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乗鞍岳への自転車道

40歳で突如、自転車乗りになろうと発心して早15年。CAAD9少佐と畳平へ駆け上がる日はくるのでしょうか。。。(汗)

師走の小仏

2006年12月18日 | トレーニング

みなさま~、長いこと、音信不通にしておりまして、まことに申し訳ございません。

BBSが、思いのほか活況を呈しておりまして、それはそれでありがたい傾向ですわ~、

などと、悠長なことを言っているわたくしでございますが、

ソレはソレとして、このブログをこのように長いこと放置してしまっておりますのは、

わたくしの怠慢以外のないものでもないのでございます。

わたくし、乗鞍岳を目指す中年女として、みなさまに顔向けできないのでございます。

師走、、、と、申しますと、先生も走るくらいでございますから、

世の中の底辺に位置するわたくしなどは、もう、全力疾走で心臓バクバクで、

走りまくっているわけなのでございます。

このところ、思うように自転車にも乗れず、かといって、思うように仕事も進まず、、、

一日、また一日と締め切りが過ぎていくのでございます。。。

今日などは、あまりに仕事が山積みで、もう進行がグチャグチャになってしまいまして、

こんなときは、ジタバタせず、小仏峠でも登って頭を冷やそう、、、と、無理な理由づけを

しては、ムリムリ小仏アタックをやらかすわたくしでございました。

ところで、八王子ご在住の8MANさんはご存知かと思いますけれど、

かの「珈琲専門店ふじだな」の「本日のコーヒー」が、200円から300円に値上がりして

いるのでございますよ!

こ、、、これは、、、、ふじだなのマスターったら、ついについに、商売ッ気を

出されたのでございましょうかしら!

なんと申しましょうか、ここ数年、高尾山周辺は妙に活気づいているのでございます。

団塊の世代ご退職と相成っているからでございましょうや、東京の西のはずれに

鎮座まします高尾山は、団塊世代の格好のフィールドなのでございます。

高尾山薬王院の表参道のみならず、小仏峠へ縦走していらっしゃる団塊ハイカーが

わんさかいらっしゃるのでございます。

しかも、この暖冬でございましょう? 今年の高尾山では、12月に入ってからが

紅葉の見ごろだったらしいのでございますよ。

京王バスの小仏―高尾の路線など、バンバン増発しちゃっているのでございます。

ですからね、、、そんな高尾山のバブルの波が、裏高尾までやってきて、

珈琲専門店ふじだな のサービスコーヒーのお値段までもを1.5倍に値上げさせて

しまったのでございましょうか?

謎ですわ。。。謎でございます。

その訳を、小一時間といつめたいのは山々でございましたが、

1杯300円、、、ということになりますと、そうやすやすとお店に寄ることができない、

貧乏なわたくしなのでございます。

200円と300円との間には、深くて暗い溝があるのでございます。

そんなわけで、小仏アタックの唯一の楽しみである珈琲専門店ふじだな寄り道を、

わたくしは断念せざるを得なくなりました。

そんな、小仏からの悲しい帰り道、甲州街道を高尾駅に向かって走っておりますと、

ローディのお兄さんが、わたくしを颯爽と抜いていかれました。

何気なくその後姿を見送っておりますと、お尻のあたりに、CannondaleのCのロゴが

あるではありませんか。

うわ! キャノンデールのスパッツじゃん! もしかして、バイクもキャノンデールなんじゃないの?

それを確かめずにはいられません。

ポラールのSCがピーピー騒ぐのもふりきって、ものすごい勢いでお兄さんの後を追い、

高尾駅の前付近で追いついたのでございます。

お尻にCのマークです。このお兄さんですわ。間違いございません。

ところが自転車って、真後ろからだと、ほとんど1本のラインのようになってしまって、

バイクの色なんかは、まるでわからないのでございます。

わたくしは、ただ、あのお兄さんがキャノンデール・ライダーなのかどうか、

それを知りたい一心で、ひたすら後を追うのでございました。

すると、甲州街道と町田街道の交差点で、お兄さんが信号待ちで停止しました。

チャンスです~! わたくしは斜め後ろに並んで、お兄さんの自転車を盗み見ました。

・・・・・・・キャノンデールでございましたよ! シナプスでございましたよ!

