先週の日曜日、夏山のトレーニング兼ねて七沢温泉近くの日向山、鐘ヶ嶽に登ってきました。8月は北アルプスの針ノ木岳・蓮華岳、新潟の焼山が控えています。厳しい山なので、それなりの準備が要ります。2018年に富山の毛勝山に登った際も、事前に丹沢のバカ尾根で体に負荷をかけました。とは言え、連日の猛暑の真っ最中です。なるべく早朝に家を出て、午前中には下山する予定を組みました。まず向かったのは日向山の登山口、日向薬師です。訪れるのは、コロナが迫りつつあった2020年正月以来です。
日向薬師の中は通らず、回り道して登山道に入りました。こちらは日向薬師の最上部となります。日向地区は彼岸花が有名です。次のタイミングで訪れてみようと思っています。2つ登るので先を急ぎます。
日向山まではあっさり着くことができました。低地では大合唱の蝉も、不思議と山の中では鳴りをひそめていました。樹林帯の中は直射日光が遮られるので、助かります。それでもしっかり汗は出ます。こまめに水分補給しながら、広沢寺温泉方面へ下ります。
一旦、車道に出て、次の鐘ヶ嶽を目指します。車道は登山道と違って陽を遮るものがほぼありません。想定外にエネルギーを消費する羽目になりました。鐘ヶ嶽の登山道に入ってからは急登が続き、この日一番キツイ場面でした。それでも稜線からの景色、下から吹き上げる風のお陰で生き返った気分となりました。
この日、一番の景色はこちらです。遠く、江の島、三浦半島が望めます。手前は伊勢原、厚木の市街となります。今回登った2山は、標高500m前後の、いわゆる低山ですが、年中楽しめそうな印象を持ちました。ここからもうひと踏ん張りで、鐘ヶ嶽の山頂です。
鐘ヶ嶽山頂に到着しました。残念ながら展望はありませんでしたが、真夏のトレーニングの目的は達成できました。最後の休憩を取り、一気に広沢寺温泉入口のバス停まで下りました。真夏でなければ、白山を経て飯山観音に抜けたかったところですが、今回はこれで終了です。
これで、本番は快調に登れることでしょう。