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乗鞍岳への自転車道

40歳で突如、自転車乗りになろうと発心して早15年。CAAD9少佐と畳平へ駆け上がる日はくるのでしょうか。。。(汗)

高尾山は、自然というよりも、むしろ、人とふれあう山

2016年06月21日 | 

6月は、お仕事の閑散期。

、、、ということで、ふらっと高尾山に出かけたりしております。

6月10日(金)は、高尾山〜小仏城山を歩きました。

一丁平の上の展望台のところで、見知らぬオジサマと行き会い、お天気の話からちょっとした世間話をしておりましたら、その方は、立川で和紙のお店を経営されている方で、和紙つながりで、「高尾ナイト&暗闇書道」というイベントの主催をされている方でいらっしゃいました。

なんでも、夕方、暗くなってから高尾山に登り、山頂で書道を愉しむ、、、というふしぎな集いだそうですよ。

高尾山は、ムササビの生息地であることから、ナイトハイクは人気なのですけれども、それにしても、真っ暗な山頂で、書道をする、という発想力は尋常ならざるセンスを感じさせます(汗)

いろいろな楽しみ方があるものだなぁ〜と、感心いたしました。

*****

6月20日(月)、急に思い立って高尾方面へ行くことにしました。電車の中で乗り換え案内で調べてみますと、小仏行きのバスへの乗り継ぎがよいもよう。

それでは、、、ということで、小仏バス停から景信山へ登りました。

朝、ヨーグルトしか食べていなかったので、景信山の茶屋で何か食べちゃおう、、、と思い、それを心の支えに急登をがんばって歩いたのでしたが、、、山頂に着いたら、茶屋はお休みでした(大汗)

悲しかった〜!!!

非常食用に持参していたカロリーメイトを食べようかと思いましたが、、、小仏城山の茶屋で、なめこ汁とおでんを食べるのもイイナ、、、と思い直して、小仏峠へ下り、がんばって小仏城山まで登りかえしましたが、、、山頂に着いたら、茶屋はお休みでした(大汗)

悲しかった〜!!!

このまま城山林道を下ろうかと思いましたが、いつもの雌猫のお腹をくすぐっているうちにやさぐれた心が癒やされたので、気をよくして、高尾山まで歩くことにしました。

「紅葉台の細田屋さんで、とろろ蕎麦を食べよう!」それだけを心の支えに、ガンガン歩きました。

紅葉台に向かう最後の登りは、絶妙に歩幅が合わない木道階段です。しかし、細田屋さんのとろろの腰の強さを思い描き、自分も粘り腰でがんばりました、、、紅葉台に着いたら、茶屋の営業時間が終わってました(大汗)

悲しかった〜!!!

さすがに心が荒み、もう、こうなった以上、カロリーメイトを食べるのも封印しようと心に決め、フラフラになりながら高尾山山頂へ向かって歩いて参りますと、、、

後方から、若い男女の楽しげな声が近づいて参りました。振り向くと、トレランの三人組です。ただでさえフラフラになっているので、早めに道を譲っちゃおうと思い、階段の途中で待っておりましたら、その三人組は、20代後半くらいの女性2人と、それよりちょっと上かな?と思われる男性1人の構成でした。

2人の女性のうち、1人が、気の毒なくらいバテていらして、息も絶え絶えという感じです。私を追い抜くために急いで歩かせてしまって申し訳なかったので、ひと息つけるようにと、「陣馬山から走っていらしたのですか?」と声をかけました。

すると、体力が有り余ってる感じの男の人が「ええ、今朝、高尾山から陣馬山まで走って、今、往復して戻ってきたところです」と仰る!

どひゃー! すぎょい!

高尾(高尾山口駅)〜陣馬って、普通のコースタイムで軽く5〜6時間はかかるのではないでしょうか。

それを往復とは!

「それはスゴイですね! 片道だってけっこう大変なのに〜! さすがはトレランのランナーさんだ!」と敬意を込めて賞賛しました。

すると、元気なほうの女性が、バテている女性を気遣いつつ、「彼女は今日、はじめてトレランに挑戦したビギナーなのですよ」ですって!