明るいグレイの、シナプス・カーボンでございました。

ちなみに乗り手のお兄さんは、とっても素朴な印象の、東京理科大生っぽい学生さん。

いえ、ここは八王子でございますから、理科大生は滅多に居ませんわね。

(以前、立川のなるしまフレンドでお見かけしたことはありましたけれど、、、)

中大か、法政か、拓殖か、都立大(首都大学?)か、明星か、帝京か、、、

まあ、とにかく、理系っぽい感じのメガネのお兄さんでした。

わたくし、昨年秋から小仏アタックを繰り返しておりますけれど、

Cannondaleの人をお見かけしたのは、今日が初めてでございました。

なんとなく、うれしくなってしまいました。

ふじだなの珈琲は飲めなくなったけれど、ちょっと幸せ気分の小仏アタックでございました。

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テールライトが木端微塵になった日 

2006年11月16日 | トレーニング

先週末は、無謀にも富士スバルラインにチャレンジして、高熱を出したわたくしでしたが、

これは単なる疲労だったようで、おかげさまで、咳や鼻水といった風邪の症状はなく、

熱さえ下がれば、体調はすっかり元に戻ったのでございました。

しかしながら、この一件が元で、またも娘から叱られてしまいました。

「熱を出すほど自転車に乗るなんて、いくらなんでもおかしい!」と戒められ、

体を休めるためにも、3日間は自転車に乗ることを禁止されてしまったのです。

そこで、南町田にあるグランベリーモールのモンベルショップに行ってみたり、

岳人祭開催中のICI石井スポーツを覘いてみたりして、自転車に乗れない鬱屈を

紛らわせていたのでございますが、今日、15日(水)からは、

ようやく謹慎処分が解けたのでございます!

早速いそいそとCAAD9少佐を連れ出し、今日のところは和田アタックは断念して、

麓の「夕やけ小やけの里」を往復することにいたしました。

いつものように、多摩御陵の丘を越え、都立公園墓地の丘を越え、

陣馬街道をひた走って、「夕やけ小やけの里」へ。

・・・・・・ただ、ここで引き返すのでは、ちょっと走り足りない気分でございました。

そこで、陣馬街道から分岐している醍醐林道という道をしばらく進んでみることに。

この醍醐林道に進み入るのは、はじめての経験です。

陣馬街道と違って、人家が点在する集落の中を登っていく道でしたが、

本日の天候のせいか、なにやら鬱蒼とした雰囲気です。

やがて人家が途絶え、天狗でも出てきそうな雰囲気の山道を進んでいきますと、

車止めのゲートがあり、「これより先、道路幅1.8m」と書かれていました。

ですが、特に通行止め等の表記がなかったので、ゲートをすり抜けて、さらに先へ。

路面はかろうじて舗装されているものの、ところどころに大きな穴があいていたり、

デコボコになっていたりで、かなり荒れた状態です。

しばらく行くと、道に工事用の太い鎖が渡されていて、「これより先通行禁止」という

看板が掲げられていました。

陣馬街道の分岐からの距離は、だいたい3.5kmくらいでした。

仕方がございませんので、少佐どのに向きを変えていただいて、今来た道を

戻ることにいたしました。

空は重く雲がかかり、気温もかなり低いようです。

下り坂では風をきるので、手がかじかんでジンジンしてきました。

すると、、、ポツン、、、ポツン、、、と、雨粒が、、、

たいへん! わたくしはともかく、少佐どのを雨に濡らすことになろうとは!

