自転車にまったく関係のないことなのでございますけれども、、、
先日、自宅の近所にある、お好み焼屋さんに行ったときの、ささいな出来事をご報告させてくださいませ。
本題に入る前に、わが町、八王子について解説させていただきます。
八王子というところは、東京都の西の端っこにございます。
ですから、もう、東京とは申しましても、東京とは否なる土地でございまして、いうなれば、まことの都下、「ザ、都下」、「ベスト・オブ・都下」という感じのエリアでございます。
当然、八王子の夜は早い。
JR八王子駅周辺はともかくとしましても、ちょっと駅から離れてしまえば、とたんに真っ暗闇。
そんな土地柄なのでございます。
ところが、です。
先日、わたくしたちが訪れたお好み焼き屋さんの看板には、なんと、深夜2時まで営業と書かれているではありませんか!
娘とわたくしは、みずからの目を疑いました。
八王子に、深夜2時まで営業しているお好み焼き屋さんがあったとは、にわかには信じがたいのでございます。
そこで、目をこらして、ジィ~っと見つめてみたところ、、、
はい、、、お察しのよいみなさまは、もうお分かりですね?
深夜2時ではなくして、24時、、、24時の、4の文字のライトが消えているだけなのでございますね。
ま、ま、この八王子で、24時まで開店しているというだけで、十分に賞賛に値するのでございますからして、わたくしたち親子は、若干の落胆を感じつつも、このお好み焼き屋さんに入店したのでございます。
さてさて、わたくしたちが入店したのは、すでに22時くらいだったものですから、それから、親のかたきのごとくお好み焼きを食べているうちに、あっという間に、ラストオーダーの23時30分になってしまいました。
店員さんたちも、そろそろ閉店の準備にとりかかっているご様子。
わたくしたち親子は、席を立ち、レジへと歩きだしたのでございました。
その時。
ちょうど、トイレから出てきた男性客ふたりの会話が、ふと、耳に入ってきてしまったのでした。
男性A 「なぁ、この店の営業時間って、2時までだよな?」
男性B 「うん、そう。2時まで」
↑ ああ~!!! まんまと、やられてる!
お二人は、あの看板のトリックに、すっかり騙されているのでございますぅ~!!!
わたくしは、よほど、この店の正しい営業時間を教えて差し上げようかと思ったのですが、その機会を逸してしまいました。
お店を出て、娘はひとこと、、、
「さっきの人たちの会話、、、もののあはれを感じさせられたね。。。」
ああ、まさしく、そこはかとなく、しみじみと、うら寂しい、、、もののあはれを感じた瞬間でございました。
深まる秋の夜長、、、八王子のとあるお好み焼き屋さんで、もののあはれを感じたというお話でございました。。。
合掌。。。