冬休み明けの5連続出勤ですっかり正月気分も抜けました。恵みの3連休の初日、Philewebつながりで、いたちょうさん宅を訪問してきました。12月に訪問した、栃木のくーちゃん3003さんもご一緒です。赤羽駅の列車の出発時刻の看板を見て、あらためて赤羽はどこに行くのにも便利な場所だなと思いました。東海道線、横須賀線、高崎線、宇都宮線、埼京線、京浜東北線に乗れます。寒波が来ていたのですが、さほど寒くありませんでした。男体おろし(赤城おろしは有名ですが、こちらは存じ上げませんでした)で鍛えられたくーちゃん3003さんが、「東京は暖かい」と言われていたのが印象的でした。
オフ会は大抵、午後スタートですからお昼をどうするか、考えどころとなります。ケースバイケースで、各自昼食をとって集合ということもあります。今回は、いたちょうさんより讃岐うどんの人気店「すみた」を紹介いただきました。いつも行列ができるようで、店外にも椅子が用意されていました。私はお奨めの「かしわおろしぶっかけ」の温かい方にしました。長年、横浜に住んでいますが、九州ともゆかりがあり「かしわ」の響きには親しみを持ちます。麺は艶、コシ十分で歯応えがありました。だし汁もあっさり味で最後までいただきました。やはり讃岐うどんはいいですねえ。
うどんに満足した後、さっそく戸建てのお宅に向かいました。いたちょうさんのシステム全体の様子です。リビングルームの短辺側にSPを配置されています。ダイナミックオーディオのカレンダー(手拭い?)の下には、久々に再開されたアナログプレーヤーもあります。ちょうど写真を撮った辺りにソファがあり、リスニングポジションになっています。最初はくーちゃん3003さんと私が並んで聴いていたのですが、センターポジションでの鑑賞を申し出て、私はさらに後方に移動しました。
送り出しの機器です。再生はLINN AKURATE DS/Kで、アンプはOctave V70SEです。最下段はPSオーディオの電源でLAN経由で家の外から電源オンオフができます。うどん屋さんでこの事を教えていただいたのですが、実はその時にスイッチオンされたのでしょうね。私といたちょうさんのシステムはいくつか共通点があります。ファイル再生に移行しCDプレイヤーが無いこと、Octaveのアンプ使いであること、クアドラスパイアのラックを使っていること等です。尤もこちらはCubox+USB-DDC+AIT DACという寄せ集めですし、アンプも弟分のV40SEなのですが。
この日の主役、フランコセルブリンのAccordoです。Sonas Faberを創業したフランコセルブリン氏が独自のブランドを起こして作ったSPです。既に同氏は亡くなられたため、遺作となったわけです。とても造形の美しいSPで、スタンドと一体となったデザインに惹きつけられます。私がSonas Faberの存在を知ったのは、90年代の最初の頃です。既にオーディオ誌への登場頻度も高く、楽器の音色や女性ヴォーカルの表現に秀でたイメージがありました。デザインの美しさはその当時から一貫しています。フランコセルブリン氏が離れたSonasは目指す方向が変わったとの話題も耳にしますが、果たしてAccordoは如何に・・・。
前半はいたちょうさんお手持ちの音源から、お奨めの曲をかけていただきました。ヴァイオリンやギターの音色の美しさ、上品さにまず驚きました。言葉では上手く伝えられませんが、軽やかさ、繊細さの中にもしっかり芯がある感じです。拙宅では長時間聴きたくなるヴァイオリンを出せていないのですが、流石、いたちょうさんです。くーちゃん3003さんは早速、ヴォーカルものをリクエスト。「清らかな水」といった表現が出ました。自然体で聴けるヴォーカルです。普段より音量を上げているとのことでしたが、それでも拙宅よりは控えめでした。リビングオーディオである事も関係しているのかも知れません。