雨は次第に本降りになってまいります。

わたくしは、必死にクランクをまわし、「夕やけ小やけの里」に逃げ込みました。

少佐どのには、あずまやの下で雨をしのいでいただき、まずはひと安心です。

通り雨のようですから、しばらく雨宿りしていれば、すぐに止むでしょう。

わたくしは、売店でマフィンを買ってきて、それを食べながら気長に雨宿りすることに

したのでございます。

すると、ひとりのお歳を召された男性が前を通りがかり、ふと足を止められて、

さも興味深そうにCAAD9を眺めはじめたのでございます。

そして、人懐っこく「どこから来たの? 遠くからですか?」と、

わたくしに声をかけてくださいました。

わたくしは、地元の八王子人なので、せっかく「遠くから?」と訊いていただいたのに、

なんだか申し訳ないようでございましたが、正直にその旨を申し上げますと、

その方は、都心のほうから地下鉄と京王線を乗り継いで、足を運ばれたとのことです。

雨宿りついでにお話を伺っておりますと、会社勤めをされながら、趣味で30年以上も

自転車にお乗りになっていらっしゃるそうです。

最初のロードレーサーは、クロモリで、30年前の価格で10万円。

その後に購入されたバイクは、当時としては最高級のアルミフレームで、

当時のお値段で30万円は、非常に高価なバイクだったということでございました。

そのアルミバイクには、今でもお乗りになっていらっしゃるそうなのです。

「でもね、75歳を過ぎてから、脚力の衰えを痛感してるんですよ~。」

そう、にこやかにおっしゃるのですが、お見受けするところ、とても75歳を

過ぎているようには見えないのです。

お世辞ではなく、ほんとうに若々しい印象でしたので、そのことを申し上げますと、

その方、なんと、今は82歳でいらっしゃるのですって!

びっくりしてしまいました。

お若く見えますけれど、実年齢は82歳というお歳で、颯爽とロードバイクを

乗りこなしていらっしゃる方なのです。

なんだか、胸が熱くなってしまいました。

もっともっとお話を伺いたかったのですが、バスが出発する時間になってしまい、

その方は、あっという間に、バス停に向かって走って行かれました。

その足取りの軽やかなこと!

ああ、せめてご芳名なりとも、お伺いしたかったのでございますが、、、

貴重なお話を聞かせていただき、たいへんうれしいひとときでございました。

自転車に乗っておりますと、なぜか、このように見知らぬお方から

お声をかけていただくことが多いように思います。

まさしく一期一会なのでございまして、かけがえのない出逢いなのでございます。

さて、雨も止みましたので、わたくしも家に向けて出発です。

陣馬街道を下り、多摩御陵の丘のピークを越えます。

この多摩御陵の丘と甲州街道とは、陵南大橋という巨大な橋で結ばれています。

その橋の上は、だいたい渋滞しているのでして、わたくしは、いつも、

幅広の歩道の上を下っていくのが常なのです。

歩道は、ブロックが敷き詰められているので、ちょっとタイヤが跳ねるのですが、、、

ひときわ大きくタイヤが跳ねたそのとき、パコッという音と共に何か部品が外れて、

バウンドしながら転がっていく音が!

(何? 何? 何?)

わたくしは、ギョッとして急ブレーキで停止して、後方を振り返りました。

すると、あああ! テールライトが! テールライトが!

今まさに、コロコロと車道を転がっていくところではありませんか!

わたくしが愛用しているテールライトは、トレロック LS510という、

ものすごく丸い形状です。

Img24393410

だから、転がりやすいのでございます~。

テールライトは、車道の真ん中まで転がっていき、そこで止まりました。

車道は渋滞していて、自動車はのろのろと進んでいます。

わたくしは慌てふためいて、両手をバタバタさせて、ドライバーに

「止まって頂戴!」と訴えたのでございます。

ドライバーは、わたくしのほうを目視しました。

目と目が、バッチリと合ったのでございます。

しかし、その時、、、

グシャリッ ・・・・・・という音とともに、わたくしの LS510は、ペッチャンコに

されてしまったのでした。

車が通り過ぎた後、車道には、マンガみたいにペッチャンコになった LS510の

痛ましい亡骸が、、、

愕然として立ちすくむわたくしをよそに、そのペッチャンコの LS510を、

何台も何台もの車が、繰り返し、繰り返し踏みつけていくのでした。。。

ああ、、、わたくしが悪いのでございます。。。

わたくしが、きちんとネジの緩みをチェックしなかったから、こういうことになったのです。

ああ、、、 LS510よ、、、すまぬ、、、かわいそうなことをした。。。

CAAD9少佐と突き進む自転車道とは、このように油断できないものなので

ございます。。。

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ジーロ・デ・陣馬

2006年11月02日 | トレーニング

昨日は、CAAD9少佐と共に、和田クライムのリベンジに成功。

そう。。。和田リベンジに勝利したあかつきには、わたくし、ぜひとも

成し遂げなければならない、もうひとつの課題がございました。

それは、、、城山湖クライムでございます。

前回、CAAD9少佐で上った折には、城山湖の発電所を目前に、

足をついてしまったのでございます。

つまり、城山湖にもリベンジしなくてはいけないのでした。

(ああ、忙しいのでございます。)