どどど、どひゃー!

初めてのトレランで、高尾〜陣馬往復! そりゃ、あなた、リタイヤせずに戻ってきただけ立派ですよ! 快挙ですよ!

いくら若いっていったってねぇ〜、、、高尾〜陣馬を小走りで往復すよ(汗)

陣馬山で折り返したときの彼女の決意を思うと、、、胸が熱くなりました。

よく頑張りましたね〜! えらい! 立派です!

ぜんぜん知らない人なのに、感情移入してしまってあやうく泣きそうになりましたよ〜。

そんなことがあり、、、しみじみ思いました。

高尾山っていう山は、自然とふれあうだけじゃない。人とふれあう山なんだ。

山頂付近は観光地化が進んで俗っぽい雰囲気もありますし、最近は外国からの観光客の方が多く、山であって、山ではないような感じなのですけれども、、、でも、やっぱり、こんなステキな出逢いがあるから高尾山詣はやめられない。

茶屋に振られても、雨に降られても、暑さにヤラレても、やっぱり大好き高尾山、です!

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平日にふらふら遊んでるからよ、、、だった日

2015年06月25日 | 

昨日は、梅雨の中晴れか、久しぶりに日差しが照りつける好天候。

お仕事のほうも、ちょうど空っぽだったので、こんな日は、洗濯物をベランダいっぱいに干し、家中の窓を開けて空気の入れ換え、、、をするべきであるということは、十分わかっているのでございますが、、、

あえて、家中を締め切って、高尾山方面へふらっと出かけました(汗)

相変わらず、家を出たのは11時すぎ、、、(汗)

高尾線の電車の中で、〈駅すぱあと〉を起動。小仏行きのバス時刻を調べてみますというと、、、

いいぐあいに、12時12分発の小仏行きがあるもよう。

とりあえず、これに乗ろうと決めまして、高尾駅北口でいつものバス停に並びました。

すると、、、なんと、隣りのバス停の行き先に、「陣馬高原下」行きがあるではありませんか~!

これは、びっくり仰天です。

陣馬高原下行きのバスは、八王子駅を起点にしているものとばかり思っておりましたのに、、、いつから、高尾駅発着になったのでございましょう~。

私としたことが、、、地図屋でありながら、地元のこのような重要情報も知らずに日々を暮らしていたとは、、、おおいに反省しなくてはなりません。

まあ、確かに、、、陣馬高原下へは、八王子駅よりも高尾駅のほうが総距離も短いでしょうし、なにより通過に時間がかかる八王子の市街地をパスできますから、より短時間でアクセスが可能になると思われます。

八王子を基点にしていた長い歴史を思いますと、西東京バスにとって、発着駅の変更は大きな判断だったのでしょうが、まさにご英断!

旧路線沿線の住人の方々にとっては、ご不満もあろうかと思いますけれど、登山者目線で言わせていただくなら、より早く登山口にアプローチできるわけですから、高尾駅発着のほうが、だんぜんありがたいのです~。

西東京バスの企業努力に感謝するであります!

そのようなことをホクホクと考えながら、小仏行きのバスに乗り込んだ私でしたが、、、

小仏行きのバスに揺られつつも、陣馬高原下行きの、エクセレントなNEW路線のことが頭から離れません。

この情熱を静めるには、、、あのNEW路線に乗るしかあるまい、、、

今日は小仏城山から高尾山経由で高尾山口に下り、つぼ萬で茄子の丸漬けを買って帰ろうと思っておりましたが、、、進路を180℃ふって、小仏峠から景信山へ登り、陣馬山まで縦走すれば、、、陣馬高原下からNEW路線に乗ることができる、、、

