乱鳥の書きなぐり

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乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 21  『役者手鑑 全』を楽しむに当たって  「俳諧」について

2019-11-26 | ことのは
 

 

 


 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 21
『役者手鑑 全』を楽しむに当たって  「俳諧」について

 

『役者手鑑 全』を楽しむに当たって 「連句」に続けて「俳諧」について調べてみることにした。

 辞書で引けばいいのだが、今回も、とりあえず 苦しいときのウィキペディア頼み。


「俳諧」とは  (Wikipedia)


 俳諧(はいかい)とは、主に江戸時代に栄えた日本文学の形式、
 また、その作品のこと。誹諧とも表記する。
 正しくは俳諧の連歌あるいは俳諧連歌と呼び、正統の連歌から分岐して、遊戯性を高めた集団文芸であり、発句や連句といった形式の総称である。

 

 概要
 松尾芭蕉の登場により冒頭の発句の独立性が高まり、発句のみを鑑賞する事も多く行われるようになり、明治時代に成立した俳句の源流となる。
 時に作者個人の創作たる発句を完全に独立させた近代文芸の俳句と同一視される。
 専門的に俳諧に携わるひとを「俳諧師」と呼ぶ。
  江戸期においては専業のいわゆる「業俳」が俳諧師と呼ばれていた。
 本業があって趣味として俳諧を楽しむ人は「遊俳」と呼ばれ、遊俳は俳諧師とは呼ばれない。

 

 歴史
「俳諧」には、「滑稽」「戯れ」「機知」「諧謔(かいぎゃく)」等の意味が含まれる。
 平安時代前期に編纂された『古今和歌集』に集められた滑稽な和歌は「誹諧歌」と呼ばれていた。

 室町時代には、戦塵の傍ら武家が集した連歌会や出陣前に神社で執り行った法楽の連歌等に差異するように、和歌の連歌の表現を滑稽・洒脱にして、より気軽に楽しめるようにした文芸が「俳諧連歌」もしくは「俳諧の連歌」と呼ばれて一般に好まれた。

 当初は、連歌の傍流といった兆しであったが、しかし、室町後期には、山崎宗鑑が俳諧連歌集の祖となる『犬筑波集(俳諧之連歌抄)』を編纂し、また、宗鑑と並び俳諧の祖と評される荒木田守武が『俳諧独吟百韻』等の俳諧集を編んだ。

 俳諧連歌は江戸時代に入ると松永貞徳によって大成された。

 貞徳の一門による俳諧連歌は「貞門派」と呼ばれ一時代を築き、堅苦しい正統の連歌をしのぐ程の人気を誇った。
 しかしやがて貞徳らによるそれまでの「古風」に対して新しい表現「新風」が現れて貞門の地位を奪った。

 新風は「談林派」と呼ばれ、連歌師でもあった西山宗因を筆頭に、浮世草子を成立させた井原西鶴らが参画していた。

 談林派が十年ほどの短い最盛期を終えると、その後には松尾芭蕉があらわれ、「蕉風」と呼ばれる作風を示した。

 貞門派の「詞付」、談林派の「心付」に対して、蕉風は「匂付」と評された。


 芭蕉没後しばらくは付け句の技巧を競う川柳を中心に雑俳が栄えたが、中興の祖である与謝蕪村らによってふたたび活気を取り戻した。

 江戸時代末期には小林一茶の活躍が見られた。

 江戸時代を通じて俳諧は連句形式が主流であり、発句のみを鑑賞することがあっても変わらなかった。

 しかし明治時代になると、正岡子規によって、従来の座の文芸たる俳諧連歌から発句を独立させた個人の文芸として、近代の俳句が確立された。

 俳句の成立以降は、伝統的な座の文芸たる連歌の俳諧を近代文芸として行うとき、俳句とは区別するためこれを連句と呼ぶようになった。

 

 形式

 もともとは連歌として詠まれたものだが、発句のみを独立した表現とすることもある。

 のちに連句のための発句を「立句」、単独のものを「地発句」と区別して呼ぶようになった。

 また、連句としての前後のつながりを含めて作品であること、複数人で続けて句を詠みあうという表現の性格から作り手と受け手が同一空間にいることといった特色があるため、本来連歌としての俳諧は、近代以降の俳句と評価の視点が異なる。