後半は、くーちゃん3003さんと私が持ち込んだ音源を聴かせていただきました。初の試みで、バックアップ用のポータブルハードディスクを持ち込んでみました。何をお願いするかは、場の流れで決めようというわけです。うどん屋さんに向かう車中で、いたちょうさんが流していたのが、Keiko Lee「Killing Me Softly with His Song」でした。くーちゃん3003さん宅でもカヴァー曲を聴きましたので、Roberta Flackに登場願いました。くーちゃん3003さんの音源では、Cacciniの「Ave Maria」が特に気に入りました。森 麻季(ソプラノ)、古川 展生(チェロ)それぞれにの世界に入り込みました。
ところで、いたちょうさんは真空管にも拘りを持たれています。私の方はV40SEの付属のEL34が長持ちしていること、何よりその音を気に入っていることから、急いで探す状況ではありません。仮に買うにしてもEL34の範疇でよりいい球を探す青写真を持っています。こちらは最近導入されたNECの6CA7(EL34)です。
一方、英国製のKT66です。値段はこちらの方が張ります。EL34系の高音表現力が支持されたのか、よく分かりませんが、ここを訪問された方はKT66よりEL34の評価が高かったとのことです。くーちゃん3003さんも、私も6CA7(EL34)に軍配でした。
会の終盤は、地元赤羽の肉まん、焼売などをいただきながら、アルコールも入ってオーディオ談義です。いたちょうさんもくーちゃん3003さんもオーディオ歴は私よりずっと長く、70~80年代の国産の名機の話題になるとついていけません(苦笑)。
お決まりの八神純子さん登場です。アナログ盤はキタサンさんに貸し出し中で、デジタルで聴かせていただきました。こうしてほどよい大きさでアルバムジャケットが表示されると雰囲気でますね。Accordoはを通じて聴く純子さんは、色気より爽快さが勝っている印象です。
いたちょうさん、くーちゃん3003さん、年初一発目のオフ会、ありがとうございました。評判のAccordoの音に浸ることができました。振り返ってみると、いたちょうさんのお好きなフュージョン系の曲を聴いていないことに気付きます。楽器と女性ヴォーカルに焦点を合わせ過ぎましたかも知れませんね。メリハリのある音をAccordoがどう鳴らすか、これはこれで興味があります。栃木と東京・横浜の温度差は3、4度はあるそうです。連休の最終日、それを裏付けるように近所の散歩で梅一輪を見つけました。次会の横浜開催時には梅も散っている頃でしょうか?春の再会を楽しみにしています。
オフ会は大抵、午後スタートですからお昼をどうするか、考えどころとなります。ケースバイケースで、各自昼食をとって集合ということもあります。今回は、いたちょうさんより讃岐うどんの人気店「すみた」を紹介いただきました。いつも行列ができるようで、店外にも椅子が用意されていました。私はお奨めの「かしわおろしぶっかけ」の温かい方にしました。長年、横浜に住んでいますが、九州ともゆかりがあり「かしわ」の響きには親しみを持ちます。麺は艶、コシ十分で歯応えがありました。だし汁もあっさり味で最後までいただきました。やはり讃岐うどんはいいですねえ。
うどんに満足した後、さっそく戸建てのお宅に向かいました。いたちょうさんのシステム全体の様子です。リビングルームの短辺側にSPを配置されています。ダイナミックオーディオのカレンダー(手拭い?)の下には、久々に再開されたアナログプレーヤーもあります。ちょうど写真を撮った辺りにソファがあり、リスニングポジションになっています。最初はくーちゃん3003さんと私が並んで聴いていたのですが、センターポジションでの鑑賞を申し出て、私はさらに後方に移動しました。
送り出しの機器です。再生はLINN AKURATE DS/Kで、アンプはOctave V70SEです。最下段はPSオーディオの電源でLAN経由で家の外から電源オンオフができます。うどん屋さんでこの事を教えていただいたのですが、実はその時にスイッチオンされたのでしょうね。私といたちょうさんのシステムはいくつか共通点があります。ファイル再生に移行しCDプレイヤーが無いこと、Octaveのアンプ使いであること、クアドラスパイアのラックを使っていること等です。尤もこちらはCubox+USB-DDC+AIT DACという寄せ集めですし、アンプも弟分のV40SEなのですが。
