乗鞍岳への自転車道

40歳で突如、自転車乗りになろうと発心して早15年。CAAD9少佐と畳平へ駆け上がる日はくるのでしょうか。。。(汗)

良質のクロムモリブデンは蜜の乗り味……だった日

2009年06月26日 | 自転車

さてさて……友人Kの黄色いスーパーコルサに、すっかり魅せられてしまったわたくし。。。

清泉寮で食事をとり、ひと登りで、今回のコースの最標高地点であります東沢大橋に到達したのでございます。

この橋は、八ヶ岳の最高峰・赤岳の山服から流れ出る川俣川東沢にかかる橋でございまして、通称、赤い橋と呼ばれておりまする。

この真っ赤な橋を、真っ黄色なスーパーコルサが駆け抜けてゆく様を、想像なさってくださいませ~。

ええと……いちおう、友人Kが走っているところも撮影したのですが、豆粒みたいに小さくて、イマイチだったので、とりあえず、↓空絵でお許しください。

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ああ! こんなことなら、一眼レフのカメラと、望遠レンズを持ってくるのでしたわ!

後悔先に立たずでございます。

……で、東沢大橋を過ぎたところで、わたくしの理性はついにブチ切れたのでございました。

あろうことか、このすばらしい黄色のスーパーコルサに、「ちょっとだけ乗らせてちょうだい」という、常人ならありえない図々しいお願いをしたのでございます。

ああ、みなさま。。。先だっての、ヤビツ峠での「1本しかないチューブ恵んでちょうだい」事件といい、今回の「ちょっとだけ乗らせてちょうだい」の一件といい、わたくしのことを、さぞや、厚顔無恥な、ふてぶてしくも図々しいオバッチョだとお思いのことでしょう。。。

ですが、みなさま。。。わたくしは、スタート地点の道の駅こぶちさわから、最高地点の東沢大橋まで、この美しいスーパーコルサの後ろをヨダレまみれになりつつ、走って参ったのでございますよ。

その間、灼熱の太陽かと見まごうばかりのシャイニングな真っ黄色のフレームと、プラチナの輝きを放つメッキ加工のシートステイ&チェーンステイを、凝視しつづけて参ったのでございますから!

いかにわたくしが、地図屋という職業がら、マゾヒスティックな性質を擁しているとは申しましても、もう、我慢の限界でございます。

いいえ、Mだからこそ、いったん忍従の臨界点を越えると、抑えがたい欲望が理性の壁を突き破ってしまうのでございます。

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ああ、CAAD9少佐というお方がありながら……背徳の炎に焼かれつつも、わたくしの心は、もはや黄色いスーパーコルサに支配されてしまったのでした。

「ちょっとだけ、乗らせてちょうだいね。(答えはきいてない)」と言うがはやいか、CAAD9少佐のハンドルを友人Kに押し付けて、自分はホイホイとスーパーコルサに跨るやいなや、あっという間に八ヶ岳高原の中を走り出したのでございました。

すぐ後ろで、友人Kが何か叫んでおりましたが、わたくしの耳には届きません。。。(これが、後に悲劇を生むのでございますが……)

ああ、なんという夢のような乗り心地でございましょう。。。

路面を捕らえる重厚感、そして、安定感……

そして、あこがれのエルゴパワーの握り心地は夢のよう。。。細身のラバーが手にしっくりとなじんで、レバーに指がかかりやすいのです~。

おそるおそるシフトチェンジしてみますと、思っていた以上に軽い!

「こ、、、これが、カンパニョーロのエルゴパワーなのか。。。からめらさまがおっしゃっていた、夢のように軽いレバーとは、このことなのか……」

もう、カルチャーショックでございますよ。

いえ、けして、シマノがよくないということではございませんの。

こればかりは、好みの問題かと思いますけれど、わたくしが感じたアテナの感触というのは、スルスルしている……というのでしょうか、ひっかかりがない……というのでしょうか。。。

よくいえば、スムーズ。わるく言えば、曖昧?(汗)

わたくしのCAAD9少佐のSTIは105なのでございますけれど、105の場合はシフトチェンジ1回ごとに、カシャン、カシャン……と、確実にシフトが変わった実感があります。

けれど、このカンパのアテナにおきましては、ふにゃり……という感じで、スルスルとシフトしてしまうので、気が付いたらギアが軽くなっている(あるいは、重くなっている)という感じなのです。

自転車の善し悪しについて論評できるほどの知識と経験がないので、なんともわかりませんが、確実に申し上げられることは、シマノで組んであるCAAD9少佐と、カンパ仕様のスーパーコルサとは、ロードバイクというカテゴリこそ同じであっても、まったく違いすぎるほど違う自転車である、ということでございます。

