乗鞍岳への自転車道

40歳で突如、自転車乗りになろうと発心して早15年。CAAD9少佐と畳平へ駆け上がる日はくるのでしょうか。。。(汗)

今年の手帳

2017年01月02日 | 日記

友人Kからもらった「歴史手帳」(左)と、書店で目について、なんとなく購入した「鉄道手帳」(右)。

年も明けたことでございますし、さっそく使い始めようと思います〜。

上記のほかに、標準で使っている手帳がふたつ、、、

トラベラーズノート/レギュラーサイズ/黒(左)と、ファイロファックス/バイブルサイズ・赤(右)につきましても、

本年も継続して使ってまいります。

右のファイロファックスのシステム手帳(赤)は、かれこれ27年連続使用している年代モノです。

今から遡ること30年くらい前、、、東京では、システム手帳というものが、ものすごく流行ったことがありました。

なんというか、「仕事のできる人は、これを使ってる」的な、トレンド・アイテムとでもいうのでしょうか、、、

ゼロのアタッシュケースから、さっとファイロファックスのシステム手帳を取り出して、予定を確認する、、、みたいなのが、カッコイイとされた時代があったのです。(男性の場合)

時代はバブル全盛期。

高価な舶来品が、バンバン売れていた頃でもありました。

そのような華やかな時代、、、私は学生時代となんら変わらず、A6サイズのノートを手帳として使っておりましたところ、この素晴らしいシステム手帳を友人Kがプレゼントしてくれたのでした。

正直なところを申しますと、流行に疎かった当時の私は、とくにシステム手帳が欲しかったわけでもなく、数あるシステム手帳のなかでも、このファイロファックスというブランドが、とても高価で若者の憧れの対象であることもまったく知りませんでした(汗)

つまり、、、非常に申し訳ないのですが、まさしく「猫に小判」だったのでございます(汗)

しかしながら、「すごくいいものをもらっちゃった!」ということはかろうじて認知できましたから、おおいに喜び、大切にこれを使い続けました。

時代は流れ、システム手帳の流行がすっかり世の中から消えてなくなり、もう、誰一人としてシステム手帳なんて重くてかさばるものは使っていない、、、という風潮になっても、私は毎日、この手帳を使い続けました。

結果、ピッカピカだったこの手帳も、今ではズタボロ、、、(汗)

でも、この傷んだ感じもまた、味、、、でございますよ。

この私だって、27年前は、ピッカピカの若き女性でした。若いというだけで、それなりに輝いていた部分も多少はあったと思うのです。

この手帳は、私とともに世の荒波を泳ぎ渡って、こうして私と同じように、ズタボロになったのでございます。

そう思うと、ひとつひとつのシミにも、擦れキズにも、愛着が芽生えるというもの。

ちなみに、ファイロファックスの手帳は、傷んだ部分は修理をすることもできるようです。

昨年末、銀座の伊東屋さんで相談してみたところ、若干、色が変わってしまうことはあるものの、ベルトの交換修理も受けてもらえるとのことでした。

ところで、ここ数年、アナログな文房具の静かなるブームが再燃しているそうで、、、

長く人々の記憶から忘れ去られていた、このシステム手帳も、若者を中心に、密かに人気なのだそうでございますよ。

興味深い風潮でございますね。

 


聞きまつがい

2016年12月24日 | 日記

年末進行の真っ只中、南町田のIMAXシアターへ「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーを観に行ってまいりました。

それはそれは、素晴らしい映画でございまして、、、しかし、「ローグ・ワン」に関しましては、世のお詳しい方々が読み応えのあるご感想をホウボウでアップされていることと存じますので、当方では映画とは関係のない小ネタを記録することと致しまする。。。

ええと、、、この日は、レイトショーのチケットを予約していたので、映画を観る前に、夕食をとることにしたのでした。

クリスマスのイルミネーションも華やかな、グランベリーモールのレストランで、食事、、、ロマンティックなシチュエーションなのでございますが、、、こと、私に限っては、クリスマスどころではない、一大イベントが発生していたのでした。

それは、、、友人の女性キャンパーより、「ついに、初めての山岳テントを購入したよ!」とのお知らせメールがが届いていたのでございます!

しかも、そのテントというのが、、、数多い山岳テントの中から、、、ええ、もう、舶来品から、ハンドメイド・イン・ジャパンから、もう、選び放題の山岳テントの中から、ですよ!

この方は、ダンロップ・VS20 をセレクトなさっていたのです!

 

このVSシリーズというテントは、今から30年ほど前に山岳部の共同装備において一世を風靡した名品、かのDTシリーズのカラーリングを、21世紀の今、あえて復刻したモデル。

昭和の山おんなにとっては、心をえぐられる、、、いや、心を揺さぶられるテントなのです〜。

それを、ですよ、、、最近、キャンプに目覚めたアラフィフの女性(友人)が、生まれて初めての個人用テントに選んだわけです!

もう、もう、大興奮なのでございます〜!

(↑ VSに興味のない人には、いったいどのへんに興奮するのか、まったくご理解いただけないとは思いますが、、、)

そのようなわけで、、、私は、レストランの席に着くやいなや料理の注文もそこそこに、やおらiPadを取り出し、ダンロップのサイトを表示させましては、この真っ青な、ブルーシート級のフライのテントを、穴があくほど凝視していたのでありました。

そんな私の周囲には、ただならぬオーラが発せられていたのか、、、通りがかったウエイターのお兄さんがふと気づいて近づいていらして、「店舗のWi-Fiをご利用になりますか?」と囁かれたのでした。

しかし、そのとき私の心の中は、このVSシリーズのことでミッチミチに満たされていたので、「店舗のWi-Fi」というお兄さんの「店舗(てんぽ)」という発音が、光の速さで「テント(てんと)」に置換されてしまったのです。

結果、「ええっ?! テント? テントのWi-Fi?」と、脊髄反射的にお兄さんに聞き返してしまったのでした。

お兄さんは、クスクス笑いながら「いえ、テントじゃなくて、店舗(てんぽ)です、お店のWi-Fiですよ〜」と説明してくださいました。

このとき、私のiPadの画面いっぱいにVS20が表示されていたことは言うまでもありません。。。(汗)

ああ、、、クリスマス連休の夜に、ショッピングモール内のレストランで食事をしようというそのさなかにも、、、

しかも、食事のあとにはローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーをIMAX 3Dで観ようというのに、、、

私の心は、ダンロップのテントのことで、ミッチミチ、、、そんなミッチミチな夜でございました。。。