しかし、まて! うり坊よ、よく考えるのだ。

すでに12時を過ぎている。歩き出しは、13時近いであろう。。。

13時スタートで、陣馬山まで行くのは、ちょっと計画に無理があるのではないか、、、一般的なコースタイムは、5時間くらいか、、、

バスの中で、再び〈駅すぱあと〉起動。バス時刻を調べてみると、陣馬高原下からの戻りのバスは、1時間に1本しかありません。

夕食の準備やらなんやら考えますと、陣馬高原下を、17時25分発の高尾行きには乗りたいところです。

それを逃すと、次は18時25分発になってしまう、、、う~ん、、、

とりあえず、終点の小仏バス停で下車。ちょうど12時30分でした。

12時30分から5時間歩くと、到着は17時30分ごろか、、、陣馬高原下バスは、17時25分発。

その差、5分! 行けるかもしれない!(ダメなら、18時25分発でもよし)

私は、陣馬高原下と高尾を結ぶNEW路線のバスに乗りたい一心で、計画変更を決心したのでありました。

てくてく、、、てくてく、、、てくてく、、、てくてく、、、

小仏峠13時10分着。

てくてく、、、てくてく、、、てくてく、、、てくてく、、、

景信山13時53分着。持参した特大おにぎり2個を食す。

てくてく、、、てくてく、、、てくてく、、、てくてく、、、

堂所山15時00分着。

てくてく、、、てくてく、、、てくてく、、、てくてく、、、

明王峠15時24分着。

ここで藤野方面から上ってくる道と合流します。

おっと、、、この道は、いつかきた道~♪ ああ、そうですよ、、、この道は、かつてCAADX伍長さんといっしょに歩いた道です(汗)

あらためて、普通のハイカーとして歩いてみると、、、こんな山道に自転車を持ち込むとは、実に非常識だった(大汗)

、、、基本、全行程を担いでいたので、荷物扱いですけれども、、、他の登山者の方々からすれば、実にはた迷惑な話です(汗)

伍長さん、、、その後、お元気でお過ごしでしょうか、、、私は、思い出の明王峠に来ています。

伍長さん、シクロクロスのレースに出場する夢はかなったのでしょうか、、、

ちょっと悲しくなって、涙目になりつつ、歩いて参ります、、、

陣馬山16時00分着。

↑レレレ?

写真が白っぽい?(汗)

うわ~ん! そうなんです~。

どういうわけだか、カメラの露出が、、、なぜか知らねど、+3になっていた!(汗)

本日撮影した写真は、すべてが、浅~い、仕上がりとなっております(汗)

悲しいです~。

ファインダー覗いていて、気がつかないんかい!って自己ツッコミ(汗)

ええ、ええ、なんか飛んでるな~、おかしいな~、と思っておりました(汗)

バスのことばかり考えて、心ここにあらずだったのですね、、、はぁ~、、、

でもま、、、陣馬山の山頂に16時に着きましたのでね、、、

なんとか17時25分発のバスに間に合いそうです。

てくてく、、、てくてく、、、てくてく、、、てくてく、、、

陣馬高原下17時10分着。

間に合いました~。

陣馬高原下バス停には、バスの運転手さんが2名いらっしゃいました。

2名乗車なのですかね?

ワクワクしながら西東京バスに乗り込んだ私でしたが、、、発車して、5分後には爆睡。

はっと目がさめたのは、バスが高尾駅北口ターミナルに入るところでした(汗)

今日の目的は、陣馬高原下からのNEW路線を堪能することだったのに!

そのために、5時間、山道を歩いて陣馬山にも登ったのに!(汗)

カメラの露出設定を間違っていたうえに、バスの中では爆睡、、、

「まったく何をやっているんだキサマは!」

CAADX伍長さんのお叱りの声が、聞こえたような気がしました(汗)

おしまい

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もみじ台のなめこ汁を食べた日

2014年11月05日 | 

先週の金曜日は、朝から雨模様。
こんな日こそ、「ちょっと高尾山」
そう思い立って家を出たのが、11時すぎでした(汗)
高尾山口駅に降り立ったのは11時43分。←メチャクチャ近い
雨は止んでいるものの、登山道は水分を吸い、ちょっとぬかるんでいるようです。
高尾山の土が粘土質で滑りやすいのは承知の上ですので、稲荷山コースを歩くことにしました。
歩き出してすぐに、高尾山に生息するスズメバチの解説版がありました。

Dsc02901

そういえば、、、この春は、寂旅エレジーの著者さまが、キイロスズメバチに刺されたと言っておられましたが、、、

さては、、、コイツ↓だ!