 

 

 


   『役者手鑑 全』1 表紙・表紙裏 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

 https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/8004913231b9f7916a7e5586e667ca07『役者手鑑 全』2 最終頁 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

 https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/3781ea7dbbe73aa9b0e6a110bf6c85ea『役者手鑑 全』3 序文一オ・ウ 八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』4 連名句順 二オ 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

    『役者手鑑 全』5 立役者之名家 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』6  三升 万歳の 来つつなれにし 鶴太夫 三オ 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

    『役者手鑑 全』7 「連名句順」の「吾妻富士仰蓮花」(右下)と「三升」から始まる「万歳の 来つつなれにし 鶴太夫」を再考したい。
 
  『役者手鑑 全』8  鶴つがひ 長閑にあゆむ 田面かな  市江  東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵 稀書複製版 米山堂

  『役者手鑑 全』9  夕くれを おしむ乳母有り いかのほり 路志う 東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵 稀書複製版 米山堂

     役者手鑑 全』9 『役者手鑑 全』10 風巾の尾の風の長きためしも君の代や/青柳の強さや風の吹き次第/目辺りに埃もたたず梅の花(3句)

  『役者手鑑 全』11 里渡   高砂や 松葉に枝を 梅の花   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』12  蒲公英ハしはし旅僧のしとねかな 杉暁   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』13  舞台から雪間へ かたの蝶ひとつ  巨撰   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』14  納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  
 『役者手鑑 全』15  半ふん 有之 せうじ に くらき わかは哉  里江  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画


  『役者手鑑 全』16  つり草の  置ところなし 蓮見時  連車   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画 




 『役者手鑑 全』を楽しむに当たって  「連句」について

 『役者手鑑 全』を楽しむに当たって  「俳諧」について



  東京大学所蔵 役者手鑑 / 花吸菴編 全22頁  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画




  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 1 「引歌」と「本歌取り」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 2 「影印」と「印影」、「影印本」(景印本、影印)と「覆刻本」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 3  丈(じょう )と 丈(たけ)
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 4 「草紙」と「草子」と「双紙」と「冊子」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 5 「清元」と「常磐津」と「長唄」と「義太夫」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 6 「千秋楽」と「千穐楽」と「千穐樂」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 7  「文化功労者」と「文化勲章」 
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 8 「気功」と「気」の違い、及び「気功」と「気」の中国と日本の違い 
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 9 「忖度」江戸時代すでに言葉の変化が認められた事を『玉あられ』(本居宣長著)で再確認した。
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 10  弥生(日本に置ける3月)、暮の春、建辰月、月宿、夢見月
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 11  東大寺 修二会(お水取り)について再度確認しておきたい。
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 12  一旦停止の位置は如何様であろうとも、停止線手前で止まるべし
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 13 「全集とは」                       
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 14 「釈文」と「書き下し文」と「訓読文」、「しゃく‐ぶん【釈文】」と「しゃく‐もん【釈文】」の違い
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 15 「Pythagoras ピタゴラス(ピュタゴラス)」 「万物は数なり」について
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 16  「Dennis Vincent Brutus ブルータス」について
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 17  風流踊(ふりゅうおどり)または風流(ふりゅう)
 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 18  相手が悶々としない時間を「折り返し」と言うのだということがわかりスッキリした。
 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 19  合巻とは (そして、合本、合冊とは)

 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 20  『役者手鑑 全』を楽しむに当たって  「連句」について

 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 21  『役者手鑑 全』を楽しむに当たって  「俳諧」について


 
 
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乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 20   『役者手鑑 全』を楽しむに当たって  「連句」について

2019-11-26 | ことのは
 写真は 大神神社(三輪神社) 能楽『三輪』







『役者手鑑 全』を楽しむに当たって  「連句」について

 

