友人Kからもらった「歴史手帳」(左)と、書店で目について、なんとなく購入した「鉄道手帳」(右)。
年も明けたことでございますし、さっそく使い始めようと思います〜。
上記のほかに、標準で使っている手帳がふたつ、、、
トラベラーズノート/レギュラーサイズ/黒(左)と、ファイロファックス/バイブルサイズ・赤(右)につきましても、
本年も継続して使ってまいります。
右のファイロファックスのシステム手帳(赤)は、かれこれ27年連続使用している年代モノです。
今から遡ること30年くらい前、、、東京では、システム手帳というものが、ものすごく流行ったことがありました。
なんというか、「仕事のできる人は、これを使ってる」的な、トレンド・アイテムとでもいうのでしょうか、、、
ゼロのアタッシュケースから、さっとファイロファックスのシステム手帳を取り出して、予定を確認する、、、みたいなのが、カッコイイとされた時代があったのです。(男性の場合)
時代はバブル全盛期。
高価な舶来品が、バンバン売れていた頃でもありました。
そのような華やかな時代、、、私は学生時代となんら変わらず、A6サイズのノートを手帳として使っておりましたところ、この素晴らしいシステム手帳を友人Kがプレゼントしてくれたのでした。
正直なところを申しますと、流行に疎かった当時の私は、とくにシステム手帳が欲しかったわけでもなく、数あるシステム手帳のなかでも、このファイロファックスというブランドが、とても高価で若者の憧れの対象であることもまったく知りませんでした(汗)
つまり、、、非常に申し訳ないのですが、まさしく「猫に小判」だったのでございます(汗)
しかしながら、「すごくいいものをもらっちゃった!」ということはかろうじて認知できましたから、おおいに喜び、大切にこれを使い続けました。
時代は流れ、システム手帳の流行がすっかり世の中から消えてなくなり、もう、誰一人としてシステム手帳なんて重くてかさばるものは使っていない、、、という風潮になっても、私は毎日、この手帳を使い続けました。
結果、ピッカピカだったこの手帳も、今ではズタボロ、、、(汗)
でも、この傷んだ感じもまた、味、、、でございますよ。
この私だって、27年前は、ピッカピカの若き女性でした。若いというだけで、それなりに輝いていた部分も多少はあったと思うのです。
この手帳は、私とともに世の荒波を泳ぎ渡って、こうして私と同じように、ズタボロになったのでございます。
そう思うと、ひとつひとつのシミにも、擦れキズにも、愛着が芽生えるというもの。
ちなみに、ファイロファックスの手帳は、傷んだ部分は修理をすることもできるようです。
昨年末、銀座の伊東屋さんで相談してみたところ、若干、色が変わってしまうことはあるものの、ベルトの交換修理も受けてもらえるとのことでした。
ところで、ここ数年、アナログな文房具の静かなるブームが再燃しているそうで、、、
長く人々の記憶から忘れ去られていた、このシステム手帳も、若者を中心に、密かに人気なのだそうでございますよ。
興味深い風潮でございますね。