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気が荒いそうです(汗)

ぜひとも、温厚な性格になってほしいものです。

しばらく歩いて参りますと、今度はヘビの解説版が、、、

Dsc02905

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、、、マムシでございます。

いかにも、悪そうな風体に描かれちゃっていますね~。

マムシは専守防衛ではなく、積極的に先制攻撃をしかけてくるようなので、注意しなくてはなりません。

「殺られる前に殺る」タイプのようです。

稲荷山コースは高尾山の南端ルートですので、圏央道の高尾山ICを出入りするクルマが、すぐ眼下を走っています。

今、歩いている道の真下が、圏央道のトンネルなのですね。

だいぶ登りましたよ。

前方に、女性ハイカー発見。

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標高が上がって、スギ林の林床の木々が少し色づいてきました。

登山道は、ここ数年、訪れるたびに整備が進んでいる気が致します。

手前の木道も、以前は設置されていなかったように思います。

登山者が急増したことで、木の根が傷んだり、登山道が拡がるのを防ぐ意味もあるのかもしれません。

また、しばらく歩いて参りますと、登山道が分岐しているところに出ます。

Dsc02912

高尾山の山頂に立つことにこだわりがないので、まき道を進んでもみじ台をめざすことにしました。

Dsc02913

↑ふり返って撮影していますので、高尾山のピークは、進行方向の右手になります。

このまき道は、登山道の脇にアジサイがたくさんありました。

初夏には一面、アジサイの花が咲いて、きっと〈アジサイの道〉になるのですね~。

高尾山の山頂を巻いて、大平地区のエリアに突入して参ります。

Dsc02914

ここから先は、観光客はぐっと減ります。

案内板の右上に、QRコードの張り紙がしてあるのですが、これは、大垂水峠のバスの時刻表でした。

このバス路線は、八王子=相模湖を行き来する神奈中バスなのですが、本数が非常に少ないのです。

よく、大垂水峠を自転車で越える方は、たまに登山者が車道の端をとぼとぼと歩いているのを見かけると思うのですが、なぜ、登山者が車道を歩いているのかというと、神奈中バスの本数がものすごく少ないので、歩くしかなくなって、しぶしぶ歩いていらっしゃると思うのですね(汗)

そんな悲劇を回避するために、登山道の分岐には、神奈中バスの時刻表をQRコードで調べられるようになっているのですね。

ほんとに、至れり尽くせりな山です(驚)

そして、なにげにハイテク、、、(汗)

こういうのに遭遇すると、登山ガイドブックのありようというものも、日進月歩で変化していくのだろうな~と、感じる次第でございます。

そして、ついに今日のその時がやってまいりました!

もみじ台の茶屋に到着でございます~!

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ちょっと来ない間に、もみじ台の茶屋も、こんなに華やかになっていたのですね(汗)

ここにもミシュランの風が、、、

お目当ての、なめこ汁をいただきました。

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↑なめこ汁、350円

からめらさまや、ゆきちさまがオススメくださったとおり、具だくさんです~。

三つ葉の香りが味を引き立てて、本当においしいなめこ汁でした。

高尾山口からここまで歩いてきて、この場所で、熱々のなめこ汁をいただくというのは、絶妙なタイミングです。

それに、見た目以上にボリュームがあるのです。

このお椀1杯いただくと、お腹が温まり、すっかり空腹が癒やされました。

この日は、お天気がよくなかったのですが、晴天なら、正面に丹沢の山々が望まれるはずです。

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以上、本日のメインイベント〈もみじ台のなめこ汁〉でした。

、、、さて、目的も果たしたことですし、〈いろはの森コース〉を下ろうかな、、、

そう思って、北側の道を100メートルほど歩き始めたのですが、、、

ああ! 考えてみたら、持参したお昼ご飯を作っていない!