『役者手鑑 全』を思い切り身勝手に楽しみながら、ほぼほぼ半分が読めたように思う。

 ここにきて、『役者手鑑 全』を楽しむに当たって、家族に俳諧や連句や、あれやこれやとは何ぞやと質問ぜめに合わせると、夫書斎より一冊の辞書を手渡す。

 その重さ、ローストポークに例えるなら、おおよそ1,5個分はあろうかと思う。

『日本古典文学大辞典 第六巻』の「連句」の頁を広げ、重ねて、
「『岩波新古典文学大系』「初期俳諧集」には具体例が載ってるからね^^」
と、多少面倒臭そうであった。

「連句」の決まり事など全く知りもしない私は『日本古典文学大辞典 第六巻』の「連句」を読み、
『こりゃ、大学の授業の一コマかふたコマ分歯あるね。』
と笑うと、夫、軽く聞き流す。

『日本古典文学大辞典』は1ページに4段。
 ページ数にしておおよそ2,5ページ、合計約10段也。

 容量かましてよかですか!?とばかりに、乱鳥「連句」のウィキだのみ。

 枕詞のごとく、「とりあえず、ウィキペディア」とばかりに、記録してみた。

 

 

 連句とは      (Wikipedia)

 連句(れんく)とは、歴史的には、俳諧の連歌のことであった。
 連歌に対して俳諧という趣旨の精神とその内容、また俗語をも使用する形式で、それが、連歌の形式を踏襲した為に「俳諧の連歌」と称せられた。

 連歌とは複数の吟者が吟ずる短句で、前句に後句を付け合いし続ける形式の文芸をいう。
 付け合いする句々は独立性のあるものが原則である。
 しかもその隣接二句が調和することが特徴である。
 座の文芸の所以である。


 俳諧は江戸時代、松尾芭蕉を始め多くの秀吟者を輩出し、庶民にも親近するため、連歌より好まれ、文芸の主流を為した。
 のちに、川柳と発句(のち俳句)の、一句形式の分離と流行を誕生せしめたので、狭義には俳諧より一句形式を除いたものは連句と呼称される。
 この用語を、明治37年に連歌や俳句と区別するため高浜虚子が提唱してから定着したとする説もあるが、「連句」の名称はしかし随分以前から巷間あった。

 形としては連歌の様式を踏襲して、五七五の句の後に七七の句を、さらに五七五・・・と交互に付けていき、三十六句(歌仙)、五十句(五十韻)、百句(百韻)等よりならしめ、総数の違いで数十種に別して名称がある。

 


 連句の様式、式目
 総数の違いと、それを数ブロックに分ける数と量の違いにより、伝統的な連句の形式には、それぞれの名称があり、よく作られるものは、歌仙(36句)と半歌仙(18句)であるが、総数のみいう形式とは別に様式という場合、作する方法や句の取捨する規範など(式目と称するもの)まで含めていうことが出来る。
 ただしこうした伝統的連句は、いずれも殆ど様式(式目)に大きな区別はない。
 主なる式目は、春夏秋冬の季の句数で、春秋三句以上連ねること、夏冬句は一、二句なこと、各ブロックに月の句ないし花の句を配り置くこと、前句の前(これを打越という)と同趣意や用語を禁じたり嫌ったりすること、遠くに詠んだ句であってもそれはきつく忌避される(輪廻という)。
 その他心得的なものは一通りでない。

 


 伝統的連句
 正岡子規にはじまる近代俳句の隆盛のなかで、連句に注目した早い時期のものとして、寺田寅彦の随筆があげられる。
 また、幸田露伴は、芭蕉七部集の評釈を行い、芭蕉の歌仙の構造を明らかにした。

 こうした戦前の業績をうけて、現代の作家、詩人たちによる連句の試みが、1960年代後半からはじまった。
 その中心になったのが、大岡信、丸谷才一、安東次男、石川淳たちによる歌仙の興行であった。歌仙を巻いて、その後で付け合いの雰囲気や意図について解説対談を行うという形式によって、連句の可能性が追求された。大岡は、〈連詩〉という概念をここから発展させて、外国語での詩作の可能性も追求している。
 石川・安東・丸谷は亡くなったが、大岡、岡野弘彦を中心に雑誌『すばる』や『図書』誌上を中心に連句興行が続けられている。

 

 

 


