記録だけ
300
『歴史』や『事実』 ★☆☆☆☆
ペルシャの描き方 ★☆☆☆☆
絵画的な描き方 ★★★★★+★★★
古典主義やシュール的な描き方が見事。
特に好きだった絵は二場面。
①『木に掲げられた死体の数々』(シュール的な描き方)
②『王や兵士たちが地に死に絶えた満との赤と、中央の王の体の曲がり方、全体の構図』
歌舞伎の手法 ★★★★★
ペルシャ軍の衣装
ペルシャ対ギリシャの かたまりの構図
『だんまり』的な動き
形
メークがギリシャは人間的、ペルシャ(ハシャーヤール王)は人工的で歌舞伎の白塗と、(ペルシャ帝国の王というより、インド・アフリカ系の人物のように描き)歌舞伎の赤い顔(悪者)のように感じさせる。
黒澤作品的な匂い ★★★★★
色々な場面で、意識した映像や構図、描き方がみられた。
迫力 ★★★★★
女性と男性の持つ肉体美 ★★★★★
映像美 ★★★★★
色彩美 ★★★★★
構図 ★★★★★
音楽 ★★★★
形の決め方 ★★★★★
現代演劇の手法 ★★★★★
バレエ的な動き ★★★★★
ペルシャとギリシャの女性の描き方 ★★★★★
2007 アメリカ 117分 R-15
原作 フランク・ミラー
監督・脚本 ザック・スナイダー
キャスト
ジェラルド・バトラー
レナ・ヘディー
デビッド・ウェナム
ドミニク・ウェスト
家族と『300』を観に行く。
予想通り 家族は、
「アメリカサイドのヨーロッパ贔屓。アジアを馬鹿にしている。」
「イランを歪曲にしたつくりだ。」
と、ご立腹。
夫に言われるとおり、この映画は、『歴史』や『事実』で観るのか、『映像美』や『面白み』の どちらでとらえるかによって、大きく二極する作品だと思う。
人類最古の文明を持つイラン人を歪曲した部分が多く、気になる。
一方、『ナルシストぶり』(ハシャーヤール王のナルシストぶり=イラン人は、自分が大好きだと効いたことがある)や 『イラン人の賢明さ』を否定しきれない作品つくりに、イランの好きな私としては、静かな笑いがこみ上げてくる。これは、アメリカ側(ハリウッド)の誤算か・・・
諸事情のある昨今、一般人に影響力の大きい映画という手段を使って、イラン文明の真の姿を破壊し、反イラン感情を煽ろうとしているようにも感じる部分は、危険だとも感じる。
観る人によっても、また見る(考える)角度によっても、感じ方が大きく変わる。
好感の持てる部分と否定したい部分が複雑に絡みあう。評価が大変難かしく、考えさせられる映画だったといえよう。
申し分けございませんが、ここではあらすじは控えさせていただきます。
お昼にしました、
たのしみ、、
この映画、さっそく、
行ってきたんだ、、
映画は、ある意味 映像が美しかったです。
とれましたか?
昼ですか?
夜ですか?
たのしみ、、、
今からわくわくしています。