乱鳥の書きなぐり

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縄文石器工房 西日本で初確認。槍先片や破片など完成品ではなく不良品が出土。(4+2景)奈良県 勢野東遺跡

2011-06-02 | 美術・文様・展示物






     勢野東遺跡 展示     (奈良県  三郷町勢野西の町文化センター)







 会場説明書 ▼

 縄文時代 草創期(15000年前)

 関西でははじめて

 縄文時代 草創期のものは、日本で5ヶ所くらい。全て関東に集まっている。

 三郷町中央公園予定地から、矢先不良品

 完成品はなし

 数カ所にまとまって4500点出土

 形のわかるもの、30点

 完成品はおそらく狩りに使用された

 割っただけで加工してない破片「破片」(はくへん)あり 






 学芸員の方にご説明いただいたお話 ▼


 三郷町中央公園予定地は高台になっていた

 すぐ側に川が流れていた

 当時はおそらく三世帯集団位の規模



         




(注)

 下段に記しています 読売新聞(2011年5月28日 )と 上の内容が異なっている箇所があります。

 会場の説明書きを優先して記録しています。


 
 

























   



 








「なかご」(矢先が木の葉型よりとがっている)「槍」→「弓」





   












2011年5月28日 読売新聞より ▼




縄文石器工房 西日本で初確認 槍先片2万点出土…奈良・三郷





 奈良県三郷町の勢野東遺跡で、狩猟に使うための槍先を作った縄文時代草創期初め(約1万5000年前)の石器工房跡が見つかり、町教委と県立橿原考古学研究所が27日発表した。同時期の石器工房跡が西日本で確認されるのは初めてで、未完成品や破片など約2万点が出土

 専門家は「東日本より石器製作技術が遅れていたとされた西日本に同水準の文化があったことを裏付ける発見」としている。



 町立公園整備に伴う調査で1220平方メートルを発掘。折れるなどして製作中に捨てられたとみられる未完成品約30点(大きさ10~20センチ)や大量の破片が8か所で出土した。

 総重量は計19キロ。石材は南約8キロの大阪、奈良府県境の二上山で採れるサヌカイトを使っていた。

 破片の大きさは1~13センチで、初期工程で生じる大ぶりなものから最終工程で出る小さなものまであり、製作の様子が具体的にわかる。

 また、破片が堆積していた所もあり、同研究所は、消耗しやすい槍先を、狩猟に出る前にまとめて作った可能性があるとみている。



 同時期の石器工房跡の発掘例は、東日本では前田耕地遺跡(東京都あきる野市)など4か所あるが、西日本にはなかった。

 現場は埋め戻しており、現地説明会は行わない。

 出土した石器は6月1~9日、三郷町勢野西の町文化センターで展示する。問い合わせは町教委生涯学習課(0745・73・2101)。



 松田真一・天理参考館特別顧問(考古学)の話

「縄文時代は遺跡数などから社会や文化が“東高西低”と考えられがちだったが、早い段階から同じ石器製作技術があったことが証明された。西日本の豊かな縄文文化の一端を示す成果だ」




         (2011年5月28日 読売新聞)





   






 見て下さいましたみなさま、ありがとうございます。



 また、関係者のみなさま、ありがとうございました。

 こころより御礼申し上げます。





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