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乗鞍岳への自転車道

40歳で突如、自転車乗りになろうと発心して早15年。CAAD9少佐と畳平へ駆け上がる日はくるのでしょうか。。。(汗)

ヤビツ峠アタック失敗!

2007年02月23日 | トレーニング

花粉症のみなさま、いかがお過ごしでしょうか。

東京の西の端にある八王子というところは、周囲を山に囲まれた盆地でございまして、

南には丹沢、西には高尾・道志・大菩薩、北には奥多摩・奥武蔵と、

もう地名を聞いただけで、くしゃみが止まらなくなりそうな杉山のオンパレード。

ここ10日ばかり、激しくスギ花粉が飛んでおります~。

その最中、重度といっていい花粉症のわたくしが、丹沢山塊に突入してまいりました。

丹沢山塊の北東部に位置する宮ヶ瀬湖(人工のダム湖)から、大山の肩に位置する

ヤビツ峠をめざそうというのでございます。

ですが、結論から申しますと、ヤビツ峠までは到達できなかったのでございます。

宮ヶ瀬湖からヤビツ峠を越して秦野へ続く県道70号線(ほとんど林道)は、

2月末まで、落石対策の工事中でございまして、峠から7kmほど下のところまでしか、

通行できなかったのでございます。(下のマップをご参照ください。)

