奈良 斑鳩の里
10月初旬、秋風に誘われてひとりで斑鳩の里に……
一ヶ月ほど前から咲き始めていたのですが、法輪寺、法起寺の近くは今コスモスが咲き乱れています。
観光バスでの観光客やカメラマンの方々も多く、静かな斑鳩の里も この季節はにぎやか。
法隆寺までの散歩コース脇の畑では、柿が色づき始め、田んぼでは稲穂が頭(こうべ)が重そう。
黄色に輝く稲って美しい……
『柿くえば鐘が鳴るなる法隆寺』『実るほどにこうべをたれる稲穂かな…』などべたなことを考えながらあたりを見回して入りと、トンボやバッタが自由に飛び回っている。うらやましいなぁ~~
畑の方からなんだか視線を感じる私。
ふと見ると雉(キジ/多分雄?)がこちらを恐怖の面持ちで見つめていた。あわててカメラを身構えると……あれ?どこかいっちゃった。雉って賢くってすばしっこいんだ~~
飛び立ってない様子から考えると、多分忍び足の一目散でどこかに隠れたんだろうな。まるで『ねずみ小僧ジロキジ』だな…
雉の身を案じ、ひとりほくそ笑む。乱鳥がいうのもなんだが、鳥も大変なご時勢である。
近くの農家では柿やオランダインゲンや白菜の間引きなが並べられていた。
たまたま野菜を並べ初められていたおばさんから取立てのインゲンや白菜を購入。おばさんは65歳くらいなのだが、嫌に美人で若々しい。お婆さんと呼ぶには忍びない美しさ。いい人生をあるんでこられたといった物腰の方であった。
気のいいおばさんは
「十月半ばには黒豆の枝豆も並べます。うちの豆は丹波のくろまめでっさかい、大きめです。」
と説明してくださる。
京都弁とも大阪とも違う大和の調べが 秋風のように心地よく心に染み渡る。
おばさんと話していると、法起寺の裏門で作務衣を着た住職が空を眺めていた。
住職も自分の歩んできた彼なりの秋風を感じているのかな……
秋の斑鳩は静かに風か吹く。
その風は雑多な日常生活から離れ、懐かしさや優しさや安堵感を感じることのできる素敵な空間を作り出す。
10月初旬、秋風に誘われてひとりで斑鳩の里に……
一ヶ月ほど前から咲き始めていたのですが、法輪寺、法起寺の近くは今コスモスが咲き乱れています。
観光バスでの観光客やカメラマンの方々も多く、静かな斑鳩の里も この季節はにぎやか。
法隆寺までの散歩コース脇の畑では、柿が色づき始め、田んぼでは稲穂が頭(こうべ)が重そう。
黄色に輝く稲って美しい……
『柿くえば鐘が鳴るなる法隆寺』『実るほどにこうべをたれる稲穂かな…』などべたなことを考えながらあたりを見回して入りと、トンボやバッタが自由に飛び回っている。うらやましいなぁ~~
畑の方からなんだか視線を感じる私。
ふと見ると雉(キジ/多分雄?)がこちらを恐怖の面持ちで見つめていた。あわててカメラを身構えると……あれ?どこかいっちゃった。雉って賢くってすばしっこいんだ~~
飛び立ってない様子から考えると、多分忍び足の一目散でどこかに隠れたんだろうな。まるで『ねずみ小僧ジロキジ』だな…
雉の身を案じ、ひとりほくそ笑む。乱鳥がいうのもなんだが、鳥も大変なご時勢である。
近くの農家では柿やオランダインゲンや白菜の間引きなが並べられていた。
たまたま野菜を並べ初められていたおばさんから取立てのインゲンや白菜を購入。おばさんは65歳くらいなのだが、嫌に美人で若々しい。お婆さんと呼ぶには忍びない美しさ。いい人生をあるんでこられたといった物腰の方であった。
気のいいおばさんは
「十月半ばには黒豆の枝豆も並べます。うちの豆は丹波のくろまめでっさかい、大きめです。」
と説明してくださる。
京都弁とも大阪とも違う大和の調べが 秋風のように心地よく心に染み渡る。
おばさんと話していると、法起寺の裏門で作務衣を着た住職が空を眺めていた。
住職も自分の歩んできた彼なりの秋風を感じているのかな……
秋の斑鳩は静かに風か吹く。
その風は雑多な日常生活から離れ、懐かしさや優しさや安堵感を感じることのできる素敵な空間を作り出す。