   『役者手鑑 全』1 表紙・表紙裏 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

 https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/8004913231b9f7916a7e5586e667ca07『役者手鑑 全』2 最終頁 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

 https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/3781ea7dbbe73aa9b0e6a110bf6c85ea『役者手鑑 全』3 序文一オ・ウ 八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』4 連名句順 二オ 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

    『役者手鑑 全』5 立役者之名家 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』6  三升 万歳の 来つつなれにし 鶴太夫 三オ 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

    『役者手鑑 全』7 「連名句順」の「吾妻富士仰蓮花」(右下)と「三升」から始まる「万歳の 来つつなれにし 鶴太夫」を再考したい。
 
  『役者手鑑 全』8  鶴つがひ 長閑にあゆむ 田面かな  市江  東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵 稀書複製版 米山堂

  『役者手鑑 全』9  夕くれを おしむ乳母有り いかのほり 路志う 東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵 稀書複製版 米山堂

     役者手鑑 全』9 『役者手鑑 全』10 風巾の尾の風の長きためしも君の代や/青柳の強さや風の吹き次第/目辺りに埃もたたず梅の花(3句)

  『役者手鑑 全』11 里渡   高砂や 松葉に枝を 梅の花   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』12  蒲公英ハしはし旅僧のしとねかな 杉暁   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』13  舞台から雪間へ かたの蝶ひとつ  巨撰   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』14  納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  
 『役者手鑑 全』15  半ふん 有之 せうじ に くらき わかは哉  里江  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画


  『役者手鑑 全』16  つり草の  置ところなし 蓮見時  連車   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画 



 『役者手鑑 全』を楽しむに当たって  「連句」について


  東京大学所蔵 役者手鑑 / 花吸菴編 全22頁  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画



  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 1 「引歌」と「本歌取り」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 2 「影印」と「印影」、「影印本」(景印本、影印)と「覆刻本」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 3  丈(じょう )と 丈(たけ)
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 4 「草紙」と「草子」と「双紙」と「冊子」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 5 「清元」と「常磐津」と「長唄」と「義太夫」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 6 「千秋楽」と「千穐楽」と「千穐樂」
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 7  「文化功労者」と「文化勲章」 
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 8 「気功」と「気」の違い、及び「気功」と「気」の中国と日本の違い 
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 9 「忖度」江戸時代すでに言葉の変化が認められた事を『玉あられ』(本居宣長著)で再確認した。
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 10  弥生(日本に置ける3月)、暮の春、建辰月、月宿、夢見月
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 11  東大寺 修二会(お水取り)について再度確認しておきたい。
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 12  一旦停止の位置は如何様であろうとも、停止線手前で止まるべし
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 13 「全集とは」                       
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 14 「釈文」と「書き下し文」と「訓読文」、「しゃく‐ぶん【釈文】」と「しゃく‐もん【釈文】」の違い
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 15 「Pythagoras ピタゴラス(ピュタゴラス)」 「万物は数なり」について
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 16  「Dennis Vincent Brutus ブルータス」について
  乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 17  風流踊(ふりゅうおどり)または風流(ふりゅう)
 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 18  相手が悶々としない時間を「折り返し」と言うのだということがわかりスッキリした。
 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 19  合巻とは (そして、合本、合冊とは)

 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 20  『役者手鑑 全』を楽しむに当たって  「連句」について



 
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 『役者手鑑 全』16  つり草の  置ところなし 蓮見時  連車   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

2019-11-26 | 俳諧、連句(『役者手鑑』などを含む)


 『役者手鑑 全』16  つり草の  置ところなし 蓮見時  連車   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画
 


 

 
  半ふん 
   有之 
  せうじ 
    に 
   くらき
    わかは哉
         里江

   = 半分之(これ)有り
     障子に暗き 若葉哉(かな)
                 里江 
 を受けて

 

   つり草の  
  置ところなし 
     蓮見時  
         連車

   = 釣り草の 置く所無し 蓮見時






 
 連名句順  澤村定五郎  連車
  


 