Map_7   

実は、宮ヶ瀬湖畔の分岐のところに、その旨が記された看板が掲げてありましたので、

湖を出発する時点で、峠まで上れないことがわかっていたのでしたが、

それでも行けるところまで行ってみようと思ったのでございます。

↓宮ヶ瀬公園付近に連なる茶店群。

Photo_36

前回、多摩川サイクリングロードでハンガーノックなるものに襲われたわたくし。

今回は、そのようなことにならないように、この茶店で、みたらしだんごを1皿食べてから

出発いたしました。

三叉路を右折して、県道70号線(秦野清川線)に入ります。

しばらくは湖沿いの道ですが、やがて湖とも川ともいえない微妙な幅になってきました。

Photo_37

↑こんな感じのところです。

橋の上では、数人がバス釣りを楽しんでいらっしゃいました。

長者屋敷キャンプ場あたりを過ぎると、湖はおしまいになり、中津川になります。

車道もぐっと細くなり、車一台すれ違うのがやっとの幅になりました。

路面は舗装されているのですが、けっこう荒れています。

この日のわたくしはCAAD9少佐でのチャレンジでしたが、

荒っぽく走るのが好きな人は、MTBもいいかもしれません。

中津川の左岸を、アップダウンを繰り返しながら進みます。

風景は湖から、渓谷へと↓変化いたします。

Photo_40

唐沢というキャンプ場を過ぎ、さらに登っていきます。

斜度はそれほどキツくなく、ロードのギアでも平常心で登っていくことができました。

やがて、清川村が管理する清川キャンプ場までやってまいりました。

日当たりのよいキャンプサイトのすぐそばに、管理釣り場が整備されていて、

オートキャンプにいい感じです。

今はまだ寒いですが、もう少し暖かくなったら、キャンプもいいなぁと思ってしまいました。

さて……麓の看板によりますと、この先は、もう、どこで通行止めになっていても

おかしくありません。

どこまで行けるかなぁ……などとドキドキしながら登っていくと、清川キャンプ場から

15分ほど登ったところで、工事中の看板が道をふさいでおりました。

Photo_41

工事の作業をなさっていた方のお話では、完全通行止めは2月末までで、

3月に入れば、交互通行などで、通りぬけは可能になるとのことです。

「せっかく自転車で登ってきたのに、申し訳ないねぇ」などと、気の毒がってくださいました。

しかし、宮ヶ瀬はわりと近所ですから、またいつでもチャレンジすることができますし、

今日のところは、この辺で引き返すのが体力的にもちょうどよかったものですから、

そのように申し上げて、ご挨拶をして、今来た道をいっきに駆け下って、

宮ヶ瀬湖までもどったのでした。

少し時間がありましたので、宮ヶ瀬公園のあたりをぶらぶら歩いてから、

高尾への帰路につきました。

花粉症のほうは、宮ヶ瀬湖より上部では、標高が高い分、気温が低いせいか、

あまり症状が出なかったのですが、高尾に近づくにつれて、くしゃみと、鼻みずと

目のかゆみが耐え難いものになったのでした。

どうやら、今時分は、高尾周辺が、もっとも花粉の飛散量が多いようです。

そして、ヤビツ峠付近の工事が終わるころには、丹沢の山中も、スギ花粉が

飛びはじめてしまうのかもしれませんわ。

スギ花粉との戦いは、まだまだこれからのようです。

   

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春陽の小仏

2007年02月15日 | トレーニング

今日の高尾地区は、ものすごい強風でございました。

その風のせいか、空は紺碧に晴れあがり、近視のわたくしにさえ、丹沢山系の峰々が

くっきりと目視できるほどに空気が澄んでいます。

このところ、2月とは思えないような陽気が続き、スギ花粉の飛散も気になるところで

ございましたが、もう、あまりの空の青さに、いても立ってもおられず、

小仏アタックにでかけて参りました。

日影バス停付近にあるマス釣場を覗いてみますと、いかにも暖かそうな日差しを

浴びながら、数人の釣り人がたたずんでいらっしゃるのでした。

Photo_33

わたくしの本日の連れは、GT(MTB)でございましたので、軽めのギアで、

えっちらおっちら、坂道を上ってまいります。

空には数羽のトンビが、悠々と風をきってたゆたい、ときおり、

ピ~ヒョロロ~……と、かの「いなかっぺ大将」 のオープニングテーマ、

「大ちゃんの数え歌」のイントロさながらに、鳴くのでございました。

わたくしもつられて、「ひとつ、人より力もちィ~」などと、口ずさみながら、

ノロノロとペダルをこいでまいりました。

Photo_34

さて、↑この写真のところは、ちょうど中央自動車道・小仏トンネルの、

東京側の入口付近なのでございますが、このあたりまで参りますと、

かなり走行スピードが落ちるのでございます。

それで、ふと道端に視線を落としましたところ、なんと、イヌフグリのかわいい花が

咲いているではありませんか!