そして、さすがは上質なスチールのフレームだけあって、路面からの衝撃吸収が極上なのでした。

フルアルミのCAAD9少佐は、路面の凹凸をダイレクトに伝えるので、軽妙な一方、荒れた路面では、ポンポンと跳ねるような衝撃が襲ってまいります。

けれど、スチール製のスーパーコルサにおきましては、わたくしのような未熟なものにでさえ、衝撃をフレームが吸収してくれている感じがはっきりと実感できるのでございます。

その感じは、うまく言葉にできないのですが……路面の情報は正確に体に伝わるのに、アタリがやさしい……という、なんとも、よい意味で矛盾した乗り心地なのです。

CAAD9少佐の場合は、衝撃がくるごとに跳ねるので、かえって路面情報が断片的になり、心もとない感じがあるのです。

たとえば、ちょっと舗装状態のよくない下り坂で、スピードを出した場合……CAAD9少佐は、バイクを力で押さえ込まないと反動でバタついてしまうのですが……スーパーコルサの場合は、ビシッと安定した状態で走ることができるという感じです。

ただし、登り坂で、力まかせに踏み込む場合は、CAAD9少佐に分があるようでございました。

CAAD9少佐は、踏んだぶんだけヒラリと前へ進む印象がありますが、スーパーコルサでは、若干、遅れを感じるのです。

ああ、何もわからない素人の分際で、生意気を言って申し訳ございません~。

あくまで、素人が感じた印象のお話ですので、聞き流してくださいませ~(汗)

それでも、このスーパーコルサは、カンパのシャマルという高性能な軽量ホイールがついているので、クロモリとしては、相当、軽くて、グイグイ進むほうなのだと思います~。

でも、CAAD9少佐にも、少しは花を持たせてくださいませ。。。せめて、急な登り坂は、CAAD9少佐に軍配を上げてくださいませな。。。

ところで、CAAD9少佐を押し付けられた友人Kは、どうしたのでございましょう?

後ろを振り返っても、どこにも友人Kの姿が見えません。

わたくしはさすがに気がとがめて、待避所にいったん停止して、友人Kが追いついてくるのを待ったのでございます。

しばらくしてから、CAAD9少佐に乗った友人Kがものすごいスピードで下ってまいりました。

わたくしは、ここでスーパーコルサを返そうと思って、手を振ったのですが……

友人Kはわたくしにまったく気が付かず、ものすごいスピードでカーブを曲がり、そのまま先へと下っていってしまうではありませんか!

わたくしはびっくりして、再びスーパーコルサで後を追ったのでございましたが……ほんの数秒の遅れとは思うのですけれど、おそらく時速60kmくらいのスピードが出ていたと思われるため、友人Kの乗るCAAD9少佐はみるみる遠くへ走り去ってしまうのでした。

たぶん、友人Kは、わたくしを追い抜いてしまったことに気が付かず、わたくしに追いつこうとして急いでいたのだと思います~。

こうなるともう、わたくしは友人Kに追いつくことはかないません。

どこかで友人Kがわたくしを追い抜いたことに気が付いて、停止してくれることを祈るしかないのでございました~。

しかし、わたくしにとってこのことは、不幸中の幸い……

なぜなら、この先もしばらく、このすばらしい黄色のスーパーコルサに乗っていられるということだからでございます~。

東沢大橋から先は、八ヶ岳南麓の巨大な斜面をトラバースする最高に気持ちのよい道なのですから、このようなすばらしい道を、スーパーコルサで走れるなんて、まさしく夢のようなのでございます~。

そしてその後も、わたくしは友人Kに追いつくことはなく……ゴールの道の駅まで、すべての下り坂を、スーパーコルサ独り占めで、走りきってしまったのでした。

道の駅にたどり着いたとき、駐車場でCAAD9少佐と共にたたずむ友人Kを発見したときは、さすがのわたくしも、罪悪感にさいなまれましたわ~。

なぜって、今回のコースのいちばんオイシイところを、わたくしが全部、味わい尽くしてしまったのでございますもの~。

後で、事のなりゆきをききましたら……

わたくしがスーパーコルサで走り出した直後、CAAD9少佐のツール缶のフタがなぜか、突然はずれてしまったそうなのです。

それで友人Kは、あわててわたくしに「待って!」と叫んだそうなのですが、スーパーコルサに乗って舞い上がっていたわたくしは、友人Kの叫びを無視して、どんどん先へ下っていってしまったそうなのです。

そして、ツール缶のフタを閉めなおした後、友人Kは、一刻もはやくわたくしに追いつこうと、暴れるCAAD9少佐を必死に操って、猛スピードで走ったあまり、うっかりわたくしを追い抜いてしまった……ということなのでした。

ああ、友人Kが、苦労の末にようやく手に入れたスーパーコルサの初乗り記念日を、わたくしは、かくもグダグダにしてしまったのでございました。。。

あいかわらず、迷惑千万なわたくしでございます。

Yatugatake

こうして、わたくしは、クロモリ・ロードバイクというもののすばらしさを、チネリのスーパーコルサで体感したのでございました。

そして、同時に、カンパニョーロのコンポーネントの味までも、うっかり、知ってしまったのでありました。

(合掌)


スーパーコルサは キスゲの香り

2009年06月25日 | 自転車旅

みなさま……

イル・ソーレな季節がやってまいりました。。。

それと同時に、イル・ソーレな自転車が、友人Kのところへ、やっていらっしゃったのでございます。。。

みなさまは、スーパー・コルサというロードバイクをご存知でいらっしゃいますでしょうか?