この日の主役、フランコセルブリンのAccordoです。Sonas Faberを創業したフランコセルブリン氏が独自のブランドを起こして作ったSPです。既に同氏は亡くなられたため、遺作となったわけです。とても造形の美しいSPで、スタンドと一体となったデザインに惹きつけられます。私がSonas Faberの存在を知ったのは、90年代の最初の頃です。既にオーディオ誌への登場頻度も高く、楽器の音色や女性ヴォーカルの表現に秀でたイメージがありました。デザインの美しさはその当時から一貫しています。フランコセルブリン氏が離れたSonasは目指す方向が変わったとの話題も耳にしますが、果たしてAccordoは如何に・・・。
前半はいたちょうさんお手持ちの音源から、お奨めの曲をかけていただきました。ヴァイオリンやギターの音色の美しさ、上品さにまず驚きました。言葉では上手く伝えられませんが、軽やかさ、繊細さの中にもしっかり芯がある感じです。拙宅では長時間聴きたくなるヴァイオリンを出せていないのですが、流石、いたちょうさんです。くーちゃん3003さんは早速、ヴォーカルものをリクエスト。「清らかな水」といった表現が出ました。自然体で聴けるヴォーカルです。普段より音量を上げているとのことでしたが、それでも拙宅よりは控えめでした。リビングオーディオである事も関係しているのかも知れません。
後半は、くーちゃん3003さんと私が持ち込んだ音源を聴かせていただきました。初の試みで、バックアップ用のポータブルハードディスクを持ち込んでみました。何をお願いするかは、場の流れで決めようというわけです。うどん屋さんに向かう車中で、いたちょうさんが流していたのが、Keiko Lee「Killing Me Softly with His Song」でした。くーちゃん3003さん宅でもカヴァー曲を聴きましたので、Roberta Flackに登場願いました。くーちゃん3003さんの音源では、Cacciniの「Ave Maria」が特に気に入りました。森 麻季(ソプラノ)、古川 展生(チェロ)それぞれにの世界に入り込みました。
ところで、いたちょうさんは真空管にも拘りを持たれています。私の方はV40SEの付属のEL34が長持ちしていること、何よりその音を気に入っていることから、急いで探す状況ではありません。仮に買うにしてもEL34の範疇でよりいい球を探す青写真を持っています。こちらは最近導入されたNECの6CA7(EL34)です。
一方、英国製のKT66です。値段はこちらの方が張ります。EL34系の高音表現力が支持されたのか、よく分かりませんが、ここを訪問された方はKT66よりEL34の評価が高かったとのことです。くーちゃん3003さんも、私も6CA7(EL34)に軍配でした。
会の終盤は、地元赤羽の肉まん、焼売などをいただきながら、アルコールも入ってオーディオ談義です。いたちょうさんもくーちゃん3003さんもオーディオ歴は私よりずっと長く、70~80年代の国産の名機の話題になるとついていけません(苦笑)。
お決まりの八神純子さん登場です。アナログ盤はキタサンさんに貸し出し中で、デジタルで聴かせていただきました。こうしてほどよい大きさでアルバムジャケットが表示されると雰囲気でますね。Accordoはを通じて聴く純子さんは、色気より爽快さが勝っている印象です。
いたちょうさん、くーちゃん3003さん、年初一発目のオフ会、ありがとうございました。評判のAccordoの音に浸ることができました。振り返ってみると、いたちょうさんのお好きなフュージョン系の曲を聴いていないことに気付きます。楽器と女性ヴォーカルに焦点を合わせ過ぎましたかも知れませんね。メリハリのある音をAccordoがどう鳴らすか、これはこれで興味があります。栃木と東京・横浜の温度差は3、4度はあるそうです。連休の最終日、それを裏付けるように近所の散歩で梅一輪を見つけました。次会の横浜開催時には梅も散っている頃でしょうか?春の再会を楽しみにしています。