結果から申しますとですね。。。登れましたわ。。。

なぜって、和田峠に比べたら、城山湖クライムなど、

どうということはないのでございます。

昨日の和田アタックで、憎憎しいほどに自信満々になっていたわたくしは、

その慢心エネルギーで、城山湖をいとも簡単にやっつけてしまったのでした。

1_1

城山湖への道は、↑こんな感じなのでございます。

なかなか雰囲気があって、走っていて気持ちのよい道なのでございます。

さて、いつものように、城山湖を望む展望駐車場までやってまいりましたわたくし。

昨日に引き続き、城山湖クライムにも成功しちゃったものですから、

もう、勝ち誇ってしまっております。

自慢げに記念写真を撮ってしまいました。

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さて、城山湖クライムも制覇し、家に帰るか、、、と思ったのですが、

なんとなく、物足りないのでございます。

そこで、津久井湖に下りて、湖畔を走ってから大垂水峠越えで

高尾に戻ろうとたくらみました。

城山湖から南東に下り、国道413号線にぶつかる直前で右折。

津久井湖の北岸の道に入ります。この道を通るのは初めてです。

思っていたよりも、湖よりも高い場所、、、つまり、山の斜面をトラバースする道

となっておりまして、アップダウンが多いのでございます。

左手には、丹沢や道志の山々が稜線を連ね、

眼下には津久井湖の翡翠色の水面が輝いています。

しばらく進むと、三井という場所に出ました。

道なりは、三井大橋を渡って、津久井湖の南岸の国道413号線に出ますが、

よくみると、右手に細い道が分岐しています。

この道を進んだら、北岸沿いに相模湖方面に行けそうです。

思い切って入ってみました。

幅員1.5mくらいの、非常に狭い道ですが、なんだか、トトロの道みたいで

おもしろいのです。

3kmほど走ったでしょうか。。。

道幅が急に広くなり、舗装の状態がよくなりました。

名手という集落に着いたのでした。

この先にも、おもしろそうな細道が続いていましたが、

「落石のため、この先通行止め」の看板があり、入れそうにありません。

しかたなく、名手橋で津久井湖を渡り、南岸に出ることにしました。

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湖の水面まで距離が長く、↑高度感あふれる橋です。

しばらく、起伏に富む車道を走り、道志橋の南詰のところで国道に出ました。

また橋です。これまた、スリリングなのでございます。

できるだけ下を見ないように、遠くを眺めて気分を紛らわしながら

↓道志橋を通過します。

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ピクニックランドの北側を巻いて、さらに進みます。

このピクニックランドの北側の川は、湖ではなくて、川なんですね。

津久井湖と相模湖は、両方とも、相模川が溜った感じの、細長い湖なので、

どこまでが川で、どこまでが湖なのか、、、また、どこまで相模湖で、どこから津久井湖

になるのだか、不思議なのでございます。

ですが、この相模湖ピクニックランドの北側が相模川、、、

そして、この数キロの川によって、津久井湖と相模湖は区別されているのですね。

そうして、相模湖大橋を渡り、相模湖畔へ。

ちょっと疲れましたので、相模湖公園でおにぎりを食べました。

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この相模湖公園には、ボート乗り場があります。

例の、、、峠越えの苦しみを彷彿とさせる、スワンの足漕ぎボートもあるのです。

湖上に浮かぶスワンを眺めながら、わたくしはひそかに、

スワンのボートで足を鍛えるのもいいナ、、、なんて考えてしまいました。

とりあえず、噴水の前で少佐の記念撮影を、、、

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えっと、、、今度こそ、おうちに帰る方向に進路をとらなくては

いけないのでございますが、、、

いつものことながら、トラックだらけの大垂水峠を越えるのは、

気が重いのでございます。

そこで、わたくしは思いつきました。

(そうだ! ちょっと遠回りだけれど、藤野駅から和田峠に上って、

八王子方面に下ればいいんだわ!)

↑尋常な判断ではありません。

藤野駅というのは、高尾とは真反対でございます。

帰る方向とは真逆なのでございます。

しかも、その先に待ち構えているのは、鬼の和田峠。。。

やる気満々のわたくしを、だ、、、だれか、、、だれか、止めて~!

