11月は私たち家族にとって色々な思い出が多い月である。
最大の理由は娘の誕生月だから。
毎年、毎年誕生日を祝うたびに思い出が増えていく。
そうそう、七五三もあったしね。
まっ、私の誕生月でもあるわけだが…。
そして、6年前の11月に初めて彼から鬱症状を聞かされたから。
もう、あれから6年も経っているわけで…と思うと感慨もひとしお。
今思えばおかしかったのはきっとそれよりも随分以前からで、
もしかしたら、私は症状のない彼と暮らした期間があったのか、
なかったのか…ってくらいだと思われ…。
先日このブログの去年と一昨年の11月だけを読み返してみた。
自分でも笑っちゃうくらい健気に頑張ってるって思えちゃう。
なにより、去年の今頃まではまだ彼に対する愛情といえばいいのか、
信頼といえばいいのか…希望といえばいいのか…
まだ気持ちが近いところにあった気がする。
今年初めのエピソードでとうとうそれは崩壊したんだなぁ…と改めて思う。
それくらい衝撃的な、そして決定的な出来事だったんだと思う。
そして今、彼への気持ちは一歩引いたところにある気がする。
より客観的に、より冷静(冷淡)に見ている自分がいる。
まずは娘優先で、次に自分を大事に。
そして彼は彼で頑張ってね…って感じ。
もちろん、薬や食事、診察への同行など今までと変わらず世話は
やいてるけれど、でもどっか引いているところがある気がする。
自分でもこんなんになったことが悲しいし、とても残念だけど
でもここまでの経緯を考えたら自然の流れだろう…と思える。
この先どこまで、どんな風に流れて、流されていくんだろう。
そしてその流れを断ち切る日がくるんだろうか。
いつもよりも、いろんな感慨に襲われる11月である。