かのイタリアの老舗ブランド・チネリの、クロモリ・ロードバイクの名車と賞される、それはそれは美しい、工芸品のようなロードバイク……

それが、スーパー・コルサなのでございますぅ~。

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しかも、黄色

よりによって、黄色!

なにを思うてか、黄色!

人生を共に生きていくにあたり、数ある自転車の中から黄色のスーパー・コルサをチョイスするとは、並の日本人の感性とも思えませぬ。。。

おそるべし、友人K。。。

日常的に、「やあ! 自転車パルよ!」「やあやあ! 自転車パルよ!」と、声をかけあい、ともにヤビツ峠や風張峠を越えてきた、友人K。。。

わたくしほど貧乏ではないけれど、けして裕福とは言い難い、友人K。。。

仕事も、やっているのだか、やっていないのだか、いまひとつ判然としない友人K。。。

そんな友人Kが、フレームだけで25万8000円もするクロモリ・ロードに手を染めるとは……これはもう、正気の沙汰とは思えない異常行動なのでございます!

……まあ、そうは申しましても、友人Kが、この黄色いスーパーコルサを手に入れるまでの道程は、生易しいものではございませんでした。

それはそれはもう、山あり谷あり……涙なくしては語れない、さまざまな苦難を経て、ようやくにして黄色いスーパーコルサを手にすることができたのでございます。

しかし、その長い道程につきましては、また別の機会にお話させていただくとしまして……

とにかく……いくら宝石のように美しいとて、床の間に飾っておくばかりではおもしろくありませんの。

勇者ついでに、「スーパーコルサで一般道を走るの巻」でございますよ!

デビューでございますよ! 初走行でございますよーーー!!!

その舞台に選びましたのは……八ヶ岳高原ライン。

2006年の秋、生まれたてのCAAD9少佐で駆け抜けた、あの八ヶ岳南麓の巨大トラバース道路でございます。

……ま、いかに、友人Kが勇者さまだとて、いきなりの輪行は、いくらなんでも無茶でございますからね(汗)

マイカーにCAAD9少佐とスーパーコルサを積載して、道の駅こぶちざわまでやって参りました。

で、そこを拠点に、泉ラインで清里へ、そして、東沢大橋を渡って、八ヶ岳高原ラインで道の駅へ戻る……という周遊ルートを走ったのでございます~。

もう、なんだかもう~!!!

スーパーコルサと並んでしまうと、CAAD9少佐が超・地味バイクになってしまう……

(まあ、アルミのクリアなので、もともと地味なのですが……)

それくらい、存在感のある自転車なのですぅ~。

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だって、よくご覧くださいませ~。

このスーパーコルサの黄色というだけでも十分凄みがありますのに、おまけにホイールが

Campagnoloの SHAMAL ULTRA 2-Wayなのでございますよ。

しかも、コンポーネントは、今をときめくATHENAでございますのよ~!

清水の舞台から……なんて生易しいモンじゃありませんよ。

もうね、この写真の撮影ポイントである八ヶ岳高原大橋から飛び降りちゃう覚悟で購入に踏み切ったとしか思えないのです。

そして、その金額的価値は、伊達じゃございませんの。。。

迫力と申しましょうか、オーラと申しましょうか……とにかく、凄みがありますの。。。

エネルギーを大放出しながら、泉ラインをひたひたと上っていくスーパーコルサ。。。

いつもなら、少佐どののトップチューブに汗のしずくが落ちるところでございますが、この日ばかりは、よだれを垂らしながら、わたくしはスーパーコルサの後を必死に追いかけるのでありました。

そして、ポール・ラッシュ通りをひと登りして、清泉寮のオープンデッキでランチタイム……

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このわたくしが、CAAD9少佐そっちのけで、他人のバイクの写真を撮りまくっているということだけでも、ことの重大さを感じていただけることと存じます~。

なんでしょうか、この存在感は~。

もう、片時も目を離すことができませんから、食事のときも、このように↓テーブルのすぐそばまで持ってきて、スーパーコルサのすぐ隣りで食べたわけなのです。

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でも、あまりにスーパーコルサの印象が強すぎて、もうわたくしは、何を食べたんだか、記憶にございませんよっ!

