珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

武奈ヶ岳(滋賀)

2018-06-03 08:10:59 | その他
5月19日と20日、滋賀方面の武奈ヶ岳に登ってきました。武奈ヶ岳は琵琶湖の西、比良山系に位置し、日本二百名山にも入っています。武奈ヶ岳の存在を知ったのは、1年ちょっと前の延暦寺から眺めでした。3月下旬で周辺の山々の雪がすっかり無くなっている中、白い頂が印象に残りました。その後、調べて武奈ヶ岳だと判りました。頭の片隅にはこの山の存在があったのですが、1年を経て山仲間の企画がミートした次第です。19日に登ったお隣の蓬莱山は天候不順でしたが、本命の武奈ヶ岳は見事な好天となりました。

19日の夜は近江舞子駅近くの民宿に泊まりました。20日の早朝の琵琶湖です。湖でもちゃんと砂浜が形成されています。ここは夏は海水浴場となります。釣り客もけっこう見かけました。


この日の登山口は、琵琶湖から見ると裏側となります。車で武奈ヶ岳の背後に回りました。この川は安曇川といい、やがて琵琶湖に行きつきます。


麓の集落の屋根の勾配がきついですね。白川郷ばりとは言いませんが、雪が積もる地域なのでしょう。琵琶湖の北西部にはスキー場があります。


しばらく急登を辛抱すると、少しずつ展望が開けてきました。青、緑、白の組み合わせは、5月の登山の魅力です。これに薫風が加わります。


ドウダンツツジの仲間、ベニサラサドウダンです。ドウダンツツジは庭木としてポピュラーで拙宅にもありますが、色は白です。紅色は新鮮です。


武奈ヶ岳のピークが見えてきました。上部は勾配も緩やかになります。高木が無く、アルペンムードを感じます。冬は風が強く、木が育ちにくいと想像されます。


武奈ヶ岳自体は、琵琶湖からは奥まった位置にあります。なかなか琵琶湖が見えなかったのですが、頂上が近づいて漸く見えてきました。


登頂です。標高1214m、比良山系の最高峰です。決して高い山でありませんが、予想を超えて素晴らしい山でした。関西の山はなかなか登れないので感動も一入です。


琵琶湖越しに北東方面の山々です。伊吹山は勿論、遠く白山まで視認できました。琵琶湖の手間で開けているのが高島市、左に進むと敦賀へ向かいます。


琵琶湖の西ですから、京都もお隣です。京都市街を見渡すことができました。武奈ヶ岳の麓を走る国道367号が、大原を経て京都につながっています。


琵琶湖には4つの島がありますが、唯一の有人島、沖島です(初めて知りました)。近江八幡市に属しますが、橋はかかっていません。


島としては小さいですが、観光地としては琵琶湖八景の一つ、竹生島が有名です。神話とのゆかりもある、いわゆるパワースポットです。


山頂に1時間ほど滞在して昼食をとりました。食後のコーヒーとスポンジケーキです。眼下に琵琶湖を置いて、至福の時間が流れました。


武奈ヶ岳山頂からの眺めを十分堪能して、下山しました。この時期、ブナの新緑が眩しいです。癒しを得るというより、活力を得ているのかも知れません。


滋賀から東京へは車での移動です。少々先を急いで下山しました。途中、琵琶湖大橋を渡った先の「みずほの湯」にて汗を流しました。

土日での湖国往復で、強行軍となりましたが、気になっていた武奈ヶ岳に登ることができ満足です。思い入れを持って臨んだ山は、記憶にも残り易いです。視野に入りきらないほど広い琵琶湖、青空と雲、ブナの新緑と共に忘れることはないでしょう。近江からは鈴鹿山脈を越えて、いなべ市へ抜けました。その後、新名神、伊勢湾岸自動車道、東名を経て町田へ。高速道路の整備ぶりにも驚きましたが、毎度のことながら第二東名(行き)、東名(帰り)を運転してくれた友人には感謝あるのみです。
コメント
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