乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

69: 『北斎漫画 1 江戸百態』画 葛飾北斎 青玄社 

2013-09-22 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



 69: 『北斎漫画 1 江戸百態』

 画 葛飾北斎
 青玄社


 見たものだけを書くのではなく,下調べをして描かれていたことがわかる。
 やたら詳しい鳥居に驚く。


 鳥山石燕

 上の絵図を見て,思い出したこと…

 民俗学関係の本では「サンカ」について書かれたものも多い。
 山に住む民と、村人は、普段は交わることがほとんどない。

 山に住むサンカは岩屋などの穴を住まいとする。
 村人は祭儀の折り、山に住む民に農作物を持って、赤い漆塗りの器のセットを借りに行ったという。
「器を貸して下さい。」
とかなんとか,穴の外から言う村人。
 内側からの返事は無い。
 けして姿を見せることはないが、翌日には穴の外に器のセットをおいておいたという。

 この器は漆塗りで、古くから山の民は漆の技術を身につけていたのだという。
 以前何冊か読んだ民俗学関係の本を思い浮かべながら,天才というべき北斎をゆっくりと味わっていた。

 

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
 19世紀に西欧を怒涛のごとく巻き込んだジャポニズム-その波頭こそ、江戸末期から明治にかけて出版された絵手本『北斎漫画』だった。描きも描いたり、葛飾北斎の「すべて」といって申し分のない主題、モチーフ、描法が詰まった、全15編、総ページ970、およそ4000カット。
 本シリーズは原本を人物に風俗(第1巻)
 自然描写(第2巻)、想像の世界(第3巻)とテーマ別に完全収録したリメイク版。
 クールジャパンの代名詞、いまや世界言語となった「MANGA」の原点がここにある。

【目次】(「BOOK」データベースより)
 序 北斎に学ぶ/第1章 人物絵鑑/第2章 日常茶飯/第3章 動態活写/第4章 百具百景/第5章 北斎漫画を読む





コメント (2)
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68;『妖怪萬画』 (第2巻 絵師たちの競演編) 和田京子 (著) 青玄社 2012年

2013-09-22 | 古典全般(奈良〜江戸時代)




 
 役者絵  歌川国貞
 わお! 昔の 中村芝翫
 中村芝翫 はその昔、和歌山の海に船まで出して迎えられた大御贔屓がいらっしゃったという。(どこかの博物館で見た浮世絵展示の解説による)
 わたくしは先日おなくなりになられた芝翫 丈や勘三郎さんが今も心に残る。
 画に描かれた【芝翫】という文字に反応した。
 描かれた【形】はたいへん美しい。

 
 火間蟲入道 鳥山石燕

 
 鳥山石燕―

 和田京子 (著)
 1500円+税
 2012年

 青玄社 公式HPより引用▼

内容詳細
日本では古くから描かれてきた妖怪画。不安や畏れといった心の闇に根ざした妖怪画の歴史は、日本人の心性の歴史でもある。本書では文化が熟爛した江戸時代中期から、時代が揺らぎはじめる後期、そして激動期の幕末から明治初期に描かれてきた妖怪画を約150点収録。

目次
第1章 妖怪なんて怖くない(鳥山石燕―『画図百鬼夜行』ほか/ 北尾政美―『夭怪着到牒』/ 勝川春英―『異摩話武可誌』/ 葛飾北斎―『北斎漫画』)/
第2章 絵師たちの百鬼繚乱(喜多川歌麿―「化物の夢」/ 葛飾北斎―「百物語お岩さん」ほか/ 歌川広重―「平清盛怪異を見る」ほか/ 伊藤若冲―「付喪神」/ 高井鴻山―『雨中妖怪図』ほか/ 歌川国貞―『七変化壱本足(芝居絵)』ほか/ 歌川国芳―『頼光公舘土蜘作妖怪図』ほか)/
第3章 妖怪画の文明開化(月岡芳年―「新形三十六怪撰源頼光土蜘蛛ヲ切ル図」ほか/ 河鍋暁斎―『暁斎百鬼画壇』ほか)













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百日

2013-09-22 | 乱鳥徒然 Rancho's room.





 9月22日

 今日はグレゴリオ暦で年始から265日目(閏年では266日目)にあたる。

 年末まであと100日也!


 九月は大旨 満足のいく時間を過ごすことが出来た。
 今日からの余すところ100日は、
 来年に向っての 安定した満を歩む為の路線造り也
 9月22日
 まさに 我への戒めの日である☆

 

 グレゴリオ暦(グレゴリオれき 伊: Calendario gregoriano)とは

 1582年にローマ教皇グレゴリウス13世ユリウス暦を改良して制定した暦法である。
 現行の太陽暦として世界各国で用いられている。
 単に新暦(ラテン語: Ornatus)と呼ばれる場合もある。
 現在使われている紀年法としての西暦もグレゴリオ暦と呼んでいる。

 平年には1年を365日とするが、400年間に(100回ではなく)97回の閏年を置いてその年を366日とすることにより、400年間における1年の平均日数を、365日+97/400 = 365.2425日、とすることがグレゴリオ暦の本質である。
 この平均日数365.2425日は、実際に観測で求められる平均太陽年(回帰年)の 365.242 189 572日(2013年年央値)に比べて26.821秒だけ長い。
 日本では明治5年(1872年)に採用され、明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日(グレゴリオ暦の1873年1月1日)とした。

 

 グレゴリウス13世(Gregorius XIII,1502年1月7日 - 1585年4月10日)とは
 第226代ローマ教皇(在位:1572年 - 1585年)。本名はウーゴ・ブオンコンパーニ(Ugo Buoncompagni)。
 学問を好み、奨励したことで知られ、その治世にずれが累積していたユリウス暦を廃し、グレゴリオ暦とよばれる新暦を採用したことでも有名。

 

 ユリウス暦(ユリウスれき)とは
 地球が太陽の周りを回る周期を基にして作られた暦法で、太陽暦の一種である。
 ユリウス・カエサルによって制定され、紀元前45年1月1日から実施された。
 その後、暦法としての不備が指摘され、グレゴリオ暦に改暦された。
 改暦ではユリウス暦1582年10月4日(木曜日)の翌日を、グレゴリオ暦10月15日(金曜日)と定めている。
 紀年法としての西暦はグレゴリオ暦にも継承した。



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