しかし、誰も止めてくださるはずもなく、わたくしは、和田峠に向かって

ペダルを踏み始めてしまいました。

Sswj

藤野駅前で右折、沢井川に沿って、山奥へと入っていきます。

上野原への道を分けて、さらに高度をあげていきます。

和田のバス停を過ぎたあたりで、一台の宅配便のワゴンが、

わたくしを追い抜いていきました。

それはいいのですが、、、しばらく進むと、道幅が細くなっている箇所があり、

ちょうどそこで、さっきのワゴン車が対向車とのすれ違いで、

ニッチもサッチもいかない状態になっておりました。

そこで、わたくしはワゴン車の後ろについて、すれ違いが完了するのを

待ったのでございます。

せっかくノンストップでクライムしようと思っていたのに、こんなことで

停止するハメになろうとは、、、 などと不満に思っておりますと、

なにを思ったか、ワゴン車がバックしてくるではありませんか!

危ないのでございまする~!

わたくしは思わず、

「うわッ! バカ! テメ! なにしやがる! とんでもねぇ!」

などと、汚い言葉を連発してしまうのでございました。

ワゴン車の運転手様は、わたくしの存在に気がついてくださったようで、

バックをやめてくれましたが、、、わたくしは、びっくりして、慌てて逃げようとして、

ビンディングペダルに、向こう脛をシコタマぶつけてしまったのでした。

これから和田峠に登ろうというのに、麓で足を痛めるわたくし、、、おろかです。

そんなわたくしをよそに、ワゴン車は対向車とすれ違ったとたんに、

ものすごい勢いでエンジンをふかして、先に行ってしまいました。

仕方ございません。。。わたくしは、痛む脛をかばいながら、坂道を登り始めました。

ところで、この和田峠クライムは、八王子方面からの登りのほうが、若干坂がきつい

のでございまして、、、藤野側からの道は、道路の状態もよいですし、

道幅もありますし、斜度も、八王子側よりは、ゆるいのでございます。

ですから、苦しいには苦しいのですけれども、悪魔のカーブや地獄のカーブみたいな

忌々しい斜度はありません。

下記の写真をごらんください。このように、つづら折れの道ではあるのですが、

一回のターンのストロークが長いので、斜度もゆるやかなのです。

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そんなワケで、脛は痛みつつも、無事、和田峠に到着。

神奈川県側から登ったのは、今回が初めてでございました。

前々回、GTで登頂したときと同じ、記念碑の前で写真を撮りました。

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ところで、今日は平日にもかかわらず、峠の茶屋が営業をしていました。

そこで、茶屋のおかみさんに自転車を預かっていただき、

峠から、陣馬山をピストンすることにいたしました。

こんなとき、MTB用のビンディングだと、歩きが苦になりません。

ただし、岩に上にクリートが乗っかると、ツルッと滑ってしまいそうなので、

ちょっとだけ注意が必要でした。

陣馬山の山頂にある、↓馬のオブジェです。

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本日のコースは、城山湖、津久井湖、相模湖、、、と、3つの湖を結んで走り、

和田峠を越えるときに、陣馬山の山頂にも立ってしまうという、

とってもよくばりな内容です。

ただし、高低図を作ってみますと、こんなメチャクチャなコースを走るやつぁ、

バカなのではないか、、、と、いう印象なのでございますが。。。

Sswj_1

走行距離は、60km。

自宅の近所だけで、60kmも走ってしまいました。

その上、陣馬山にも登ってしまいました。

さすがに、体中の筋肉が痛いのでございます。

まったく、、、わたくしにつけるクスリはない、、、のでございました。

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和田リベンジ

2006年11月01日 | トレーニング

みなさま、、、みなさま、、、わたくし、とうとうやりましたわ。

本日、和田アタックのリベンジを決行したのでございますけれど、、、

峠まで、上れたのでございます~!

