『自転車人』発売日の本日。通常、掲載誌というものは、発売日の直前か、
遅くとも発売日当日には送られてくるものなのでございますが……
幾度、郵便受けをのぞいてみても、未着なのでした。。。うっうっ
昨日、わたくしが傲慢にも、「掲載誌を見るのが辛い」などと言ってしまったので
その天罰が下ったのでございましょうか。。。
常ならば、掲載誌を見て、己のふがいなさを噛み締めるのは辛い作業でございますが、
来ないとなると、これまた、心細く感じるわたくしなのでございました。
そんなワケで、いまだに『自転車人』の仕上がりを確認できずにいるわけでございますが、
それはともかく、本日は、久々に和田アタックに行ってまいりました。
と、申しますのも、韋駄天mamoさまやbiranさまが、お忙しいお仕事の合間を縫っては、
トレーニングに励んでいらっしゃるというのに、校了直後のわたくしが、ウダウダして
いたのでは、バチが当たると思ったからなのです。
今日の高尾は久しぶりにいいお天気でしたので、たまった洗濯物をベランダいっぱいに
干してから、CAAD9少佐と共に出発したのでした。
いつものように、陣馬街道を進んでまいりますと、夕やけ小やけの里の少し手前付近で、
山の斜面がショッキングピンク色になっているところがありました。
なんだか、きたならしい写真で、申し訳ございません。
この写真ではまばらな印象かと思いますが、遠くから見ると、一帯が
ピンク色に染まっているような感じなのです。
近くに寄って、よく見ますと、ミツバツツジでございました。
かの、八王子市北西の端にある今熊神社が、年に一度、市民の脚光を浴びる
メインイベント「ミツバツツジ祭り」のと同じ花が、夕やけ小やけの里にも
山ほど咲いているのでございます!
しかも、花の雄しべの本数を数えてみたところ、正真正銘、雄しべは5本。
つまり、ミツバツツジの本種というわけなのでございます。
おおお! なんということでございましょう!
わたくしったら、先日、ミツバツツジの本種は、自然の状態では個体数が少なくて、
希少性が高い……などと申しておりましたが……確かに自然の状態では
希少性が高いのかもしれませんが、こと八王子に関しては、人の手によって
植えられたミツバツツジの本種は、どこにでもあるということなのでございますね。
しかも、ざっと見渡したところ、この夕やけ小やけの里のミツバツツジの株は、
まだ若い木ばかりなのです。きっと、比較的最近、植樹されたものでしょう。
もしかしたら、八王子ではここ最近、ミツバツツジがブームなのかもしれませんわ~。
それはさておき……
今日は和田アタックをしようと決めていたわたくしは、エネルギーを充填しようと考え、
JA八王子の売店で、ジャンボどらやきを買って食べたのでした。
このジャンボどらやきは、そうですわね……2歳児の顔くらいの大きさがありまして……
みなさま、2歳児の顔の大きさって、イメージしにくいでしょうか(汗)
あ! ウチの子は頭が大きい子ですから、ウチの子が2歳だったときの顔のサイズは
基準にならないかもしれません。
まあ、とにかく、どらやきのサイズとしてはビッグなのです。ジャンボなのでございます。
それを完食したものですから、胃のあたりがずっしりと重く、胸やけもしてしまい、
かつ、ちょっとノドも乾きやすい状態で、和田アタックをスタートさせたのでございました。
それでも、陣馬高原下のバス停付近までは、元気だったのでございます。
ヤバイことになり始めたのは、陣馬高原下バス停から1kmほど上部に
さしかかった頃でございました。
相変わらずの時速5~6kmという、超スローペースにもかかわらず、
心拍計の数字が常に180を越えているのでございます。
170じゃないんですのよ、180を越えているんですの!
ゼイゼイ、ハァハァ、ハンドルはフラフラ、ベダルを踏み込む足はブルブルです。
今日は、幸いなことに、サイクリストの方とは一人も出会わず、みっともない姿を
さらさずには済んだのでございますが……
しかし、たまに原付バイクや、オフロード用のバイクに乗ったお兄さんが、
背後からエンジン音をバリバリいわせて、わたくしを追い抜いていかれるのでした。
ちょうど地獄のカーブをクリアした直後、もうわたくしの身体機能が限界に達していた
そのときにも、ひとりのオートバイのお兄さんが、わたくしを抜き去っていかれたので
ございますが……わたくしの様子が尋常でなかったのでございましょうか。
オートバイのお兄さんったら、わたくしを追い抜いた直後に、急にスピードを落として、
サイドミラーで、わたくしの様子をうかがっていらっしゃるのです。
わたくし、マジで臨界点に達しておりましたから、客観的にヤバイ感じが漂っていたのかも
しれません。
「このおばさん、自転車ごとバタンと転倒して、そのまま生き絶えるのではないか」
と、かように心配してくださって、様子を見ていらっしゃったのですわ~。
ですが、わたくしも、ほんとうに限界でしたから、
「大丈夫ですから、どうぞ先にいらしてくださいませ」などと、言葉を発する余裕は
ございません。
ただただ、鬼の形相で、ペダルを踏み込むしかないのでございます。
しかも……心配してくださっているのに、恩を仇で返すようで恐縮でございますが、
お兄さんがそうやって、わたくしの少し前で徐行なさいますと、
オートバイの排気ガスが、モロにわたくしの呼吸を妨げるのでございます。
ただでさえ、心肺機能が想定外の高稼働に悲鳴をあげているというのに、
そのうえ、排気ガスを吸い続けたら、わたくし、本当に死んでしまいそうです。
しかたございません。。。わたくしは、ロコツに大げさな咳をしてみせて、
お兄さんに先に行っていただいたのでした。
ご心配くださいましたのに、追い払うようなことをしてしまって、申し訳ございません。
まあ……案外、面白がって見ていただけかもしれませんが……
そんなボロボロの走行でございましたが、なんとか和田峠に到着いたしました。
久々の和田アタックは、手ごわかったですわ~。
忙しいのを口実に、トレーニングをサボっていたツケですわね。
乗鞍岳への道のりは、まだまだ遠いのでございました。。。