本丸にある井戸で深さは４４ｍほどあるそうです。築城当時、これほどの深さの井戸を掘る技術はなく、ここの城山は元々二つの峰で出来ており、その間に湧いていた泉を井戸として残しながら埋め立てていったと言われています。
筒井門を入ると見えた太鼓門西塀の内側の様子です。外側は板張りですが内側は漆喰で、敵を銃などで狙うための狭間の様子がよく分かります。
ここからが本丸広場になります。
ここからが本丸広場になります。
この門を抜けると本丸の広場になります。高さ約７ｍの石垣の上に、太鼓櫓から太鼓門西塀、太鼓門南続櫓、太鼓門北続櫓、巽櫓を配置して大手方面からの敵に備えています。
筒井門を入ると見える風景です。左端が太鼓櫓で右端は太鼓門南続櫓です。この写真は筒井門の奥にある隠門辺りから撮ったものです。右に回り込んだところに次の門があります。
戸無門を抜けて左折すると左側にこの筒井門が見えてきます。加藤嘉明が正木城（今の松前町）から移築したといわれ、大手（正面）の固めを構成する最も重要な門になります。この門の先（人がいるところ）に隠門（かくれもん）があります。
ロープウェイから降りて最初にくぐるのがこの門です。写真は内側から見たものです。扉がないことからこの名前が付いたそうで、柱にも扉をつけた痕跡がないそうです。
大天守（右）と小天守（左）です。１６０２年に加藤嘉明が工事に着手し、１６２７年に完成ということになっています。当時は五重で偉観を誇ったと伝えられています。しかし１６３９年に松平定行は天守を三重に改築しました。１７８４年に落雷で天守が焼失、その後１８５４年に再建工事が完了したのが今の天守です。松平家の家紋が「三つ葉葵」だったので、瓦に「葵の御紋」が入っているのは現存１２天守で松山城だけとのことです。
国内に現存する木造天守閣は１２ヶ所らしいですが、そのうちの一つである松山城です。ロープウェイ(リフト)で登った広場から見た天守閣です。姫路城とともに典型的な連立式天守だそうです。