 乗捨る 
  汐 
  干かれ
 から

  ↓

 半ふん 
   有之 
  せうじ 
    に 
   くらき
    わかは哉

  ↓

 つり草の  
  置ところなし 
     蓮見時 


 つり草 = 釣った草(女性)
       そして、植物の「つり忍」をも思い浮かべます。
      「つり忍」は確かシダ科でしたが、冬に枯れても、毎年はを出します。
       おまけに、「つり忍」は小芝居でもたびたの披露される演目です。

 置ところなし の言葉で、女性が気の毒なようではありますが、少し笑ってしまう。
 これは、連句の面白いところなのでしょうかと感じます。

 そして
 蓮見時 で (女性を)置ところなし をさらに強調しているように思います。

 はすの見頃は、朝。遅くとも、午前中です。
 日が昇り、照り始めると、はすの花は水面下に隠れてしまいますもの^^

 これを考えると、女性の方からさっていったとも受け取れます。


 皆さんはどのように受け取られますか^^
 え?
     乱鳥(Rancho)さん、ちょいと、下世話ですよ!
 って。
 これまた、失礼いたしました。


 古典や連句ってこういうのも多いので、お許しを^^v

       






 


   『役者手鑑 全』1 表紙・表紙裏 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

 https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/8004913231b9f7916a7e5586e667ca07『役者手鑑 全』2 最終頁 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

 https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/3781ea7dbbe73aa9b0e6a110bf6c85ea『役者手鑑 全』3 序文一オ・ウ 八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』4 連名句順 二オ 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

    『役者手鑑 全』5 立役者之名家 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』6  三升 万歳の 来つつなれにし 鶴太夫 三オ 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

    『役者手鑑 全』7 「連名句順」の「吾妻富士仰蓮花」(右下)と「三升」から始まる「万歳の 来つつなれにし 鶴太夫」を再考したい。
 
  『役者手鑑 全』8  鶴つがひ 長閑にあゆむ 田面かな  市江  東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵 稀書複製版 米山堂

  『役者手鑑 全』9  夕くれを おしむ乳母有り いかのほり 路志う 東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵 稀書複製版 米山堂

     役者手鑑 全』9 『役者手鑑 全』10 風巾の尾の風の長きためしも君の代や/青柳の強さや風の吹き次第/目辺りに埃もたたず梅の花(3句)

  『役者手鑑 全』11 里渡   高砂や 松葉に枝を 梅の花   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』12  蒲公英ハしはし旅僧のしとねかな 杉暁   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』13  舞台から雪間へ かたの蝶ひとつ  巨撰   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』14  納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  
 『役者手鑑 全』15  半ふん 有之 せうじ に くらき わかは哉  里江  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画


  『役者手鑑 全』16  つり草の  置ところなし 蓮見時  連車   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画 






  東京大学所蔵 役者手鑑 / 花吸菴編 全22頁  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画




 

 
 『役者手鑑 全』 表紙裏
 
 
 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画   東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵  最終頁
  
 
 
 序文 一オ
 

 
 
 序文 一ウ
 

 
 
 連名句順  二オ
 
 
 立役之名家 市川團十郎 三升

 
 『役者手鑑 全』5  三升 万歳の 来つつなれにし 鶴太夫

 
 『役者手鑑 全』8  鶴つがひ 長閑にあゆむ 田面(たのも)かな  市江

 
 『役者手鑑 全』9  夕くれを おしむ乳母(うば)有り いかのほり 路志う

 
 『役者手鑑 全』9  風巾の尾の 風の長きためしも 君の代や  きをん
                     
 
 『役者手鑑 全』9 青柳の つよさや風の 吹き次第  濱瀬

 
 『役者手鑑 全』10 目あたりに ほこりもたたす 梅の花  三朝

 
 『役者手鑑 全』11 里渡   高砂や 松葉に枝を 梅の花   

 
 『役者手鑑 全』12  蒲公英ハしはし旅僧のしとねかな 杉暁  

 
 『役者手鑑 全』13  舞台から雪間へ かたの蝶ひとつ  巨撰 

 
 『役者手鑑 全』14  納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ  

  
 『役者手鑑 全』15  半ふん 有之 せうじ に くらき わかは哉  里江 

 
 『役者手鑑 全』16  つり草の  置ところなし 蓮見時  連車 

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『役者手鑑 全』15  半ふん 有之 せうじ に くらき わかは哉  里江  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