なんと申しましても、この銀メッキされたラグが……八ヶ岳の澄み切った空気に、映えるのでございますよ~。

これまで、「ラグフレームなんて、デコラティブで好みではないわ」……なんて思っておりましたが、イザ、本物を見てしまうと、とんでもない勘違いでございましたわ。。。

正直、ものっすごい、うつくしゅうございます!

この世のバイクとは思えないくらい、うつくしゅうございます!

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そして、この時ばかりは、オーラが消失しているようにお見受けする、お気の毒なCAAD9少佐……

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仕方ないでございまするよ……相手がわるいでございまするよ……

この後、わたくしは、友人Kに頼み込んで、ーパーコルサに試乗させてもらうという暴挙に出たのでございます~。

その模様は、また……

(つづく)


笹子餅……

2009年06月15日 | 自転車

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甲州街道の難所、笹子峠の名物、笹子餅……

包み紙には、「名物に 甘いものあり 笹子餅   国東」と、書かれていました。

「名物に旨いものなし」を茶化した、おしゃれなキャッチコピーなのでございますね?

国東……とは、このコピーを考えた人のお名前なのでしょうか?

国東さんて、どなた???(汗)

歌川派の絵師には、「国」の文字がつく人が多いですけれど……国東さんは存じ上げませんし~……

大分県の国東半島の国東……は、関係ないですしぃ~……

国東って、ナニ? 人名でございますの?(汗)

肝心のことが、よくわからないわたくしでございます。

不明なままですが、とにかく、味わってみようということになり、包装紙を開くと……

あっ(汗)

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5コ買ったはずのお餅が、なぜか1コに合体してました~!!!

みどり屋のご主人さま、丹精こめて作ってくださった笹子餅を、こんなふうにしてしまって、ごめんなさい~!!!

でも、このあと、5コをそれぞれバラバラにして、おいしくいただきました。

包装紙に、時間が経ってお餅が固くなってしまった場合、トロ火で炙って食べると格別においしい……と書いてあったので、ぜひ試したかったのですが、あまりのおいしさに、全部食べてしまいました。

10コ買ってくればよかったです~。


なんとなく、笹子峠越

2009年06月14日 | 自転車

関東地方は、入梅直後でございますが、昨日は、はやくも梅雨の中晴れというのでしょうか……浅川サイクリングロードにおきましては、早朝から、びっくりするほどたくさんのサイクリストが次々と八王子方面へと通過していくのでございました。

うむ……

昨日は1日中、家にこもってお仕事しようと思っていたのでございますが、こうなるとやはり、出かけずにはいられません。

さっそく、CAAD9少佐のチェーンにオイルをさして、10時すぎごろ、わたくしも、いそいそと漕ぎだしたのでございます。

これといって目的もなかったのですが、とりあえず浅川サイクリングロードを高尾方面へ向かいました。

……で、いつもの稜南公園に着いて、どうしようかな~と考えたのでございます。

[プラン1]小仏峠往復

[プラン2]五日市方面から風張峠往復

[プラン3]大垂水峠を越えて、相模湖でまた考える

プラン1は、いつものトレーニングコースですが、昨日のわたくしは、他のサイクリストの方々に触発されて、ちょっとその気になっていたので、小仏往復だけでは物足りない気分でした。

プラン2は、なかなか満足度の高いコースですけれど、土曜日ともなりますと、周辺から、強靭なサイクリストさまが風張峠めざして集まってくるものですから、ちょっと気後れしてしまいそうです。。。

とりあえず、プラン3を選択し、フラフラと大垂水峠方面へと走りだしたのでございます。

昨日は土曜日だったので、トラックなどの大型車は比較的少なかったのですが、自転車は大量でございました。

高尾山口駅を過ぎてから、何人のロードに追い越されたか、数え切れません(汗)

しかも、みなさま、きっちりとレーシング・ウエアに身を包んだ、カッコイイお兄さんばかりです。

わたくしと同レベルの、スロー・サイクルライフな中年女子は、希少種なのでございますぅ~。

ああ、さびしい……と思いつつ、相模湖駅前の交差点を通過。

相模湖から中央自動車道の相模湖ICまでは、交通渋滞中でございました。

相模湖ICを過ぎると、さすがに渋滞という感じではなくなったものの、藤野駅の少し先まで、けっこうクルマの交通量は多かったです。

曜日によっても異なるのでしょうが、相模湖~藤野間というのは、わりといつも交通量が多く、その上、車道の幅が狭くて、かつ微妙なアップダウンがあり、カーブが連続する……という、非常に走りにくい区間のように思います。

甲州街道から離れて、宮ヶ瀬方面へ上ってヤビツ峠へ行こうかな……と思ったのですが、なんとなく藤野駅の前を通過してしまいました。

そして、上野原台地への長い上り坂の途中で、なぜか後輪がパンク……

ちょうど中央高速道路が真上を横切っているあたりですけれど……この登坂車線の脇で、せっせとチューブと取り替えて、30分ほど、タイムロスいたしました。。。

↑淡々と綴っておりますが、けっこうショックでした……

ですが、わたくしとて、いつまでもパンク頻発ダメオバのままではないのです。

リカバリーについては、着々と成長を遂げつつあるのでござます!

