写真は四天王寺
『ギリシア神話』42 ケンタウロス退治(ヘーラクレースは酒(甕)を強要されたので、ケンタウロスは仕方なく酒を差し出した。)
『ギリシア神話』(高津春繁著 岩波新書)によれば、
ケンタウロスのポロスに歓待された。
彼は預けられた酒(甕)を持っていた。
ヘーラクレースは酒(甕)を強要されたので、ケンタウロスは仕方なく酒を差し出した。
酒(甕)を開けると、他のケンタウロスたちは、盾などで武装して来襲した。
ヘーラクレースは矢をもって、ケンタウロスたちを射る。
ポロスは矢毒が手から滑って足にささり、彼も死んでしまった。
ヘーラクレースは彼を葬った。
ケンタウロス
ケンタウロス(古希: Κένταυρος[1]、ラテン語: Centaurus)とは、ギリシア神話に登場する半人半獣の種族の名前である。
馬の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしている。
ケンタウロス(神話)
イクシーオーンとヘーラーの姿をした雲ネペレーとの間に産まれたとも、その間の息子であるケンタウロス(人名)が牝馬と交わり産まれた種族ともいわれる。
テッサリアーのペーリオン山やアルカディア、エーリスなどに住んでいたが、テッサリアーのケンタウロスはペイリトオスとの戦争で住処を追われて、ペロポネーソス半島南部のマレア岬に移動したともいわれる。
好色で酒好きの暴れ者だが、中には出自の異なるものがおり、彼らは野蛮ではない。
クロノスとピリュラーの息子ケイローンは医学の祖とされ、医術の神アスクレーピオスをはじめ、アキレウスなど数々の英雄を教育した賢者として知られ、また不死であった。
シーレーノスとトネリコの精であるニュンペーの息子ポロスも人格者である。
ケンタウロス族は戦いにおいてしばしば弓矢や槍、棍棒を使うとされる。
星座のいて座は弓矢を持った姿から来ている。
ケンタウロスではなくサテュロスともいわれる。
フランス・リヨンのテトドール公園内にある『Centauresse et Faune(フランス語版)』オギュスタン・クルテ作。珍しい女性のケンタウルス像である ダンテの『神曲』「地獄篇」第十二曲では、生前、人を虐げた暴君たちを血の川において懲らしめる獄卒の役目を果たしている。
ダンテとウェルギリウスはケイローンと言葉を交わし、ネッソスに道を案内してもらった。
カッシート時代、中アッシリア時代の印章やクドゥル、ヘレニズム時代のバビロニアのスタンプ印章にはケンタウロスの模様が刻まれていることがある。
バビロニアにおけるケンタウロスの模様には、サソリの尻尾が付属しているものもある。
ケンタウロスの女性形であるケンタウレ(en)は、紀元前5世紀の画家・ゼウクシスが考案したとされるが、神話文学における裏付けは存在せず、芸術作品としても若干数である。
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ヘーラクレスの誕生
キタイローン山の猪狩り
オルコメスの征服
狂えるヘーラクレス
十二功業
十二功業後の遠征
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ドリュオプス人及びラピテース人の戦い
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キュウノス、アンタイオス、プーシーリス退治
エーマティオン退治
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リュカーオーン退治
オイカリア攻めとヘラクレースの死
オイカリア攻めとヘラクレースの後裔
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通常、12神の神々は
ゼウス
ゼウスの妻ヘーラー
ゼウスの娘アテーナー
アポローン
アプロディーテー
アレース
アルテミス
デーメーテール
ヘーパイストス
ヘルメース
ポセイドーン
ヘスティアー
『ギリシア神話』 高津春繁著 岩波新書 参考
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