2019-11-26 | 俳諧、連句(『役者手鑑』などを含む)


 『役者手鑑 全』15  半ふん 有之 せうじ に くらき わかは哉  里江  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画
 


 
 
      納子  
  沖中に 
  舟 
  乗捨る 
  汐 
  干かれ
 を受け

 
  半ふん 
   有之 
  せうじ 
    に 
   くらき
    わかは哉
         里江

   = 半分之(これ)有り
     障子に暗き 若葉哉(かな)
                 里江 

 
 連名句順  山下金作  里江
  


 
 半ふん 有之 せうじ に くらき わかは哉  里江
 (半分之(これ)有り 障子に暗き 若葉哉(かな)里江 )


 乗捨る 
  汐 
  干かれ
 からの、連句ですね^^

 それにしても、
 あらま!大きな若葉が!(^^)
 障子の向こう側に影となって。
 ちょうど障子半分の大きさが息を潜めていらっしゃいますのね^^

 部屋の中のお題露様(男性)は、業平様のような良い姿の殿方なのでしょうね。
 と、主婦の妄想は膨らむ。


 それにしても、この句は、洒落ておりする^^v

 


   『役者手鑑 全』1 表紙・表紙裏 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

 https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/8004913231b9f7916a7e5586e667ca07『役者手鑑 全』2 最終頁 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

 https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/3781ea7dbbe73aa9b0e6a110bf6c85ea『役者手鑑 全』3 序文一オ・ウ 八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』4 連名句順 二オ 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

    『役者手鑑 全』5 立役者之名家 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』6  三升 万歳の 来つつなれにし 鶴太夫 三オ 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

    『役者手鑑 全』7 「連名句順」の「吾妻富士仰蓮花」(右下)と「三升」から始まる「万歳の 来つつなれにし 鶴太夫」を再考したい。
 
  『役者手鑑 全』8  鶴つがひ 長閑にあゆむ 田面かな  市江  東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵 稀書複製版 米山堂

  『役者手鑑 全』9  夕くれを おしむ乳母有り いかのほり 路志う 東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵 稀書複製版 米山堂

     役者手鑑 全』9 『役者手鑑 全』10 風巾の尾の風の長きためしも君の代や/青柳の強さや風の吹き次第/目辺りに埃もたたず梅の花(3句)

  『役者手鑑 全』11 里渡   高砂や 松葉に枝を 梅の花   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』12  蒲公英ハしはし旅僧のしとねかな 杉暁   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』13  舞台から雪間へ かたの蝶ひとつ  巨撰   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』14  納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

   
 『役者手鑑 全』15  半ふん 有之 せうじ に くらき わかは哉  里江  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画








  東京大学所蔵 役者手鑑 / 花吸菴編 全22頁  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画




 

 
 『役者手鑑 全』 表紙裏
 
 
 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画   東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵  最終頁
  
 
 
 序文 一オ
 

 
 
 序文 一ウ
 

 
 
 連名句順  二オ
 
 
 立役之名家 市川團十郎 三升

 
 『役者手鑑 全』5  三升 万歳の 来つつなれにし 鶴太夫

 
 『役者手鑑 全』8  鶴つがひ 長閑にあゆむ 田面(たのも)かな  市江

 
 『役者手鑑 全』9  夕くれを おしむ乳母(うば)有り いかのほり 路志う

 
 『役者手鑑 全』9  風巾の尾の 風の長きためしも 君の代や  きをん
                     
 
 『役者手鑑 全』9 青柳の つよさや風の 吹き次第  濱瀬

 
 『役者手鑑 全』10 目あたりに ほこりもたたす 梅の花  三朝

 
 『役者手鑑 全』11 里渡   高砂や 松葉に枝を 梅の花   

 
 『役者手鑑 全』12  蒲公英ハしはし旅僧のしとねかな 杉暁  

 
 『役者手鑑 全』13  舞台から雪間へ かたの蝶ひとつ  巨撰 

 
 『役者手鑑 全』14  納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ  

  
 『役者手鑑 全』15  半ふん 有之 せうじ に くらき わかは哉  里江  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画
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『役者手鑑 全』14  納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