前回の和田アタックでは、不様にも和田峠に撃墜され、

泣きながら、ショップBに直行したわたくしでございましたけれど、、、

やはり、コンパクトクランクの威力はスゴイのでございます。

実際のところ、中盤は、かなりキツイ感じでございました。

陣馬高原下方面からの和田アタックでは、難所が2箇所ございます。

前々回、初めてGTでアタックした折には、最初の「悪魔のカーブ」で泣きそうになり、

続いての「地獄のカーブ」でバランスをくずし、足をついてしまったのでございます。

今回は、前々回と前回の失敗を活かし、アタック前から入念にイメージトレーニングを

していたわたくしです。

コースの全容を把握していたこともあり、スタート地点の陣馬高原下バス停から、

ゆっくりペースで走り出し、体力の温存に注意を払っておりました。

そして、「悪魔のカーブ」にさしかかったときには、温存してあった体力を発動させ、

満身の力をこめてペダルを踏み込んだのでございます。

わたくしの計算は功をそうし、第一の難関「悪魔のカーブ」をクリアいたしました。

このあたりからは、もう、道はそん所そこいらの坂道とは違います。

鬼の和田、、、と異名をとるだけあって、これって車道なの?と疑いたくなるほどの

急傾斜なのでございます。

それでも、次なる「地獄のカーブ」に備え、少しずつ心拍数を下げて

かからなくてはいけません。

もう、体中の筋力という筋力を総動員しなければ、進めないような急坂で、

呼吸を整えるのは、容易ではないのです。

ジャイロ効果の限界までスピードを落とし、心肺機能への負荷を抑えます。

「悪魔のカーブ」では、187だった心拍数は、少しずつ下がって参りまして、

「地獄のカーブ」の手前で172まで下がりました。

和田峠! イザ、勝負!

「地獄のカーブ」に、アウトぎりぎりで進入、そのまま、土砂崩れ防止の石垣すれすれの

ところを、大回りで上ります。

ペ、、、ペダルが重い、、、

ですが、ここで諦めたら、わたくしは、わたくしは、みなさまに合わせる顔がありません。

なにより、CAAD9へ熱い思慕を心の奥底に封印し、ALFREX君で勇猛果敢に

鈴鹿エンデューロに臨まれたmamoさまに、合わせる顔がない。。。

わたくしは奥歯を噛み締め、ほとんど夜叉のような形相でペダルを踏みます。

ダンシングができないので、サドルの後方に腰を落とし、ハンドルのトップを

下から握って踏み込むわけですが、これはもう、サイクルというより、懸垂でございます。

ええと、、、懸垂をしながら、スワンのボートを思い切り漕いでいるという感じでしょうか。

まあ、とにかく、客観的に観察されたら、間違いなく大笑いされてしまいそうな

メチャクチャな登り方なのでございます。

ですが、なんとか「地獄のカーブ」クリア!

(今回は、いける、、、)わたくしは、勝利を確信いたしました。

この2つの難所をクリアできれば、あとは、とにかく地道に己と戦っていくことで

峠に着けるはずなのでございます。

心拍数は、178~184あたりを推移しており、けして楽な状態ではありません。

わたくしは、誰も見ていないのをいいことに、恥も外聞もなく、ジグザクに蛇行しながら

坂道を進みました。

すると、わたくしのすぐ右脇に、人の気配が!

はっとして振り向くと、白基調のジャージを着た、ローディのお兄さんが

すぐ右後ろにいらっしゃるではありませんか。

「すすす、すみません~。ごめんなさい~!」

わたくしは狼狽しつつ、左に避けて道を譲りました。

お兄さんは余裕の構えで「こんにちは」と声をかけてくださり、

そのままわたくしを抜きさると、グイグイと坂を上っていきます。

ひとつ先のカーブを曲がって、あっという間に姿を消してしまいました。

す、、、すごい、、、、

あのケイデンスの感じからいって、たぶん、あのお兄さんは

ノーマルダブルなのでございます。

相当にペダルが重そうでございましたが、それを筋力でねじ伏せて、

スピードを保っていらっしゃるのでしょう。

この時点で、わたくしの速度は、驚愕の時速5km。

たぶん、お兄さんは、倍以上のスピードだったと思われます。

うむむ、、、スゴイ。。。

お兄さんに抜かされてから、3つカーブを曲がったところで

わたくしも無事に峠に到着です。

うれしゅうございました~。

CAAD9少佐で、和田峠に上れるなんて、、、なんという幸せでございましょう。

前回のGTのとき以上の感激でございました。

これまで、CAAD9少佐とは、せいぜい小仏や大垂水でしかトレーニングが

できなかったのでございますけれど、これからは、この和田峠が、

この、鬼の和田が、わたくしのトレーニングコースとなるのでございます。

これからも、ますます精進して参りたいと存じます。

Kif_4595

(和田峠直下から、八王子市街方面をのぞむ)

