珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

KYLYN(キリン)さん宅、3年半ぶりの再訪

2017-04-16 06:23:35 | オフ会
8日土曜日、3年半ぶりにKYLYN(キリン)さんのお宅を訪問してきました。ご同行は1月に拙宅にお越しいただいたキタサンさんです。3年半前の訪問では、KYLYN(キリン)さんの丁寧な音作り、機器の使いこなしに感心した記憶があります。その後、飲み会や他者訪問でご一緒することが多かったですが、サウンド交流は昨年11月の拙宅開催が久しぶりでした。リピート訪問には定点観測もあれば、間を置いた訪問もあります。それぞれ良さがありますが、久しぶりの訪問の場合、つながりを維持できたことに感謝せねばなりません。3年半ぶりのサウンドは果たして。

武蔵小金井駅の周りの雰囲気、かなり変わりました。随分とモダンで洒落た風情に驚きました。待ち合わせ後、KYLYN(キリン)さんの行きつけのお店で昼食です。鯛の刺身定食をいただきました。ボリューム感が嬉しいですね。カード提示で割引サービスがあるのですが、KYLYN(キリン)さんの顔パスでOKでした。


パッと見ではシステムはあまり変わっていませんでしたが、細部では手が入っていました。KYLYN(キリン)さんによると、小音量でも音楽を楽しめる方向にチューニングしてきたそうです。床のカーペットを撤去しライブに振ったのも、その一環です。愛用のラック、TV前の敷物はそのままでした。


システムの顔でもあるB&W805Dです。こちらのお住いに移る前に購入、5年が経過しました。人気のSPですね。足元のウェルフロート、単に使うだけでなく大理石やフェルトも併用されています。KYLYN(キリン)さんの代名詞=使いこなしの片鱗です。


部屋の角にはエイスナーブのルームチューニング材が配されています。これは3年半前も既に導入されていました。拡散と吸音を併用して音を整えます。残念ながら現在は取り扱いがありませんが、こちらで影響を受けて、中古で仕入れる方もいますね。


最も大きい変化点はマランツのSACDプレイヤーSA-10導入です。前回訪問時はデノンのDCD-1650SEで、その後マランツSA-11S3に移行されたと伺っていました。昨今、DACチップは旭化成とESSに収斂の感がありますが、一般チップを使わず独自のアプローチをとっているようです。オーディオショップでの試聴でSA-11S3との差を実感され、フラッグシップ機への差し替えとなりました。後述しますが、SACDの良さをしっかり出せることも訴求ポイントだったようです。ファイル再生機能も充実していますので、永く使えます。満を持しての良い買い物だったのではないでしょうか。


前半はKYLYN(キリン)さんのデジタルディスクからの再生、後半は我々の持ち込み音源+アナログ、更に一杯入っての余興という流れでした。予想以上にSACDの登板が多かったです。ジャンルはクラシック、ジャズ、ポップスを概ね等分して聴かせていただきました。

普段、クラシックを聴く率はさほど高くないそうですが、日本人アーティストを中心にピアノ、ヴァイオリンを聴かせていただきました。五嶋みどりの「愛の挨拶」はKYLYN(キリン)さん宅の18番です。弦もピアノも余韻に浸ることができました。キタサンさんは特にピアノを押されてました。


ゲストの一人はキタサンさんですから、当然ジャズもいろいろ掛かりました。整った低音でき聴くジャズはまた格別です。『CUBIC MAGIC』はDSD一発撮りだそうです。マリーン、懐かしい!です。定番の女性ジャズヴォーカル他、米国のジャズドラマー、ジョー・ファンズワースなどなど。


このゾーンはKYLYN(キリン)さんの真骨頂でしょうか。ピンクフロイドは聴き出したら止まらない、とのことです。右上の高田みち子さん、知りませんでしたが結果、ポチりました(笑)。和製ノラジョーンズとも言われたシンガーソングライターで、颯爽とした歌声、癖になりそうです。


キタサンさん持ち込みのジャズの名盤をKYLYN(キリン)さんのアナログで聴けるのも嬉しいです。私には一粒で二度美味しい、いや、昼も夜も加えると四度美味しいオフ会となりました。先日、BOさんのお宅で聴かせていただいたコンテンポラリーレコードから『アート・ペッパー+11』です。


オーディオに嵌り、ジャズもよく聴くようになりましたが、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーンは実はあまり踏み込んでいません。こちらのブルートの名盤、バックはカーティス・フラーなど私も好きな面々ばかり。まずは、この盤から入ろうかと思います。


持ち込み音源を楽しんだ後は、アナログです。先の訪問時、ノイズフリーのアナログ再生には本当に驚きました。REGAのプレイヤーの足元に、ウェルフロートが入りました。ライブの名盤2枚と80年代のモンスターアルバムの組み合わせです。


聖子ちゃんで乾杯、以後崩れる一方でした(笑)。何がきっかけだったか、昭和歌謡もそこそこに、アニソアニソン大会へ移行です。往年の懐メロで盛り上がりました。余興の主役はキタサンさん、でしたね。「ど根性ガエル」をリクエストしたら、作者さんの裏話まで解説いただきました。


3年半前の段階での完成度が高かったので、いわゆる激変はありません。KYLYN(キリン)さんの目指す方向にブレが無いということです。整理された丁寧なサウンドは健在でした。音量は全般に控えめですが、音に芯があります。以前よりSACDの良さを引き出せるようになった、とKYLYN(キリン)さんも手応えを感じている様子。拙宅は専らCD音源ですが、何か別音源を聴いているような感覚でした。特に脇から聴かせていただいたキャロルキングの「not too late」のバランスの良さに感動しました!当面は機器更新は無いそうですので、使いこなしでデジタル&アナログの高レベルの両立を目指されることでしょう。

最後は駅前の居酒屋へ移動して感想戦です。こちらもお昼同様、KYLYN(キリン)さんの行きつけだそうです。寿司屋と居酒屋のコラボレーションという珍しい構成でした。11時開店ですから昼吞みどころか朝吞みです。さすが、小金井の赤羽と称されるだけあります。ちなみに酎ハイはジョッキで100円です。巨大なメガ酎ハイはお二人にお任せして、オーディオ談義、音楽談義、人談義を続けました。お昼のランチ、夜の居酒屋はKYLYN(キリン)さん、普段もよく使うそうです。ホスト役の日常を垣間見ることとなりましたが、それもオフ会のよさではないでしょうか。


締めの炭水化物は、ナポリタンで。皆さん、ガッツリ行かれますねぇ。KYLYN(キリン)さん、キタサンさん、ありがとうございました。また年月を置いてサウンド交流をさせてください。


番外編です。訪問の翌週ですが、京都へ出張の機会がありました。開花時期が遅れたこともありラッキーでした。満開の桜を京都で見れるチャンスはそうそうありません。今年は例年以上に春の助走期間が長かったですが、いよいよ本格的到来です。
コメント (4)
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