↑この事実に気がついたのでした(汗)

なめこ汁とは別に、お昼ごはん用にラーメンを持ってきていたのですが、今日は、ある実験を試みようと考えておりましたので、どうしても、どこかでお昼ご飯を作らなければならないのです。

このまま、〈いろはの森コース〉を下ってしまうと、お昼を食べるチャンスがない。。

そこで、あわてて道を戻りまして、一丁平方面へ進むことに、予定を変更いたしました。

高尾山方面から参りますと、なにげに登り基調なのですが、まあまあ、平坦路。

小雨がぱらつくなか、一丁平に到着です。

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本日は、ポケットストーブのエスビットと、100円ショップで購入した30gの固形燃料の組み合わせで、ラーメンを作ろうと思っておりました。

エスビットには、専用の固形燃料が付属していますが、それは非常用燃料にとっておくことにしておりますので、日常の調理には、100円ショップの固形燃料(3コ入り)が便利でお得です。

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↑こんな感じ。

とても軽量コンパクトで、便利なのですが、固形燃料は一度着火すると、途中で消すことができませんし、火力の調整もできません。

使用する時間も、1コ単位で固形燃料を追加していくしかないので、山で使っている人はあまりお見かけしないように思います。

まずは、毎度おなじみのきのこ鍋。。。

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ここで、私は、自分の失敗にハッと気がつきました!

うかつにも、木製のベンチの上に直接エスビットを置いて、着火してしまったのです。

エスビットは、少し高床式になってはおりますけれども、しかし、ベンチとの接点が、熱で焦げてしまったらどうしよう!(汗)

でも、もう火が着いているので、危なくて移動できません~(汗)

ああ、どうしよう、どうしよう、、、オロオロしながら、ラーメン投入。

ウインナーも入れました。

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気が動転しているので、コッヘルの許容量を超えた分量を入れちゃいました。

麺が鍋からはみ出ちゃってます。どう考えても、失敗しています。

そうこうしているうちに、↓固形燃料は風前のともしび、、、

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ああ、、、もう、、、消える、、、(汗)

そして、、、

ヲワタ、、、

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ラーメンの麺が、スープに浸っていない状態で、固形燃料終了のお知らせ。。。

なんということでしょう。。。

したかないので、プリムスさんに助けていただきました。

(最初から、これ使えばよかったっていう、、、)

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ちなみに、ベンチの表面は、無傷でした(汗)

でも、次から、エスビットを使うときはベンチの上には置かないよう、気をつけようと思います。配慮が足りず、本当に申し訳ありません(汗)

プリムスさんのお力で、ラーメンも無事に火がとおり、おいしくいただきました。

ベンチも無事だったので、ようやく心の安静を取り戻し、食後のミルクティーをいただきました。

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さて、ご飯も食べたことですし、小仏城山へ向かいましょう。

また、雨がポツポツ落ちてきました。

雨具を着ようかどうしようか逡巡しつつ、雲に包まれた丹沢を遠望。

晴天の高尾山はとても気持ちがよいですが、雨でも、わりとがっかりしない私です。

雨の山歩きも、酔狂でなかなか味わい深いものでございます。

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一丁平からは、ひと登りで小仏城山です。

3日前にもお会いした天狗さん。

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いつも、誰かしらが天狗さんと記念撮影をなさっていますが、今日はおひとりのご様子。

山頂には、誰もいません。今日はもう、お客さんは来ないと思ったのか、茶屋の人もご不在でした。

、、、と思ったら、猫ちゃんがいました。

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小仏城山は、30年以上前から、猫がいる茶屋として有名ですよね。

猫ちゃんは代替わりしていると思われますが、子孫なのでしょうか、、、いつもキジトラちゃんがいるんですね~。

このキジトラちゃんは、女の子です。

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コロコロしていて、かわいいですね~。

山頂に私一人だったときは、ノドを鳴らして体をすり寄せてきたのですが、、、

あとからお兄さんが登ってきたら、お兄さんのほうへ行っちゃいました。

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さて、ここまで来てしまったら、〈いろはの森コース〉に戻るのもおっくうになってきました。