今は2月、しかも、都心部よりは気温が低い、高尾山の山腹でございますのに……

Photo_35

びっくりいたしましたわ~。

イヌフグリの花は、春のおとずれを感じさせてくれる風物詩ではあったのですが、

まさか、2月中旬に小仏峠付近で観察されるとは……

これでいいのかしら……と、異常気象に不安を感じつつも、可憐なイヌフグリの花に

つい、気持ちが和んでしまう不謹慎なわたくしでございました。

みなさまの地域でも、やはり、春の花が咲き始めているのでございましょうか。。。

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悪夢の多摩サイ往復

2007年02月06日 | トレーニング

長らくご無沙汰をしてしまいました。申し訳ございません。

この2週間ばかり、また、さまざまな苦悩、葛藤がございました。。。

先ごろ、わたくしは、多摩川サイクリングロードの高尾~川崎往復に

チャレンジしたのでございますが……

これがもう、大変だったのでございますぅ~。

ある意味、富士スバルラインクライム以上に、大変だったのでございますぅ~。

前回、多摩川サイクリングロード沿いに東京湾まで走ったご報告をいたしましたが、

白状いたしますと、前回のアレは、高尾→羽田の片道走行だったのでございました。

帰りは、JR南武線の平間駅から、ちゃっかりと輪行で戻ってきたのでございます。

つまり、60kmくらいしか走っていなかったのでございました。

それをこのたびは、往復しようたくらんだわけでございます。

前回は東京湾まで走ったわけでしたが、海を見たからといって、

さほどの感動はなかったのでございまして、、、どちらかといえば、

海よりは、川崎大師のほうが、印象に強かったわたくしといたしましては、

今回は、高尾~川崎大師の往復にしようと思い立ちました。

往復の距離は、115kmでございます。

川沿いの平坦路ですから、地道に走っていれば、おのずと達成できるだろうと、

そのように甘い考えてスタートしたわたくしでした。

朝8時半ごろに家を出発し、折り返し地点の川崎大師に着いたのが11時半。

ぴったり3時間でございました。

川崎大師の門前では、もり蕎麦と名物の葛餅を食べ、なんら問題なく、

復路の走行が始まったわけでございます。

順調でございました。なにもかもが順調に進んでいくはずでございました。

異変が起きたのは、走行距離が90kmを越えた頃のことでございました。

なにやら、背中から腰のあたりが、ズッシリと重苦しくなってきたのでございます。

そして、平均速度(時速25kmくらい)を維持できなくなってきたのでございました。

けれど、この時点では、まだまだ事の重大さに気がついてない、のんきなわたくしです。

かれこれ90km以上も走っているのだから、身体に疲れがたまってきたのだろうと、

少し速度を落として、ゆっくり帰ればいいや、、、くらいに思っていたのでございます。

しかしながら、走行距離が100kmを越えると、わたくしの身体は

完全に異常事態に陥ったのでした。

足に力が入らないのでございます。

腕にも力が入らないのでございます。

背中の中央あたりが、鉛のように重いのでございます。

そして、平坦路を走っているにもかかわらず、呼吸が乱れるのでございます。

速度はどんどん落ちてまいります。少しでも気を抜くと、20km/hを切ってしまいそうな

くらいなのです。

(おかしい、、、こんなハズでは、、、)

わたくしは、眉間にくっきりと苦痛のシワを寄せつつ考えました。

川沿いのサイクリングロードを、タラタラと走っているだけなのに、

どうしてこんなに疲れてしまったのでございましょう。

走り慣れているはずの浅川サイクリングロードを、わたくしは、息も絶え絶えになりながら

高尾をめざすのでございました。

ようやく、北浅川と南浅川の分岐までやって参りました。

(ああ、ようやく南浅川まで戻ってきたわ。高尾まで、あと少し、、、あと少しだわ~。。。)

目はうつろ、意識は朦朧です。

(休憩したい)

頭の中は、その一念でいっぱいです。

JR八高線の線路を越え、大和田橋南詰までやってまいりました。

(あ、この橋のたもとには、バンビちゃんのお店が、、、)

もうわたくしの頭の中は、休憩のことでいっぱいですから、意味もなくショップAに

立ち寄って、休憩したいとさえ思ってしまうのでした。

しかし、バンビちゃんの意に反して、CAAD9の予約をキャンセルしたという

過去を持つわたくしには、ショップAののれんをくぐる資格はございません。

わたくしは涙をのんで、大和田橋南詰をくぐり、さらに高尾をめざすのでございました。

このあたりからは、奥多摩の山々、とくに大岳山の特徴的な山容が眺められるので

ございますが、奥多摩の峰はすでに斜光線に輝いています。

気持ちが焦るのでございます~。

また、この時間帯は、どこから湧いてきたのか、犬のお散歩八王子人で

サイクリングロードが埋め尽くされているのでございます。

(お願い! あと50センチでいいから、リードを短く持ってちょうだい!)