2019-11-26 | 俳諧、連句(『役者手鑑』などを含む)


 『役者手鑑 全』14  納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画
 


 

 
 舞台から雪間へ かたの蝶ひとつ  巨撰
 を受け

 
      納子  
  沖中に 
  舟 
  乗捨る 
  汐 
  干かれ
 

 
 連名句順  沢村宗十郎  納子
  


 
 納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ
  
     = 沖中に 舟 乗地捨てる 汐 干かれ


 あらま!の句ですわ^^

 恥ずかしいので、感想は割愛させていただきまする^^

 次の句の
 『役者手鑑 全』15  半ふん 有之 せうじ に くらき わかは哉  里江  
を続けて読むと、おかし恥ずかし、クスリニヤニヤと笑ってしまいまする^^


 今回は、これだけ^^

 
 
 澤村宗十郎の何、びくん^^v

 歌舞伎、観たい!

 12月の南座顔見世は行くけれど、新春松竹座はパス!

 松嶋屋さんと成駒屋さんはとても好きだし、観たいけれど(わっはっは!でございまするわ! )





   『役者手鑑 全』1 表紙・表紙裏 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

 https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/8004913231b9f7916a7e5586e667ca07『役者手鑑 全』2 最終頁 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

 https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/3781ea7dbbe73aa9b0e6a110bf6c85ea『役者手鑑 全』3 序文一オ・ウ 八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』4 連名句順 二オ 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

    『役者手鑑 全』5 立役者之名家 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』6  三升 万歳の 来つつなれにし 鶴太夫 三オ 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

    『役者手鑑 全』7 「連名句順」の「吾妻富士仰蓮花」(右下)と「三升」から始まる「万歳の 来つつなれにし 鶴太夫」を再考したい。
 
  『役者手鑑 全』8  鶴つがひ 長閑にあゆむ 田面かな  市江  東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵 稀書複製版 米山堂

  『役者手鑑 全』9  夕くれを おしむ乳母有り いかのほり 路志う 東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵 稀書複製版 米山堂

     役者手鑑 全』9 『役者手鑑 全』10 風巾の尾の風の長きためしも君の代や/青柳の強さや風の吹き次第/目辺りに埃もたたず梅の花(3句)

  『役者手鑑 全』11 里渡   高砂や 松葉に枝を 梅の花   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』12  蒲公英ハしはし旅僧のしとねかな 杉暁   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

  『役者手鑑 全』13  舞台から雪間へ かたの蝶ひとつ  巨撰   安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画

   『役者手鑑 全』14  納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画



  東京大学所蔵 役者手鑑 / 花吸菴編 全22頁  安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画




 

 
 『役者手鑑 全』 表紙裏
 
 
 安永八年巳亥正月 花吸庵蔵 花吸庵編 磯田湖竜斎画   東京書舗 本石町十軒店 伏見屋善蔵  最終頁
  
 
 
 序文 一オ
 

 
 
 序文 一ウ
 

 
 
 連名句順  二オ
 
 
 立役之名家 市川團十郎 三升

 
 『役者手鑑 全』5  三升 万歳の 来つつなれにし 鶴太夫

 
 『役者手鑑 全』8  鶴つがひ 長閑にあゆむ 田面(たのも)かな  市江

 
 『役者手鑑 全』9  夕くれを おしむ乳母(うば)有り いかのほり 路志う

 
 『役者手鑑 全』9  風巾の尾の 風の長きためしも 君の代や  きをん
                     
 
 『役者手鑑 全』9 青柳の つよさや風の 吹き次第  濱瀬

 
 『役者手鑑 全』10 目あたりに ほこりもたたす 梅の花  三朝

 
 『役者手鑑 全』11 里渡   高砂や 松葉に枝を 梅の花   

 
 『役者手鑑 全』12  蒲公英ハしはし旅僧のしとねかな 杉暁  

 
 『役者手鑑 全』13  舞台から雪間へ かたの蝶ひとつ  巨撰 

 
 『役者手鑑 全』14  納子   沖中に 舟 乗捨る 汐 干かれ  



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