにしたDAC比較(K-01内臓、Asoyaji DAC,OPPO)
2)リッピング環境の違い(制振対策ありなし等)
3)FLAC、WAVの違い
です。個人的な感想ですが、1)3)は差が判り易く、2)はあまり差を感じませんでした。1)3)は皆さんも概ね評価が一致していました。
OPPOはESS製9038PROを積んでいて期待もあったのですが、他の2つに比べると電源部等への物量投入の差が出たかも知れませんね。腰高感、キツさがありました。K-01内臓とAsoyasji DACは拮抗していましたが、私はまとまりの良さでK-01を上げました。他の皆さんはAsoyaji DACでしたね(汗)。
FLAC、WAV比較は、AKB48の「桜の栞」を使ってのテストです。一聴して、随分差があると感じ、隣のLotus Rootsさんと一緒に頷いてしまいました。FLACの方がノイズ感、腰高感が多く、合唱の良さが損なわれている印象です。結果、受け手である私の高揚感にも差が出てきました。前の組では結論が逆だったようなので、???な結果とも言えます。皆で評価を言い合う形式だと、意見の収斂先が変わるのかも知れません。いろんな要素が入り込んで音が変わるので、自身のシステムと耳で気にならなければOK、気になるならいい方を選ぶ、でいいのではないでしょうか。
最後はHarubaruさんの手料理、皆さん持ち込みのおつまみ、お酒での感想戦です。最終日だったこともあり、Harubaruさんがビールを美味しそうに飲んでいます。この日の振り返りだけでなく、6日間の様々な話題も酒のつまみにさせていただきました。最終日の特権ですね。ポトフはHarbaruさんの手作りで、日数かけて作ったスープがベースです。玉ねぎや人参の皮の有効利用など、役に立つ情報もいただきました。連日、夜は22時を過ぎる盛り上がりだったようですが、最終日も気が付いたら22時半でした。趣味だけでのつながりですから、話が尽きません。
ushiさんが差し入れた「茜霧島」は爽やかな飲み口で、これも「お気に入り」入りです。ロックでいただきました。黒は勿論、赤は飲んだことがありますが茜は初です。
終了後、地元のushiさんと本厚木駅の手前で別れ、Lotus Rootsさん、BOさんと小田急線で帰りました。宵覚ましに玉川学園前から歩いたのですが、結局、午前様になってしまいました(汗)。Harubaruさん、マラソンオフ会お疲れ様でした。今年は開催が難しそうとの話でしたが、いざ開催となると、高いホスピタリティ、内容の濃いメニューで楽しいオフ会でした。ありがとうございました。
※オリンパスPENを持っていたのですが不覚にもSDカードを外したままでした。iPhone6での撮影です。ご容赦ください。
802D3にマランツ7、特注管球アンプ、JPLAY、Asoyaji DAC、更にウェルフロートと本当にHarubaruさんワールド全開の一日でした。最新高級SPの凄みは、レンジの広さや音の瞬発力・浸透力、低音の沈み込み、音場の広がり等々...随所に顕れていた様に思います。曖昧さのまったく無い音はさすがでした。
それに、美味しい手料理でもてなしていただき、いつもながらのHarubaruさんのホスピタリティに感激しました。
楽しい一日を有難うございました。
phiklewebのイベントというより、神奈川オーディオクラブのイベントと考えても、いいかと思います(笑)。ともあれ、楽しかったですね。
はい、800D3のポテンシャルを実感する1日となりましたね。エアボリュームのある部屋で実力が試されるSPだと思います。その点、Harubaruさん宅は実にピッタリですね。
マラソンオフ会終了後、世界15か国の真空管愛好家の集まりに呼ばれましたので、8日から15日まで九州の福岡に行って来ました。
皆さん凄い音を出されていましたし、事務局の外人相手の気配りの様子を見ますと、私なんかはまだまだだなあと思いました。
オーディオには、本当にいろんな楽しみ方があるのだなと実感する一方、身の丈に合った充実した音楽ライフを送るのが一番幸せとも感じました。
今後ともよろしくお願いいたします。
お邪魔してからちょうど2週間が経ちました。その後もいろいろとありましたので、随分と昔の出来事のように感じます。
マラソンオフのあとは九州でしたか。それもワールドワイドな真空管愛好家との交流、素晴らしい企画ですね。Harubaruさんの交流の広さには、敵いません(笑)。
そうですね、100人いれば100通りのアプローチと落ち着きどころが、あります。身の丈でいきたいと思います。
こちらこそ、よろしくお願いします。