“パララ・パラッパー♪ うり坊はレベルが上がった”

“携帯ポンプでもエアを充填できるようになった”

“体重が2増えた”

“ダイエットの必要性をおぼえた”

↑こういう感じでございますよ。

……で、何事もなかったかのように、ふたたびスタートしたのでございます。

ふと、上野原から甲州街道を離れて、鶴峠へ行こうかな……という気持ちが起こりました。

しかしながら、ここでもなんとなく、上野原あきるの線の分岐を通過してしまいます。。。

そうこうしているうちに、四方津、梁川、鳥沢を通過。

桂川の渓谷美がなかなか見ごたえある風景となってまいります。

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猿橋の次は、大月でございます。

いったいわたくしは、どこへ行こうとしているのか……そろそろ心を決めなくてはいけません。

[プラン3-1]大月から松姫峠アタック

[プラン3-2]国道139号方面を富士五湖方面へ進み、秋山川か、道志川沿いに戻る

[プラン3-3]このまま甲州街道を進む

プラン3-1とプラン3-2は、過酷でございます! けっこう大変でございますぅ~。

そこへいきますと、プラン3-3は、中央線沿いの道ですので、疲れたらいつでも輪行で戻ることができますから、精神的に安楽なのでした。

そこで、プラン3-3を選択。甲州街道をさらに西へと進みます。

ところでみなさま。大月は、比較的大きな町でございますので、市街地を避けるバイパスがございますよね。

自転車の場合、バイパスはクルマのスピードが速いので、キケンなのでは……と思うところなのでございますが、大月に関しましては、市街地を抜けるよりも、バイパスを走ってしまったほうが、楽なのでは……と、わたくしは思います。

とはいえ、バイパスには大月第一トンネルという難所がございます。

この難所を安全にクリアするには、バイパスと旧道の分岐の「駒橋交差点」で信号を渡り、上り方面の右側の歩道に入ってしまうことがオススメです。

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↑これは、大月第一トンネル入口付近から、後ろを振り返って撮っている写真です。

ですので、この歩道は、上り車線側(甲府方面へ向かう場合、右側走行になる)になりますが、歩道の幅が広いので、自転車が走っても許される感じなのです。

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↑ね! 右側走行とはいえ、歩道なのですから、とっても安全でございましょう~?

「別に普通に車道を左側走行で走ればいいじゃん」という方は、無視してくださいませ~(汗)

これは、あくまで、気の小さいオバッチョ向きの情報でございます。

トンネルの中でトラックに追い越されるのがコワイ!という人向きでございますの~。

……で、このような方法で難所の大月第一トンネルをパス。

さらに、西を目指してまいります。

さてさて、大月ICを過ぎたあたりでしょうか。

わたくしがせっせとペダルを踏んでおりますと、ふと左側の歩道に、小径車の方が並びました。

わたくしは、車道をCAAD9少佐で走っていたわけですが、その小径車の方は、歩道を走っているにもかかわらず、わたくしと同じ速度だった……ということでございます。

その方は、わたくしと並んで歩道を走りながら、

「どこからいらしたのですか~?」と、気さくに声をかけてくださいました。

わたくしは、「日野市です」とお応えしたあと、あわてて「東京の八王子の隣りの日野市です」と、付け加えたのでした。

日野市というのは、非常にマイナーな行政市なので、その単語だけでは、地理的な位置が判明しづらいのでございます~(汗)

それから、その方と並んで話をしながら、しばらく走行いたしました。

よくお話を伺ってみると、その方は、高校生のころに自転車部に所属なさっていて、トラックレーサーでもいらしたとのことでございました!

小径車で歩道を走りながら、CAAD9少佐と同じ速度を維持していらっしゃるのもナットクでございます!

いや、、、わたくしが、あまりにも遅かったのかもしれません。。。。(汗)

とにかく、小径車とは思えないパフォーマンスの高さで、わたくしはその方と、何キロかを並走しつつ、自転車の話題で盛り上がったのでした。

その方から、「どこまで行くのですか?」と尋ねられ、わたくしは少し考えたあと、「旧笹子峠を越えて、勝沼あたりから輪行で戻ろうと思います」と、このとき初めて本日のコースについて、考えを確定させたのでありました。

