乗鞍岳への自転車道

40歳で突如、自転車乗りになろうと発心して早15年。CAAD9少佐と畳平へ駆け上がる日はくるのでしょうか。。。(汗)

NDロードスターでオートキャンプに挑戦した日

2020年06月16日 | キャンプ

みなさまはご存知でいらしたでしょうか。

コロナ禍で日本中が動揺していた今春3月。

その影で、大規模災害によって通行止めとなっていた国道413号、通称“道志みち”が、ついに全面復旧し、通行止めが解除されていましたことを!

さようです。平成30年の台風24号、そして、翌年の令和元年の台風19号によって、複数箇所での斜面崩落や路面崩壊が発生し、通行止めになっていた、あの道志みちが、とうとう全面復旧したのでございます!

おめでとうございます〜!!!

工事関係者のみなさま、コロナ禍のなか、地道に工事を進めてくださり、心より感謝申し上げます。

ありがとうございました〜!!!

そのようなワケで、道志みち全面復旧を記念して、久しぶりに道志村へキャンプに行って参りました。

ええ、、、タイトルからもお察しいただけるとおり、NDロードスターで、、、(汗)

2人乗りのオープンカーに、友人Kと2人(大人の中でも、特に体積の大きな大人2人)ですから、、、もう、それだけで、みっちみちのパンパンです(汗)

そこに、さらに2人分のキャンプ道具を積もうというのですから、、、

ここで、ちょっとご説明申し上げたいのでございますが、、、、

マツダロードスターは、初代NAにはじまって、NB、NC、そして、現行車種のNDと、4世代あるわけですが、

この4代目のNDは、歴代のロードスターの中でも尖っている方で、車重を少しでも軽くするために徹底的に軽量化をはかっており、、、余計なものは極力そぎ落とされております。

そして、室内の狭さたるや、もう、、、これはもう、筆舌に尽くしがたい!(汗)

よくぞ、ここまで狭くしたものだと、、、マツダさまの意気込みが凄すぎて、正直なところ、、、50歳なかばの友人Kと私は、かなり苦戦しております(汗)

なにをかくそう、私達は20年前にも2代目のNBに乗っていたことがありますので、ロードスターに乗るのは初めてではありません。

しかし、かつてのNBは、このNDほど窮屈ではなく、シートの後ろにカバンを置くくらいのスペースもありました。

(NDは、シートのリクライニングすらできません。)

それに、、、なにより、、、20年前の私達は、いまよりずっと痩せていて、身体も柔軟だったのです〜(大汗)

最近は、2人そろって、ぽっちゃりピンチ、五十肩、五十肘、運動不足による筋力低下、、、

車高の低いロードスターは、乗り降りすることすらひと苦労なのです(←自分のせいだけども、、、)

それなのに、、、ロードスターでオートキャンプに繰り出そうとは、、、やめておけ、、、無理するな、、、やせ我慢したって痩せないんだぞ、、、

    *    *     *

今回お世話になりましたのは、ニュー田代オートキャンプ場です。

道志村のほぼ中央、道志村役場のわりと近くにあります。

道志川の支流、田代川沿いのキャンプ場ですね。

道志のキャンプ場は、国道から枝道に入っていた後、キャンプ場への最後のアプローチで急に道幅が狭くなり、大型のSUVだと道幅いっぱいになっちゃうこともございます。

ちなみに、10年乗ったハイエースは、見た目より案外車幅が細く、ハンドルもよく切れるので、道志の細い枝道でも不安になることなく、グイグイ入っていくことができました。

ロードスターはコンパクトですので幅は問題ないのですが、急な傾斜で底を擦るのではとちょっと心配。。

でも、とくに車高を低くしているわけでもないので、問題なしでした。

キャンプ場に着いて、ロードスターから荷物をおろしますというと、、、

トランクはご覧のとおり、ギッシリです。

このほかに、ヘッドレストの後ろ側の、オープンにしたときに幌を格納する部分にも、シュラフとかテントとかコロコロしたものをスタッフバックに入れて、詰めてきました。

この箇所から荷物を取り出すのは、五十肩、五十肘の身にはツライわけですが、、、痛みに顔をゆがめながら、必死に腕を伸ばして荷物を出しました。

出るわ、出るわ、、、よくぞ、こんなに詰め込んだものだと、びっくりする量です(汗)

いつもより荷物を減らしたつもりでしたが、、、(汗)

こんなに持ってきていたのですね、、、(汗)

反省しつつ、設営開始。。。本日は、個人テント2コ、タープ1コという構成です。

友人Kは洒落者なので、ヒルバーグのニアック赤、それに、同色のタープ20 ULの組み合わせです。

道志の森のなかに、赤い色が映えます。

いっぽう私は、、、、むろんダンロップVS-20Aでございますよ。

昭和の山女は、常に黙ってダンロップ。(アライの場合もあるよ)