しかし、わたくしの願いもむなしく、犬たちは、ほとんど放し飼い状態のように

縦横無尽にサイクリングロードを行き交うのでございました。

危なっかしいこと風の如し。ヒヤッとすること林の如し。

イラッとすること火の如し。進まざること山の如しでございます。

八王子市役所付近まできて、わたくしはもう観念して、休むことにいたしました。

やれやれとベンチに腰をおろし、キャラメルを口に放り込むと、

そのキャラメルが溶けてのどを通るより先に、疲労のあまり眠ってしまいそうでした。

それくらい、疲労していたのでございました。

これはヤバイのでございます。わたくし、このままベンチで眠りこけて、気がついたら

明日の朝になってしまうかもしれません。

わたくしは、疲れた体にむち打って、立ち上がろうとするのでございますが、

体がずっしりと重く、どうにも立ち上がれないのでございました。

八王子市役所から高尾まで、あと5km。

あと5kmなのに、こんなところで立ち上がれなくなろうとは。。。無念でございます。

わたくしは、持っていたキャラメルを全て食べつくし、ボトルのスポーツドリンクを

飲み干して、エネルギーを充てんし、むりやり立ち上がりました。

やっとのことでCAAD9少佐にまたがりますと、少佐どのは、不甲斐ないわたくしに

舌打ちをするのでございました。

わたくしはわたくしで、疲れのあまり逆ギレしておりますから、

(少佐どの! いくらなんでも硬すぎますよ! わたくし、手と足がバラバラにもげて

しまいそうですわ。もうちょっと軟らかくなっていただかないとぉ~!)

などと、文句を言う始末。

高尾までの5kmを、少佐どのと口ゲンカしながら帰ったのでございました。

午後4時、ようやく自宅に到着です。

シャワーを浴びてコタツにもぐりこむと、そのまま8時すぎまで眠りこけてしまいました。

(こんな母親のふるまいに、娘は怒りきれませんわね。)

総走行距離115km。ラスト15kmは、本当につらかったのでございました。

CAAD9少佐どのの厳しさを痛感いたしましたわ。

100km越えは、厳しゅうございました。。。

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モリアオガエルのみち

2007年01月08日 | トレーニング

新年早々、HDD初期化という峠を越えることになったわたくし。

しかしその一方で、ちゃっかりCAAD9少佐と共に初乗りも行っていたのでございました。

お正月は実家でおモチ食べ放題、日本酒呑み放題な生活を送っておりましたため、

わたくしの体重は過激に増加しており、これでは和田アタックは無理、、、

そこで、夕やけ小やけの里往復だけでも……と思って出かけてみたのでございますが、

思いがけず、未知なる道と遭遇することになったのでございました。

Photo_32

↑たいしたコトないのですけれども、、、

夕やけ小やけの里へ行く途中で、右手の山を越えて、ひと山向こうの集落へと

続いている道を発見したのでございます。

大げさにいえば、市道山から東へのびている支尾根のひとつを、

乗っ越すイメージなのです。

ほんの170mくらいの標高差なのでございますが、ちょっとした尾根越になっております。

八王子市上恩方町の集落から、この尾根を越しますと、北側は八王子市小津町

という集落になります。

この小津町が、これがまた! 恩方に負けず劣らず、味わいのある山里の情緒に

あふれているのでございます。

高尾に住んでいるわたくしが申すのもナンでございますけれど、

八王子市の西側には、昭和初期にでもタイムスリップしたかのような

山あいの農村がたくさんあるのでございますね。

まさしく、童謡「夕やけ小やけ」誕生の地にふさわしい、日本の原風景でございますよ。

今回は、小津の集落を右へ進み、高尾街道へ戻るルートをとりましたけれど、

近いうちに、この道を左方向へ進んで、モリアオガエルの道とやらを終点までつめて

みたいと思っております。

かくして、わたくしの乗鞍岳への自転車道は、続いてゆくのでございます。

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師走の和田峠

2006年12月19日 | トレーニング

今日は、いつもお仕事の発注をしてくださっているJ編集部のお申しつけにより、

和田峠の写真を撮りに行きました。

このところ、トレーニングをサボっていたものですから、

例のごとく、わたくしの脚力は、へにょぴりん状態です。

体調がいいときでも、メチャクチャきつい鬼の和田。

寝不足、運動不足の状態では、そのキツさも倍増されるのでございました。

Wada

(たまにはモノクロで、、、)

ただでさえ、ゆがみ気味の顔が、苦しみによりいっそうゆがむのでございました。

でも、今日はCAAD9少佐にたくさん乗ることができて、とてもうれしかったのです。

苦しいけど、うれしい! つらいけど、たのしい!

CAAD9少佐と進む自転車道は、あやしうこそ ものぐるほしけれ なのでございます。

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