するとその方は、「え? あの、矢立の杉があるほうの旧道ですか?」とおっしゃるので、わたくしは普通に「はい」とお応えすると……

「いや、あの道はちょっと暗いし、ひと気がないので怖くはないですか? ボクはもちろん、怖くないけれど……」

と、おっしゃいます。

頭の回転の遅いわたくしは、暗かったり、ひと気がないと、なにが怖いのかさっぱりわかりません。

とりあえず「ええ、でも、クルマに混じって笹子トンネルを走るのは怖いですし、旧道のほうが安全ですから~」

と、旧道と新道、どっちがキケンなのか、はたまた安全なのか、すごく矛盾した答えをしてしまいました。

あとでよく考えてみたら、わたくしが単独行だったので、女性ひとりで旧笹子峠を越えるのは、心細くないですか?というご配慮だったのでは……と思うところでございます。

しかしながら、女性の単独行の場合、心細くなる要因として、2つのことが想像されるのでした。

ひとつは、女性に不埒なことをしようとする悪い人に遭遇してしまったら大変……という心配。

もうひとつは、トンネルの中でオバケが出たりしたら大変……という心配。

……わたくし、はや43歳でございますので、さすがに悪い人も相手を選ぶだろうと思われますので、いわゆる痴漢っぽい心配は、ぐっと確立が下がってまいります。

ですが、金銭目的の追い剥ぎとか、野党みたいな悪者に襲われる可能性は、確かに心配かもしれません。

もうひとつの、オバケが出る心配ですが、これは、心の持ちようでございますが(汗)、旧笹子峠は、それほど鬱蒼としたイメージではなくて、どちらかといえば、広葉樹に囲まれた、気分のよい峠道……という記憶がございますので、あまり心配いらないようでございます。

……今、気がついたのですが、単独行の場合、峠の下りで落車してしまって、ケガでもしてしまった場合、救助をもとめられない……という心配もあるかもしれません。。。

さてさて、そんなこんなで、しばらくご一緒に走っていたのですが、その方は、夕方から東京のロックコンサートに行くご予定とかで、笹子駅の少し手前でUターンなさいましたので、わたくしはそこで、その方とお別れいたしました。

お別れする前に、笹子駅のすぐ前に、名物の笹子餅のお店があるという情報を教えてくださいましたので、わたくしはすっかりうれしくなり、その方とお別れしてからは、笹子餅を心の支えに、ゆるゆると坂を上っていったのでございます。

ひと走りで、街道左手に笹一酒蔵の看板が見えてまいりました。

笹一といったら、甲州を代表する造酒屋さんのひとつ。

日本酒の笹一はとっても有名ですが、自社醸造ワインのブランドもあったりします。

笹一の看板のすぐ近くまで参りますと、酒遊館という直売所(もちろん試飲可能)があることがわかってしまいました!

ですが……ですが……自転車は、軽車両でございますから、飲酒はダメでございます。

ここはガマンでございます。ガマンでございますよぉぉぉ~!

わたくし、いつぞやの田村酒蔵の前を通過したときと同様に、視線をそらして笹一酒蔵の前を通過するのでした。

笹一前を通過すると、すぐに右手に、笹子餅のお店を発見!

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大喜びでのれんをくぐりまして、5コ入り(410円)を買い求めさせていただきました。

お店のご主人から行き先を訪ねられましたので、先ほどと同様に旧峠越えする旨を明かしますと、ご主人は

「そう……じゃあ、上り坂でたいへんだから、ひとつ食べていくといいよ。元気が出るよ」とおっしゃって、ひとつ下さったのでした。

わたくし、たった5コしか買わなかったのに、1コ、サービスしていただいて、なんだか申し訳ない気分でしたが、せっかくのご好意ですので、喜んで、頂戴いたしました。

口にほうばると、思いのほか、コシの強い餅皮です。

基本的に、餡子をヨモギ餅で包んだ草もちなのですが、とってもお餅のコシがつよくて、大きさ以上にボリュームを感じさせる食べ応えでした。

餡子は、甘すぎず、でも、コクのある上品な味で、コシの強いヨモギ餅にも負けていません。

とってもおいしいのでした~。

スーパーで売っている大福などとはちょっと、密度の違う食べ物なのです。

「モッチモチ」というキャッチフレーズは、最近、安直に使われ気味ですが、この笹子餅こそ、真に「モッチモチ」なのでございます。

顎をよく動かして、しっかり噛まなくては容易には飲み込めないくらい、密度の詰まったお餅です。

もともと、笹子餅というのは、甲州街道の難所である笹子峠の茶屋で出されていた力餅だったのだとか……

笹子峠越えの前に、笹子餅をいただくというのは、歴史的にも生理学的にも、正当なのでございました。

笹子餅を食べて元気100倍。ご主人にお礼を申し上げて、お店を出立です。

笹子駅を過ぎてひと上りで、笹子峠旧道の分岐が見えてまりました。

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ここを見逃して、うっかり笹子トンネルに入ってしまったら大変でございますから~!(汗)

道標にしたがって、旧峠道へと入ってまいります。

しばらく杉林の中を上り、やがて、広葉樹の中の気持ちのよい道になります。

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2006年の秋、ピッカピカのCAAD9少佐でここを訪れたときは、見事な紅葉でございました~。