友人Kがテントサイトの写真を撮るときに、なにげにVS-20Aが入らないように見切って撮っていましたが、、、(汗)

このVS-20Aも、本来であれば、山のキャンプ指定地に張られるべきテントなのだろうけれども、、、うう、、、根性のなしの私のせいで、購入から2年経つのに一度も登山に持っていく機会がなくて、、、

オートキャンプ専用テントにさせてしまい、本当に申し訳ないと思っております。

ふがいない持ち主で、ごめんね、VS-20A。。。

    *     *     *

設営が済んだところで、コーヒーをいれました。

テントのすぐ脇にロードスターが駐まっているのが、ちょっとふしぎです。

森の中で、ロードスターの美しい流線を眺めながら、コーヒーを飲む、、、

ロードスターで来てよかったなぁ〜、と思う瞬間です(*^_^*)

ところで、今回、私達が使わせていただいたサイトは、管理棟の上のほう(山側)のサイトでした。

ニュー田代オートキャンプ場には、いろいろなバリエーションのサイトがあり、管理棟よりも下のほうには沢沿いのサイトもあります。

前回、このキャンプ場に泊まらせていただいたときは、真夏だったので、涼しげな沢沿いにテントを張らせてもらいました。

今回は、山側にしましたが、サイトが平坦に整地されていて、こちらもよかったです。

道をはさんで、反対側にすぐ炊事場があり便利でした。

このキャンプ場は、管理棟のそばに大きくて立派な炊事場もあるのですが、そのほかに、場内のあちこちに小さな炊事場がいくつもあり、プライベートっぽく使えるのがうれしいです。

しかも、お掃除がゆきとどいていて、とてもきれいなのです。

屋外なのに、こんなにピカピカにお掃除してあるなんて、ありがたや、、、きれいに使わなくては。。。

そうそう! ついでに申し上げておきますと、このニュー田代オートキャンプ場は、温水シャワーが使い放題なのです。

キャンプ場のシャワーって、コイン式になっていて、3分200円とか、そういうふうになっているところが多いですよね。

それが、このニュー田代は、無料で使わせてもらえるのです。

↓これがその、ありがたいシャワー棟です。

そのようなわけで、今回も、テントを設営して汗をかいたあと、シャワーを使わせてもらって、さっぱりしてから夕食の準備にとりかかりました。

安定安心のメスティン炊飯です。

(上に乗せてあるスタンレーは、単なる重しです。)

炊けました〜♪

火加減はよかったのですが、ちょっと水が少なめだったか、かためのご飯でした。

1.5号炊きましたので、2人が2杯ずつ食べられます。

このおかずというのが、、、これ〜!!! 和牛のステーキィィィ〜〜!!!

ひえ〜〜〜! 生でもおいしそう〜!

わが家では、牛肉が食卓に上ることは、めったにありません。たぶん半年に1回くらいです。

ですからもう、牛肉をみただけで、舞い上がっちゃいます。

これを、タークのクラシックフライパンで焼きました。

ひえ〜〜〜、やっぱり、焼いたらさらにおいしそうだった〜!

野菜の投入が遅くて、火が通るか心配です〜。

フライパンの上でお肉をナイフで切って、、、クレソンを散らして、フライパンから直接いただきます。

なんか、こう、、、80年代のラッキーストライク(タバコ)のCMみたい!

、、、と思いましたが、ラッキーストライクのCMに、そんなアウトドアなシーンはなかった、、、

ここで、久しぶりに牛肉をみて気が動転してしまい、カメラのレンズキャップをフライパンの中に落とす、というしくじりをやらかしました。

なんてこった、、、(汗)