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心臓破り・城山湖クライム

2006年10月17日 | トレーニング

毎日、絶好の自転車日和が続いております。

昨日(15日)のトレーニングは、神奈川県津久井郡の城山湖へ行って参りました。

わたくしの住む八王子市は、東京の西の端にございまして、

20分も自転車で走れば、県境を越えて神奈川県になってしまうのでございます。

手抜きの地図で恐縮なのですが、↓以下をご覧くださいませ。

Photo_26

JR中央線の高尾駅からルートを取ってみたのですけれど、、、

ご覧の通り、高尾から、1時間半くらいで往復できるところに、城山湖はございます。

この湖は、人工湖なのでございますが、春は桜、秋は紅葉がうつくしく、

里山あるきのガイドブックなどにも、しばしば紹介されるところです。

昨年、八王子に転入して以来、小仏峠と並び、わたくしのお気に入りの

トレーニングコースなのでございます。

小仏同様、湖への道は、けっこうな急坂なのですが、、、

それこそが、わたくしの生きる道。

急登がこわくて、子連れの手負い一匹狼はつとまりませんのです。(唐突なカミングアウト)

そのようなわけで、イザ!城山湖へ!

と、、、ところが、、、!

↓あーん、急登に負けて、足をついてしまいました~!

P1010113_2

こ、、、こんなハズでは~!(汗)

昨年秋から、GTでは、なんとか登りきることができたはずの坂なのに、、、

頂上直前で、足をついてしまうとは!

先日の、和田アタック敗退といい、わたくし、CAAD9少佐に乗りはじめてからというもの、

GTでクリアできていた坂を、次々と登れなくなっているのです。

おおお! 少佐! これはいったいどういうことなのでございましょう。

そりゃ少佐におかれましては、さぞご不服だと思いますけれど、、、わたくし、先日、

クランクセットをコンパクトに換えてしまいました。

もう、少佐は、これ以上わたくしの甘えをお許しにはなりませんよね?

ああ、、、なさけなや。。。

少佐、、、あなたさまのような優秀なバイクを、よりによってわたくしのような、

軟弱者のところへお越入れさせてしまい、、、ああ、、、申し訳ございませぬ。。。

その後、ガチャこぎで、なんとか頂上までたどり着きましたけれども、、、

もう、↓このありさまです。バテバテですよ。。。

P1010114

どうにもこうにも、、、自分自身がなさけないのでございます。。。

紅葉にはまだ早い、城山湖の景色を眺めながら、わたくしは自分の弱さについて考え続けておりました。

GTの時代、この城山湖でも、あるいは小仏峠でも、よくかっこいいローディのお兄様方を

見かけたものでございます。

わたくしにとって、ロードバイクは、憧れの的でした。

いつか、ロードバイクに乗ることが、わたくしの夢でした。

しかしながら、オンボロGTもまた、わたくしにとっては戦友でございました。

いくたびの苦楽を共に越えてきたGTと、苦しい坂を登ることには、

わたくしなりの思いいれがあったのでございます。

ところが、、、わたくしは、CAAD9少佐の精悍さに、すっかり舞い上がってしまい、

GTと共にあった頃の地道さを忘れてしまいました。

CAAD9少佐がわたくしの元にきてくださって以来、、、わたくしは、増長していたに違いないのです。

GT時代のハングリーな精神を、貧しいながらも純粋だった魂を失ってしまったのかもしれません。

P1010116_1

秋風にススキがそよぐ様子を眺めながら、わたくしは悟りました。

CAAD9少佐に乗っている自分とて、なんの変化もない、ただの自分にすぎないのだと。。。

いかに八ヶ岳の裾野下りで60km/h以上のスピードを出そうとも、、、

わたくしは、GTと共に小仏峠で息を荒げていた頃のわたくしと、なんら変わりはないのです。

CAAD9少佐に颯爽と跨り、下ハンでレーサーを気取ったところで、

わたくしの脚など、所詮、城山湖クライムで足をついてしまう貧脚なのでございます。

わたくし、、、初心にもどり、一から出直そうと思います。

鍛錬ですわ! 鍛錬あるのみでございますわ!

少佐。気の短いCAAD9少佐。

どうか、わたくしをお見捨てにならず、待っていてくださいませね。

わたくし、かならずや、あなたさまにふさわしい乗り手になりますわ!

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