あれからもう、2年半以上の歳月が流れたのでございますが、CAAD9少佐と同行二人、こうしてまた笹子峠を訪れることができた喜びを、わたくしはしみじみかみしめておりました。

旧道の観光名所であります、矢立の杉。。。

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↑この看板から100mくらい山道を歩くと、矢立の杉があるようなのですが、今回もやはりわたくしは、立ち寄ることをせずに、通過してしまうのでした(汗)

さてさて、2年半ぶりに、旧笹子峠のトンネルに到着です。

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2年半前と、さして変化がないように思われますが、トンネルの中は補修工事がされたようで、路面がきれいに舗装されていました。

トンネル内の天井も修復されたようです。前回、訪れたときは、天井からポタポタと水滴が落ちてきましたが、今はもうそのようなこともなく、見上げると、アーチ状の天井のほうも、すっかりキレイになっています。

勝沼側は、トンネルの坑口も新しくなっていました。

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はあ~、無事に旧笹子トンネル通過です~。

あとはひたすら、気持ちのよい下り坂でございます~。

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……なんて。調子にのって書き散らかしておりますが、わたくし、けっこう疲労してしまいました。

本当は、日川沿いに甲府盆地方面へ下って、勝沼ぶどう郷か塩山から輪行しようと思っていたのでしたが、その元気もなく、最寄りの甲斐大和駅から、さっさと中央線に乗ってしまいました。

甲斐大和から、豊田駅まで乗車賃は1100円。

電車なら、わずか1100円で移動できる距離を、わたくしは一日かけて、やっこらやっこら走ったことになります。

走行距離は、86kmでございました~。

20090613


女神さまが微笑んだ~本命3アイテム購入への道のり~

2009年06月09日 | 自転車

さてさて、このようにして、

(1)12-27 のスプロケ

(2)エクスカリバー

……という、予定外のお買い物から先に、着手してしまったわたくし……

この2つを購入した時点で、わたくしの2年越し定期預金(500円玉貯金)は、完全に底をつきました。

つまり……『自転車人』に予告したはずの、本命中の本命、

(3)カーボンハンドル

(4)ホイール

(5)Edge705

↑上記の3アイテムにつきましては、購入を先送りするしかない状況に置かれていたのでございます。

しかしながら……この世のお買い物方法は、なにも、トレックの直営店でエクスカリバーを買う……みたいな、正統な手段に限られたものではございません。

インターネット全盛の現代、ネット通販……それも、オークションという手段もあるのでございます。

そして……出会ってしまったのでした。

格安のカーボンハンドルに……

この一件につきましては、1月5日の日記に詳細がございますので、ここではもう、重ねて申し上げませんが……

とにもかくにも、わたくし、スプロケットとMTBに加えて、さらに、少佐どの用のカーボンハンドル入手にまで、こぎつけたのでございます。

残るは、ホイールと、Edge705でございます。

(大物がふたつ、残ってしまいました~。)

ここで、キーマンとなったのが、わたくしの古くからの自転車パル・友人Kでございました。

この友人Kは、昨年末ごろから、イギリスのポンドのレートが激しく下落しているのに目をつけておりました。

シズノさまがコメントをお寄せくだいましたが……「2月に英国から個人輸入して4万円以下でした」

↑モロ、この手法でございます!

友人Kは、日々、ポンドの変動をにらみつつ、お買い物リストの上位にランクインしている品々を、ひとつ、またひとつと、つぶしにかかっているのでした。

そのお買い物の機会にちゃっかりと便乗させてもらえば、わたくしは、送料無料で、かつ、英国価格で、欲しいものを手に入れることができるというワケなのでございます。

……とはいえ、先立つものは、すでにエクスカリバーに変わってしまっておりまする……

年が明けて、ポンドのいっそうの下落を尻目に見つつも、わたくしには、めざすホイールと、Edge705に触手をのばすだけの財力が、もはや無くなってしまっていたのでした。。。

ああ、なんということでしょう!

我が家のサイクルスタンドに、CAAD9少佐とエクスカリバーが仲良く肩を並べている風景を見るのは、実に充足した気持ちになるひとときではございますけれど……

それにしましても、CAAD9少佐のためにと、2年越しで積み立ててきた500円玉ホイール貯金が、一瞬にしてエクスカリバーに成り代わってしまったことは、自らが成した事ととはいえ、あやしうこそ物狂ほしけれ……なのでございました。。。

ですが、ロードバイクの女神さまは、わたくしをお見捨てにならなかった。。。

そう、CAAD9少佐のために、ホイールとEdge705を買うための資金作りのチャンスは、まだ残されていたのでございます。

その最終手段とは……

サイクリー リピーターGO!GO!キャンペーン

ああ! もう、女神様の思し召しとしか思えませんわ!