今日は、このまま、小仏峠へ下ることに致します。

ところで、3日前に日影沢林道を歩いていたときに、左側が半分破損した看板があったのです。

「○○の芽摘んで ○○の八王子」

↑この「○○」の部分が欠けていて、意味が分からなかったのですね。

私は日影沢林道を歩きながら、この「○○」の部分にどんな単語が入るのか、ずっと考えていたのです。

例えば、こんなの。

非行の芽摘んで 明るいの八王子」

↑「明るいの八王子」って、日本語として成立していないですよね(汗)

これではダメです~。

私はとにかく、「芽摘んで」という言葉から、「非行」とか「不良」とか、そういう風紀的な問題提起を連想していたのです。

その固定的な発想から離れられなかったために、とうとう「○○の八王子」に、しっくりくる単語を見つけることができませんでした。

今回、その正しい答えを見つけました!

↓コレでした(汗)

Dsc02958

山火事の注意を呼び起こす看板でした~!

風紀関係ではありませんでした(汗)

まあ、考えてみたら、、、非行に走ろうとしている若者は、日影沢林道に入ってこないですよね(汗)

つくづくイマジネーションが貧困なんだなぁ~と、自分にがっかりしながら、小仏峠へ下って参ります。

Dsc02963

小仏峠も、誰もいませんでした。

薄暗くなってきましたので、さっさと下ることにします~。

途中で、3台のMTBが林道をくだってきました。

相模湖のほうから入ってきたのでしょうか。

てくてく下って、見慣れた登山口に到着~。

Dsc02968

自転車のときは、いつも、この駐車場まで登ってきて、Uターンするのですね。

最近の私は、ふじだなゴールとなっておりますが、、、(汗)

Dsc02969

小仏バス停まで、いつもの林道を歩きます。

自転車で下ると、あっという間なのですが、、、歩きでも、それほど遠くはありません。

バスの時刻を見たら、まだ20分くらい間があって、待つにはちょっと中途半端でした。

Dsc02971

じっとしていると寒いので、少し先のバス停まで歩くことにしました。

当たり前ですが、途中で、登ってきたバスとすれ違いました。

さらに下って、日影沢への分岐↓を通り過ぎます。

Dsc02973

少し下ると、小下沢が小仏川に流れ込むところに出ます。

この橋は、「小下沢」ではなくて、「木下沢橋」という名前です。

「木下沢」と「小下沢」どちらが本来の名前なのでしょうね~。

JR中央本線の下を、川がトンネルでくぐっているのですが、ずいぶん長いトンネルで、暗渠になっているみたいです。

Dsc02976

日影バス停で時間を見たら、あと5分くらいでバスが来るようです。

ふじだなに寄るには、微妙に時間がない、、、せっかくここまで来たのに、残念です~。

ふじだなへ寄るのは、また次回にします。

バス停に、ふじだなの看板がありました。

Dsc02979

バス停に設置されていた京王バスの路線図(兼、区間料金図)をみて、小さく驚いたのですが、バス停名のところにも、「ふじだな」とか「峰尾豆腐店」とか、併記されているのですね~。

Dsc02982

なんか、ローカルでいいぞぉ。

京王バスも、気が利くなぁと思いました。
やはり、地元の味を大切にしませんとね♪
インフラが資本の力で沿線の商圏を根こそぎ呑み込んでいくようなやり方は、どうも好ましく思いません。
そういうことをすると、元々あった地元の雰囲気が消滅して、どこもかしこも個性のない街になってしまいますもの~。

