珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

日曜の午後

2012-11-24 07:03:15 | ライブ
前日の雨天から一転、好天に恵まれた18日の日曜日、GRFさんのお誘いでPhilia Hallで行われたクラシックのコンサートに行ってきました。One' Soundのpat_mthny7205さんもご一緒でした。同ホールは東急田園都市線の青葉台駅前にあります。自宅からとても近いのですが、なかなか利用機会がありませんでした。有名なアーティストが来ている割には、価格も抑え気味です。この方面の場数が圧倒的に足りていない私にとって、もっと活用していいホールなのかも知れません。

自宅から青葉台までは歩いても35分程度です。この日は時間的余裕もあったので、やや遠回りして青葉台を目指しました。途中ちょっとした山越えがあります。そこからの自宅方面の眺めです。


すっかり宅地化が進んだ横浜市北西部ですが、行くところに行けば、ちゃんと田園が残っています。近所にはふるさと村など昔の姿を残した場所があります。追々、横浜の中の田舎?を紹介できればと思います。それにしても秋晴れの田園風景は、気持ちいいです。


この日の演奏は東京アカデミーオーケストラでした。サブタイトルには指揮者のいないオーケストラとありますが、指揮者なしでも違和感はありませんでした。席は前方の中央席あたりです。オーケストラが広がる角度は、案外自宅のオーディオにおける左右の広がり角度と変わらないかも。ただし生は生です。低音の重厚感、オーディオはまだまだだなあ、と聴いておりました。Mozartの40番やDovrakの弦楽セレナーデなど旋律の美しい曲が中心で、クラシックの森を彷徨う私でも十分に楽しめました。小さなホールですがその分、演奏者との距離感は縮まりますね。


このオーケストラ、過去の演奏をDSDファイルで配信しています。自宅にはまだDSDネイティブ再生できる環境はありませんが、DSD音源の面白い利用方法だと思いました。


さて、終了後、タクシーで向かったのはGRFさんの先輩Iさんのお宅です。言葉の端々からGRFさんがIさんを敬愛して止まないことがよく分かります。使われている機器は、旬のオーディオ機器とは対照的です。瀬川冬樹さんから譲り受けたTANNOY Rectangular G.R.F.を始め、トーレンスのADプレイヤー、工藤さんの手によるアンプ、ベンツマイクロのカートリッジと、年季の入った機器を大切に使われています。装置も然ることながら膨大なレコードのコレクションにも驚きました。その大半はバッハ以前の音楽だそうです。派手な音ではありませんが、不思議な浸透力があります。解像度とか情報量ではないですね。

好きな音楽を鳴らし続ければ、機器側もそれに応えてくれるのでしょうか?いや、良くなるように長きに渡って調整した積み重ねなのでしょう。どんな音楽をどんな風に鳴らしたいのか、このイメージがないとダメだということを、改めて感じます。お宅を出た後の食事の席でも、話題が広がりました。オーディオでも仕事でもやはり創造性を大事にしなければ・・・ともあれ、貴重な時間をありがとうございました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする