鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

将来

2012年11月21日 | 日記
いつからか、私は彼の将来を考えなくなった。

彼が将来どうなるのか考えるのが怖かったから…。

諸行無常と言う言葉があるくらいだから、今のままとは
限らない。

でももう何年も何年も、上がったり下がったりしても
結局大差ない状況とも言えるわけで…。

期待するもの、失望するものもう疲れた。


一方、娘の将来は?と考えてみる。

きっと今は私にべったりでも、近い将来反抗期なるものが
やってきて、これまでいい母親でなかった分、思いっきり
こてんぱにやられてしまいそうな予感がする。

そして、中学生になり、高校生になり…。

できれば、私と彼と一緒にいたら気を使いすぎて大変だろうから
一旦外に出してあげたい。

資金的には非常に難儀だとは思われるが、なんとか…。

その後どこでどういう仕事をするかは本人が好きにすればいい。

結婚するのも、しないのも。


ただし…、もし結婚するって時に彼が今の状態だったら…とか
考えてしまう。

相手にも相手の家族にも娘は肩身が狭い思いをするだろう…とか。

もちろん、そんな先のこと今から心配してもしょうがないとは
わかっているのだが…。


先日、娘が私の財布にこっそりお金を入れていた。

私がお金がないとか普通に話しているのがいけないんだろう。

変な話、親の財布から勝手にお金を取る子供はいると思うが
入れる子供がいるとは夢にも思わなかった。

祖父母から貰ったお小遣いではあるが、自分にとって大事な
お金だろうに…。

それだけ気を使わせているだろうと思ったし、できすぎなくらい
優しいのだと思った。

そんなことろはきっと私ではなく、彼に似たのだろう。



彼や私が至らないために、娘に不憫な思いや肩身の狭い思いを
させることがないように…とあとは祈るしかないのだろうか。





記憶

2012年11月20日 | 日記
11月は私たち家族にとって色々な思い出が多い月である。

最大の理由は娘の誕生月だから。

毎年、毎年誕生日を祝うたびに思い出が増えていく。

そうそう、七五三もあったしね。

まっ、私の誕生月でもあるわけだが…。


そして、6年前の11月に初めて彼から鬱症状を聞かされたから。

もう、あれから6年も経っているわけで…と思うと感慨もひとしお。


今思えばおかしかったのはきっとそれよりも随分以前からで、
もしかしたら、私は症状のない彼と暮らした期間があったのか、
なかったのか…ってくらいだと思われ…。

先日このブログの去年と一昨年の11月だけを読み返してみた。

自分でも笑っちゃうくらい健気に頑張ってるって思えちゃう。

なにより、去年の今頃まではまだ彼に対する愛情といえばいいのか、
信頼といえばいいのか…希望といえばいいのか…
まだ気持ちが近いところにあった気がする。


今年初めのエピソードでとうとうそれは崩壊したんだなぁ…と改めて思う。


それくらい衝撃的な、そして決定的な出来事だったんだと思う。


そして今、彼への気持ちは一歩引いたところにある気がする。


より客観的に、より冷静(冷淡)に見ている自分がいる。


まずは娘優先で、次に自分を大事に。

そして彼は彼で頑張ってね…って感じ。


もちろん、薬や食事、診察への同行など今までと変わらず世話は
やいてるけれど、でもどっか引いているところがある気がする。


自分でもこんなんになったことが悲しいし、とても残念だけど
でもここまでの経緯を考えたら自然の流れだろう…と思える。


この先どこまで、どんな風に流れて、流されていくんだろう。

そしてその流れを断ち切る日がくるんだろうか。


いつもよりも、いろんな感慨に襲われる11月である。



無視

2012年11月14日 | 日記
先日テレビを見ていると、お母さん芸能人が多数並んで
なんかの先生に育児について質問しているみたいだった。

そこで一人の芸人さんが

「うちの子、全然言うこと聞かないんですよ。
 どうしたらいいですかぁ~?」

みたいな質問をしていて、その先生が言った一言。

「無視すればいいです。
 子供は無視されるのが一番きつい。」

みたいな回答をしていた。

 (@_@;)))))))))

引いた。

その後にはもちろん、しすぎはダメよ的なフォローも
入っていたけど。

これって、やりすぎたらネグレクトになるじゃん…と思ったが
ちょっと試してみようかと思った。

もちろん、娘に対してではなく、彼に対してだ。


先週末、必死に掃除する私に彼は便秘で苦しいらしく

「お腹痛い…」とか

「便秘薬がもうじきなくなる…」とか

しゃべりかけてるのか独り言なのかわからんようなつぶやきを
繰り返していた。

それに対して、私はこの際と思い無視を決め込んだ。

いつもなら

「大丈夫?食べすぎじゃね?」とか

「薬局行く?」とか

言いそうなところを、彼の独り言と割り切って無視!

すると、掃除が終わりそうなころやっと私の機嫌が悪いと思ったのか
掃除機だけかけるのを手伝った。

う~~~ん、これは成功例?

今朝も起きるなり

「風邪引いたみたい…」とか言いながら、

ヒートテック1枚でふらふらしているので、無視してやろうかと
思ったが、風邪だと厄介なので風邪薬を渡した。

う~~~ん、やりすぎはダメなんだよね…。



普通、女性の相談は相談ではなく、その問題に対する対処ではなく
単なる同意が欲しいだけ…的な本を読んだことがある。

だから、女性の場合は、

「だったら、こうしたらいいんじゃない。」ではなく

「そっかぁ、たいへんだね~。」とか

「そうだよね、わかるわかる。」的な

対応の方が喜ばれるそうだ。

一応私も女性なのでわからんではない。

ところが、私は男性脳の比率が高いのはか、自分が相談されると
一所懸命その対処法を考えてしまう。

彼が「調子が悪い」とか「辛い」とか言うたびにどうそれを乗り切るか
どうしたらちょっとでも楽になるか考えてしまう。

でも、もしかしたら彼はそんな対処法よりも、世間一般の女性と同じく
同意して欲しいのかも…と考えている。


無視か同意か…。

そのバランスが難しい…。






参観

2012年11月13日 | 日記
月曜日、娘の学校の参観日だった。

このところ、溶連菌騒ぎで半日お休みが続いたが行かない
わけにも行くまい…ということで、お願いして早退。

せっかくなので~と思い、フラフラしようかとスーパーに寄ると
彼から電話。

「調子が悪くてしょうがない…。」だって。

正直、最近この手の電話には(私にどうしろってか???)と
思ってしまうのだが、口からは

「じゃ~すぐ帰る。なんか欲しいものある?」って言ってしまう。

結局いつもの菓子パンとアイスを買って、他にフラつかず家へ直帰。

帰って、ご飯食べてアイス食べて何も言わず彼は寝て、私は学校へ。


参観を終え、家に帰ると娘が

「今日はひとりじゃないから、うれしい~」

「だって、いつも○○(娘)は帰ると一人ぼっちだから…。」と言う。

二人でお茶をしていると、彼が降りてくる気配。

でも2本目のアイスを持って、一言も発せず2階へ戻っていった。


その後、ちょうど習い事の日でそのあと小児科へ行かねばならず、
娘の希望で習い事も参観することに。

出かけるときに、

「いつもね、『パパ行って来るね~』って何も答えてくれないけど
 言ってから出かけるんだよ。」と言う。


もうね、我慢限界。

2階に向かって、

「ふざけんなっ!」って叫んでしまった。


だって、ありえないでしょ。

一人で寂しくても、雷が鳴って怖くても、行って来ますに何も答えなくても
お帰りなさい言ってもらえなくても、娘は娘なりに父親をしたっているわけで。

それに何一つ答えないって。


彼は躁でも鬱でも、自分のことしか考えないで
私と娘に甘えるだけ甘えて、我慢だけ押し付ける。


もう好き勝手していいから、一人で生きてくれって思う。


2階から降りてきもせず、

「何~?×××~~~。」って大きな声を出してたけど

娘はケンカになると思ってか

「時間ないから早く行こう。」ってせかすので、ほって出かけてしまった。


全部終了して家に帰ったのが、5時半過ぎ。

二人で昼に仕込んだおでんを食べる。

今日の学校での話をしながら、

「○○もパパに来て欲しかった?」と聞くと

「うん…来て欲しいよ。

 でも、そういうとちょっと怖い顔しそう…」って。


どこまでも、不憫で泣けてきそう。

きっとこの先、本当に娘が彼を必要としなくなったら、それが縁の切り時だと
真剣に考えるのだった。





 

褒美

2012年11月12日 | 日記
木曜日、学校から電話が来た。

あわてて出ると、娘の担任の先生で熱を出して保健室にいるとのこと。

あちゃ~~~と思い、早退して迎えに行く。

38℃何分とかで、隣の席の子が溶連菌で休んでいるってことで小児で
調べると、BINGO!