京王電鉄には、ぜひとも地元の歴史と文化を尊重するような、志の高い沿線整備をお願いしたいと、つねづね思っております~。

そんなことを考えているうちに、うす暗闇のなかをゆっくりバスが下ってきました。

暖かいバスの車内に乗り込んで、高尾駅まで運んでもらいました。

Map

↑前回と今回のルートを描いてみました。

一丁平と小仏城山の間は、重複しています。

もみじ台の付近は、縮尺の都合上、上の図でみるとくっついているように見えちゃうのですが、緑線は微妙に稜線の北側を巻いており、違う道となっております。

高尾山は、登山道がたくさんあるので、縮尺通りに地図を作成すると、表現しきれない部分が出てきちゃいますね。

案外、絵地図とか、イラストマップのようなデフォルメした地図のほうが、イメージしやすいかもしれません。

(おしまい)

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日影林道を歩いた日

2014年10月29日 | 

「そうだ、高尾山へ行こう」
そう思いついて、昨日は高尾山へ行きました。

家を出たのが11時半。
高尾駅北口から小仏行きのバスに乗りまして、日影バス停で下車。

Dsc02844

日影バス停を12時半ごろ出発しました。

、、、11時半に家を出て、12時半に日影バス停下車。異常に近い!(汗)

小仏みちから左に折れて、日影林道へ入ってゆきます。

Dsc02846

日影バス停では、おじさん二人と、おばさん一人(私)の合計3人が降りました。

3人とも、日影林道に進んでゆきます。

正午すぎなので、さすがの日影林道にも陽が射していました。

Dsc02848

〈裏高尾〉の〈日影林道〉

なんか、、、ものすごく、うらぶれた感じの名称なのですが、ここは閑かでよい道です(汗)

10分ほどで、先日、偵察した日影沢キャンプ場に到着。

写真を撮り損ねましたが、猫が3匹いました。

おじさん(その1)は、休憩するらしく、キャンプ場に入っていきました。

Dsc02851

平日なので、がら空きです。

でも、1組だけキャンパーがいらっしゃいました。

お母さんと男の子の二人組みです。

Dsc02856

運動会の振替休日かなにかで、学校がお休みだったのでしょう。

お母さんと二人でデイキャンプなんて、なんか、いいですね~。

焚き火を囲んで、、、絵になっています。

このキャンプ場は、小仏城山へ続く〈日影沢林道〉と、高尾山へ続く〈いろはの森コース〉の分岐にあります。

左が↓〈いろはの森コース〉、右が↓〈日影沢林道〉です。

Dsc02850

おじさん(その2)は、高尾山方面へ向かうらしく、〈いろはの森コース〉のほうへ進んで行かれました。

私は、帰りに〈いろはの森コース〉を下ってこようと考え、往路は日影沢林道を登ることにいたしました。

しばらく進むと、水場がありました。

飲用になるのかどうかは不明ですが、下山してきたハイカーの人は、口をすすいでいました。

Dsc02857

小さなサワガニちゃんがいました。

サワガニちゃんに出会うのは、久しぶりです。

可愛らしいですね。

Dsc02858

さらに進んでゆきますと、、、ゲートがありました。

登山者は、脇の隙間を通り抜けるようです。

Dsc02859

ゲートをすり抜けて、さらに林道をタラタラと進んでまります~。

道路面に滑り止めの線が入っていて、なんとなく、和田ライクな風景。。。

Dsc02861

自転車は進入禁止ですが、もしも自転車で上がったら、さぞや過酷なことでしょう(汗)

このカーブ↓は、小仏みち上部と似ています。

Dsc02860

さらに進むと、左がスッパリ切れ落ちた地形となり、南側の展望が開けました。

ススキの穂が、秋の日差しを浴びてキラキラ光っています。

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ちょっと紅葉も始まっている様子です。

足元には、リンドウも咲いています。

Dsc02875

この道は、山頂まで林道を歩かされるので、あまり人気がないようです。

ほとんど人とすれ違いませんでした。

城山のランドマーク、電波塔が近づいてきました。

もうすぐ山頂です。

Dsc02877

ほどなく、小仏城山(670m)に到着です~。

さすが、高尾山の主脈縦走路(?)だけあって、城山山頂には人がいました。

Dsc02878

名物の「なめこ汁」の幟が!