くぅぅ〜、、、レンズキャップが油まみれ、、、

あいかわらず、肝心なところで、失敗するという、、、ハズサナイなぁ、、、

それはともかく、牛のなかでも、よりによってフィレステーキ、、、何年ぶりか、、、おいしゅうございました。

この思い出を胸に、また何ヶ月か、あるいは年単位か、牛なしの人生を生きていけそうな気がします。

おなかいっぱいになったところで、食後のコーヒーを飲みながら、焚火を愉しみました。

焚火台は、友人Kのピコグリルです。

だいぶ使い込んでいますが、まだ大丈夫。

軽量コンパクトな焚火台は、最近はたくさんの種類がありますが、このピコグリルはそのパイオニア的な存在のように思われます。

薪はスギ材です。管理棟の脇に薪小屋があり、バスケットにセルフで詰め放題という方式で、1杯400円。

今回は2杯購入しましたので、たっぷり愉しめました。

夜も更けたので、焚火の始末をして、各々のテントに入りまして、、、ランタンの明かりでゆっくり本でも読もうかと、文庫本を持参していましたが、、、

沢の音がちょうどいいヒーリング効果で、、、あっという間に寝落ちです。

こうして、初めてのロードスターキャンプは、酔狂、かつ、自己満足なままに、無事に朝を迎えたのでございました。

野外料理をするときも、焚火を愉しんでいるときも、キャンプサイトの片隅にずっとロードスターがいる。。。実に奇妙です。

ですが、大多数の方に受け入れてもらえるであろう面も、ないわけではない、のです。

それは、国道413号、通称“道志みち”のワインディング・ロードをロードスターで走るのは、とても楽しい、ということです。

ただし、、、幌をしまうスペースがキャンプ道具で埋まってしまっているので、ロードスターの真骨頂である「オープン」にはできませんけど、、、(汗)


6 コメント

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Unknown (リロウィン)
2020-06-23 06:52:47
いかにもオートキャンプぽい車よりロードスターのほうが新鮮かも。しかし幌は空けたかったなぁww
以前乗ってたNAは普段使いでとても重宝しました。
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Unknown (うり坊)
2020-06-25 08:18:38
NAロードスター元オーナーのリロウィンさま〜
コメントをいただきありがとうございます(*^_^*)
NAは日本車史上にその名を刻む名車中の名車。
今でも、たまに街なかで見かけますけれど、かっこいいです。
リトラクタブルのヘッドライトと、楕円の特徴的なリアコンビランプが先進的なデザインでした。
バブル崩壊後、マツダから「ユーノス」というチャンネルがなくなってしまったので、NB以降はマツダ・ロードスターという名前になってしまいましたから、「ユーノス・ロードスター」という名前を冠するのはNAだけ、というのもドラマチックです。

思いまするに、、、ユーノスロードスターが発売された89年はバブル絶頂期で、スポーツカーというと、華やかでぜいたくな仕様のものが多かったように思います。
でも、NAはそういった豪腕なタイプのクルマとは一線を画し、ライトウェイトカーならではの、さわやかで洗練された走りを提案したという点で、たいへん好ましいと思っていました。

そしてなにより、オープンカーという、ある意味、浮き世離れしたクルマを、一般庶民の手の届く範囲で実現してくれたところが感動的でした。
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Unknown (kincyan)
2020-06-25 13:54:16
ロードスターとは、懐かしい(私は運転できませんが)...。35年前、部下の新人の若い子が、頑張って購入して見せびらかしていました。普段寡黙な子だったのに、ロードスター乗ってきた時にはびっくりいたしました。

それにしても良いお年のお二人で、ロードスターでキャンプに行くなんて、素敵です。うちの家人が聞いたら、羨ましがります。

それからメスティンの飯盒、良さげですね。私ならば小さい方で十分なのでしょうが、欲しい一品。やはりご飯を炊くには、はんごうが良いと聞きますが、しかし自転車のリュックに入れていくには少ししんどいかもしれません。こちらの、飯盒炊飯できる江戸川沿いの二箇所が解禁されたら検討してみたいと思います。
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Unknown (kincyan)
2020-06-25 13:58:06
追伸、マツダのこの車は三十年前でしたね。いっみても、オープンの小型車はかっこいい。(うちの家人はトヨタのビッツですけどね^^;。)
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Unknown (うり坊)
2020-06-26 22:36:11
Kincyanさま〜
まぁ、、、部下の新人さんが、ロードスターを!
30年前ですからね〜、若い人が、クルマを買う時代だったのですね〜。

そういえば、ちょうど同じ頃、担当していたガイドブックのデザインをお願いしていたデザイナーさん(20代女性)も、打ち合わせの場所に、発売になったばかりの2代目MR2(赤)で乗りつけてましたわ〜。
当時、私は右も左もわからない新入社員で、「うわー、さすがはデザイナーさんだ〜、本人ももちろんカッコイイけど、クルマもカッコイイんだ〜」と、うっとり見入っていました。

当時のそのデザイナーさんと、ウチの娘はちょうど同じ年頃ですが、ウチの娘はとてもクルマを買うどころではなく、日々、食べていくのに必死です(汗)
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Unknown (うり坊)
2020-06-26 22:42:27
ところで、、、
kincyanさま、メスティン炊飯は、ほんとに失敗知らずの安定感です。
メスティンは、スウェーデンのトランギアというメーカーが作っている品物ですから、もともとは、米炊き用ではないはずなのですが、、、まるで米を炊くために作られたかのように、炊飯が得意です。
飯ごうもそうですが、アルミのクッカーは熱伝導が米飯にピッタリなのですね!
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