珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

OCTAVE試聴会

2016-02-13 12:10:37 | オーディオ
2月も早くも半ばになりました。例年、建国記念日のあたりで庭木に寒肥を施します。今年もきちんと堆肥、鶏ふん、ピートモスなどを充てておきました。ちょうど週末は雨なのでタイミングとしてもよかったと思います。さて、少し前になりますが、ダイナミックオーディオで開催されたOCTAVEの試聴会に行ってきました。ステレオサウンド誌の受賞の関係で来日した、社長のアンドレアス・ホフマンさんも同席です。お店のSさんからは、時折面白い企画を紹介いただいています。大抵は試聴というより音楽鑑賞のつもりで参加していますが、OCTAVEユーザーとしては音の方も気になります。

一番の目当てはOCTAVEのプリメインアンプ、OCTAVE V80SEです。トップエンドのV80のSEバージョンンが昨年秋のオーディショウでお披露目されていました。V40、V70のSE化から、ずいぶんと待たされましたが、満を持しての登場です。拙宅のOCTAVE V40SEは使い始めて丁度6年になります。まだまだ使い込むつもりでいますが、遠い将来、このアンプで投資の締めをする、なんて妄想もありでしょう。独特なフォルムが目を引くKT150は、その制動力に定評があるようです。この日はブラックボックスは不使用で、JBL4367との組み合わせでした。全貌はまだ掴めませんでしたが、最も注目しているアンプです。


プログラムは2時間ほどで、前半がV80SE、後半がセパレート(HP700、MRE220)の試聴となりました。後半はYGアコースティックのHailey、更にスーパープラックボックス2台という、全くの規格外の組み合わせでしたので、その分、気軽な音楽鑑賞モードに入りました。進行のSさん、Aさんの質問に、朴訥に答えるホフマンさんの真面目さも印象に残りました。


Sさん、Aさんが交互に選曲しながら、ジャズ、クラシックを聴く、楽しいプログラムでした。どれも楽しめましたが、特に気に入ったのがAさん選曲のブランデンブルグ協奏曲です。弦楽器の重厚感とフルートの浮遊感が見事でした。これはカール・リヒターの名盤で、Aさん自身、システムのチェックに使われているようです。いいときには、音が立つ・・・そんな表現をされていました。試聴はアナログ盤でしたが、家に戻って、早速、3枚組みCDを購入しました。この2月はバッハ三昧とするつもりです。3月5日には長谷川陽子さんのリサイタルがありますが、そちらもバッハの無伴奏チェロ組曲です。


話題が変わります。最近NHK BSで見ているドラマが「鴨川食堂」です。1話完結の8回シリーズで、折り返しを過ぎました。尋ね人の断片的な記憶をもとに思い出の一品を再現する物語です。京都での緩い時間の中に、複数のドラマが交錯します。そして、その料理人を演ずるのが久しぶりに画面で見るショーケンです。


ショーケンもう65歳なんですね。「太陽にほえろ!」マカロニ刑事の印象が強烈ですが、90年代初め、TBSの日曜ドラマ「課長さんの厄年」で見せた丸みのある役が私は好きでした。その後もトラブルはあったようで、登場まで間が空きましたが、円熟味溢れる演技は健在でした。元刑事の料理人という設定はドンピシャですし、探偵役の娘、忽那汐里さんも好演、最初の2回を見逃したのが残念でした。カットで挟まれる賀茂川と高野川の景色や、手の込んだ京料理を見ると、つい京都に寄りたくなります。できれば冬のうちにと、機を窺ってはいるのですが、ドラマが終わるのが先になってしまいそうです。


コメント
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