はい、出席停止~~~。


まったく、しょうがないっちゃ、しょうがいないけど、ショック…orz。


熱はそう続かず、本人はいたってお気楽に彼のI-Phoneでなめこ狩ってた。

金曜日、半日くらいは…と思い午前中だけ出社。

家を出るとき、娘に聞くと

「いいよ、パパは起こさなくて。何もしてくれないし。」って。

案の定、私はいない、娘だけいるって状況にも関わらず、トイレに1階に
来ても娘に声をかけることもなくただただ、2階で寝ていた模様…。

まったく、マイペースってか、自分のことしか考えてない感じ丸出し。


ところが、である。


日曜日、いつもより家にいる時間がたくさんあり、外に出られない分
散らかし放題になった部屋を片付ける。

しかし、どんなにいってもなめこに夢中な娘はちっともはかどらない。

大きな声で怒ると彼が2階から飛んできた。

でもちっとも手伝わず、お腹が痛いっていって便秘薬を飲んでいた。

で、最後の最後だけ掃除機をかけるところだけちょっと手伝う。

次に、いつものように買出しに行くのに彼を連れて行った。

先週はダメだったけど、ここ2週くらい荷物持ちに彼を任命。

実際彼のために牛乳2パック、バナナ2房って重いし、それ以外に
野菜とか買うともう…心が折れるくらいに重い。

それ以外にも、ちょっとはシャバの空気吸わせたいし、運動量増やしたいし
ってことで…。

そんな思惑は関係ないしで、あれこれと余計なものを買ってくれるという
うまみもあって彼はついてくるのだろう。

で、3人で出かけたのだが途中で娘が

「おやつ買ってもいい?」聞くのでいつものように

「おぅ、1つだけな~」と答えると

「パパのもね~。」と彼の手を引いてお菓子売り場に駆け出した。

で、彼はチョコ1袋、娘はハイチュウ1袋もって帰ってくる。

次に、

「ヨーグルトは?」と私が聞くと

「うん、欲しい。パパ、こっち~~~。」とかいってまた一緒に行く。

で、途中にあった100円ケーキの前で二人で止まりにんまりとこっちを見る。

「これ買って~~~。」

なんだそりゃ~~~。

結局、2つづつ買わされ買い物を終え、袋につめる。

その時、娘は一生懸命

「重いのから入れるんだよ。」とか彼に教えてるし。

帰りの車で

「今日は3人一緒にお出掛けできてうれしいね~。」だって。

近所のスーパーに買出しにきただけで、お出掛けって…。


帰ってから昼食まで少し時間があるので、娘とキャッチボール。

キャッチボールっていったって、グローブで取るわけでなく
なんか丸い板を手にはめてマジックテープみたいのにボールを
つけるタイプ。

何度教えても、娘は投げ方がおかしい。

女の子特有の手投げだ。(身体を反転させず、手だけ(手首)で投げる)

本来なら、こんなのは父親が教えろよ!って思うけど、言うだけ無駄。

すると、彼は買ったチョコレートを食べながら、窓越しに眺めてた。

娘は一生懸命手を振って、笑っている。

寒いので途中で終了。

ちゃんと見てるんだが、見ていないんだか、

「○○上手だね~。」と軽く言う。

何度もダメだししている私がバカみたい。


昼食を食べた後、娘はやおら自分のお菓子BOXを持ってくると彼に向かって

「これは、お掃除手伝ってくれたご褒美。
 これは、一緒に買い物して楽しかったご褒美。
 これは、キャッチボール見てくれたご褒美。」

と言って、さっき買ったハイチュウとチョコと飴ちゃんを3つ差し出す。

なんだ、そりゃ?

あれでけでご褒美?

とは思ったが、まぁ…娘がうれしそうだからしょうがないか…と思いつつ
割り切れない感たっぷりの私であった…。

ハードル低すぎないか…?