英国ポンド底値祭り開催中の2月、かの、中古自転車買い取り専門店サイクリーが、買い取り価格50%増のキャンペーンを展開したのでございます~!

この機を逃しては、わたくしはもう、一生、ホイールとEdge705を手に入れることはできないかもしれない……

文字通りの、最後のチャンスでございます。

わたくしは、家中の押入れをひっくり返して、サイクリーに下取ってもらえそうな、ほんとうに、ありとあらゆる自転車のパーツをかき集めました。

その品々が、↓コレらでございまする。

●ポラール・サイクルコンピュータ(HR・ケイデンスセンサーつき)

●105のカセットスプロケット

●105のノーマルダブルのクランクセット

●娘が中学生まで乗っていたTREKのMTB

●その他、ゴチャゴチャした小物

この娘のトレック(MTB)というのは、娘が小4くらいの頃に購入したもので、けっこう年季が入ってしまっております。

この、CAAD9少佐の奥につるしてあるのが、↓ソレなのでございますが……

P1010911_3

このバイクには、ちょっとしたアドバンテージがあるのでした。

それは、このトレックのバイクを購入したお店が、杉並区阿佐ヶ谷のフレンド商会だというところなのです~。

フレンド商会といえば、なるしまフレンドと並び称されるプロバイクショップの老舗。

当時のわたくしは、そのような権威あるお店であるとは知らなかったのです。

正直なところ、たまたま自宅から徒歩圏内にあったお店だったので、そこで購入したに過ぎなかったのでございました。

しかし、購入店がフレンド商会であったこと、そして、保証書や取り扱い説明書に、フレンド商会のスタンプが押してあったことが、サイクリーでの下取り価格に威力を発揮したのではないかと、わたくし想像しているのです。

なぜなら、このトレックのMTB、かなり古い代物にもかかわらず、思いのほか高値で下取りしてもらえたのでございますよ~。

しかも“買い取り価格50%増のキャンペーン”でございますから!

もう、わたくしとしては、今後いっさい、サイクリーさまには足を向けては寝られないというほど色よいお値段で、このMTBは買い取っていただけたのでございました。

このようにして、自宅にある自転車関連グッズをかき集め、サイクリーさまに下取りしていただいた結果、わたくしは、ホイールとEdge705を購入するための資金の一部を生み出すことができたのでございました。

この資金を元に、ポンドの最安値時期を見極め、としさまもいちおしの「wiggle」で物色してみますると……

「wiggle」では見つからなかったのですが、もうひとつ別のショップのほうで、格安のホイールが1つだけ出ているのを発見してしまったのでした。

わたくしの欲しかった品(キシリウムSL・2009年モデル)とは別物でございますが、2006年モデルのキシリウム・エリートの前後セット(ただし、ワケアリ商品)が、なんと!日本円で23000円くらいで売っているじゃありませんか!

前か後ろ、どちらか片方じゃございませんことよ、前後セットで23000円ですのよ!

ワケアリって、どんなワケだか知りませんけれど、かりにどのような過去を背負っていようとも、わたくし、寛容な心で受け止めて差し上げる自信がございました。

だって、前後セットで23000円なのですもの~。

わたくしは、迷わずこの、2006年モデルのキシリウム・エリートに標的を絞ったのでございました。

(後日、このワケとは、新古品にも関わらず、リムに傷を負ったホイールであったことが判明するのでした。。。)

そして、最後に残るはEdge705

こちらのほうは、悩む必要は皆無でした。とにかく、ポンドが一番安くなっていると思われるときに、「ポチッと」すればよいことでございますので……

結論として、シズノさまと同じく、わたくしも4万円以下で購入できたのでございます。

こうして、欲しいものリスト上位5つの品々を、わたくしはすべて、手に入れることができたのでございました。

最後の最後にド根性で購入を決めたホイールとEdge705につきましては、これはもう、サイクリーさまのお力なくしては、まったく実現不可能でございました。

心よりお礼申し上げる次第でございます~。

……そして……戦い終わって、日が暮れて……

今年の3月上旬、我が家の食卓では、またも、“3日に1度、夕食が麺類”という悲劇が再来しておりました。

いかにサイクリーさまが高値で下取ってくださったとはいえ、そして、いかにポンドが安かったとはいえ、、、

これだけ物欲を満たしてしまったら、我が家の経済が逼迫するのは火を見るよりも明らかなのでした。

この巨額の出費を補填するために、あと何ヶ月、エンゲル係数の破綻現象が続くのか……すくなくとも、6月上旬の現在におきまして、我が家の経済状況は、依然として暗雲たちこめる状態でございます。。。

(ちなみに今晩の夕飯は、ペペロンチーノでございました。)

そしてCAAD9少佐のみならず、わたくしもまた、、、勇者から魔王へ、さらに大魔王へと、アップグレードを果たしたのでございました。。。

(おわり)