魅力的なのですわ~。

とりあえず、ラーメン作って食べることにしました。

出がけに急いでいたので、半分に切ってあった白菜の中心部を手で引きちぎって持ってきました。

Dsc02882

ネギも入っているのですが、、、そうはいっても、インスタントのラーメンのみという、わびしいお昼ごはん。。。

食後に、コーヒー(インスタント)と、リンゴ。

Dsc02884

本日のお昼ご飯は、以上となっております(汗)

なめこ汁に触手を伸ばそうかと迷いましたが、先日、からめらさまが立ち寄られたという、もみじ台の茶屋にもなめこ汁があることを思い出し、楽しみをとっておくことにしました。

ところで、私のすぐ背後に、女性の単独ハイカーがいらしたのですが、この方が実に、渋い方でした~。

私と同じか、少し上くらいの年齢で、、、単独行ですから、もちろん誰とも話しもしませんし、ひとりOD缶のガスストーブでお昼ご飯を作り、食後に一服、煙草をふかしておいででした。

その煙草の吸い方が、ゆっくり、フゥ~~~っと長く煙をはいて、、、実にこう、アンニュイで思慮深げな雰囲気を醸しだしているのです。

小仏城山から広がる東京の遠景にぼんやりと視線をおくり、波乱に満ちた人生に思いをはせて「・・・いろいろあった」とつぶやく単独行の女性、、、

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いえ、別に何もつぶやいていないのですけれど(汗)、なにかそのようなストーリーを妄想してしまったわたくしでございました。

それにしても、、、しばらく来ないうちに、小仏城山の茶屋は、高規格になったような気がいたします~。

かつてはもっと、ひなびた印象の茶屋でした。

モミジに彩られているからでしょうか、、、ちょっと華やかになったような感じです(*^^*)

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さてさて、小仏城山をあとにして、高尾山方面へ歩みを進めてまいります~。

若干のアップダウンはあるものの、なだらかで気持ちのよい尾根歩きです。

途中、ズルして登り坂をまき道でパスしたら、うっかり、もみじ台をも巻いてしまいました(汗)

ああ、、、きのこ汁を食べ損ねてしまいました(汗)

(そんなに食べたいなら、戻ればいいのですけれどもね、、、)

さらに、高尾山からいろはの森コースに分岐する道をうっかり見落としたらしく、ふと気がつくと、すでに薬王院の境内に到着しちゃってるではありませんか!(汗)

どれだけ気が緩んでいるのでしょう~。

こういう日は、流れに逆らわないほうがよさそうです。。。というワケで、そのままテクテクと1号路を下って高尾山口へ下山(汗)

参道の〈つぼ萬〉でお漬け物を購入し、帰宅したのでありました。

〈いろはの森コース〉へは、また日をあらためて偵察に行ってまいりとうございます。

(おわり)

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景信山

2014年10月01日 | 

今朝、とあるファイルを開こうとして、HDDの中を捜索しておりましたら、

そのフォルダの内容とは、ぜんぜん関係がないと思われる画像ファイルが、

唐突に混在しているのに気がつきました。

おそらく、作業中に保存先のフォルダ指定を間違ってしまい、

置き去りになったものと思われます。

地図屋たるもの、部屋はどんなにグチャグチャでも、

HDDの中だけは整理整頓を徹底するのが信条ですから、

さっそくそのファイルを取り出して確認したところ、、、

↓コレでした。

Photo_2

カシミール3Dで作成させていただいた景信山の鳥瞰画像でございました。

景信山といえば、先日、からめらさまがお寄せくださったコメントに登場したばかり。

天ぷらを供する小屋があるという、景信山でございます。

画像の中央よりやや左上のほうにあるピークが、景信山です。

このように鳥瞰図でみると、小仏峠の真下を、中央自動車道が小仏トンネルでくぐっているのが、よくわかるのでございます~。

このブログでは、まいどおなじみの〈小仏みち〉も、バッチリ表示されております。

タイムリーだったので、ご報告申し上げました~

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