ほじゃる日記

アラスカ、アンカレッジでの日々の暮らしの記録。

木の芽のぷつぷつが可愛い バイロン氷河トレイルを歩く

2020年05月25日 | ハイキング
小雨模様の天気が続いているけれど、ちょっと外を歩こうか、
と日曜日はポッターマーシュ方面へ。
でもドライブ中雨足が強くなる一方。
そこで、足を延ばしてマクヒュークリークでタラの芽を見てみることに。
木があるから雨に濡れるのが少ないかも?
ああ、しっとりとした新緑が気持ちいい。
クリークなので、川のせせらぎも聞けて、タラの芽もそこそこ採れて、
いい気分転換になった。




ポッターマーシュには極アジサシがいっぱい。




風に揺られておっとっとと言う感じでとまっていたよ。




メモリアルデーの祝日の今日は、ハイキングに行くつもりだったけど、
やはりお天気が今ひとつ。
でも昨日の森林浴的お散歩が気持ちよかったので、
お手軽ハイキングコースバイロン氷河へ行くことに。
(潮がいいからついでにフーリガンも獲れるかも、と網も積み込んで。
フーリガンは結構獲れてる様子。よって駐車スペースなく、断念。)
バイロン氷河の駐車場は適度に車が停まってた。




まだまだ緑が少なく殺風景だけど、




実はどの木にも木の芽がぷつぷつと。




途中から木の芽を写すことに夢中になってしまった。




でも、ピントを合わせるのが難しい!




オートでしか撮ってないんだけど、もうちょっと研究しなければ。




あるものは薄緑。




あるものは銀色。あ、これは花か。




もうホントみんな可愛い!
白いぽわぽわはどうやってもピントが合わなかった。




氷河前の雪渓。




もう花も咲いている!これはナグーンベリーかな?




そして、思いの外タラの芽がいっぱいあって、
はさみも袋も手袋も持っていなかったんだけど思わず採っちゃって、
仕方がないからポケットに入れた。
なんか新芽を摘み取って悪いことやってるみたいな感覚。
家族連れ、特にタラの芽食べない文化圏の、特に小さい子には
見られたくないような気がしちゃうんだよなあ。
希少植物でもないし、じゃんじゃん採ってもじゃんじゃん生えてくるし、
全然悪いことしてないのに、なんだろうなあ、
たぶんポケットに入れる、っていうのがなんか罪悪感を生むのかも。
ちょっと面白い発見。




帰りに、ポーテージ氷河湖で氷のおまけつき!




ポーテージ氷河は100年前はこの建物ビジターセンターまであった。
どんどん後退し、後退したところは湖になり、
今では赤矢印の向こう側まで後退してしまった。
私がアラスカに住み始めた頃は、半島に後ろにちらっと見えていたのに、
今では全く。




氷がなければただの湖だけど、たまに崩落した氷が流れてくると、
それはやっぱり青くて、氷河があることを思い出させてくれる。




お天気よくなくても楽しかった。



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気分転換! 青空、雪山、雪のトンネル!

2020年03月30日 | ハイキング
hunker down order の最中ではあるけれど、
散歩やハイキングなどは行ってもいい。
日曜日(3/29)少し寒いけどいいお天気なので、
グレンアルプスのトレイルをちょっと歩いてきた。

ニュースでは聞いていたけれど、みんな考える事は一緒なのね。
駐車場はいっぱい!




奥の駐車場はまだ閉まってるので、ここから歩き始める。




パワーライントレイルへ。




送電線とその管理のための道路として造られたもので、
犬の散歩、クロスカントリースキー、スノーモービル、自転車など、
冬でもたくさんの利用者がいる。




我々は、そちらではなく毎夏ブルーベリーを採りに行く
〝秘密の場所”へ。




こんな所を通って。
パワーライントレイルみたいに踏み固められていないから、
時々落とし穴に落ちたみたいにズブッと雪にはまる。
結構な運動量だ。




夏にはブルーベリー摘みに来られるといいな。




あ~、山~、美しい!(←語彙!)




途中不思議な場所を見つけた。
雪が人工的に削られている。
一瞬、スノーボードの練習場?と思ったけれど、よくわからない。
夫とほじゃるは向こうの方から下りて行く。




私は手前の方から降りようとしたら、足下に穴発見!




「お~い!トンネルみたいのがあるよ~!」と言ったら、
下の入口を見つけた彼ら。




2ヶ所入口がある。
私が最初にのぞいた穴は雪の尾根の向こう側。




急に崩れて埋まったら困る、と言っていた慎重派の私も、
かなり固められた雪面のトンネルにおそるおそる…。




おお、あれが私が最初にのぞいた穴だ!




二股に分かれた方からほじゃる登場。




そこまで行くと、上の穴から青空が見える。




もう一つの穴から出て。




いや~、ちょっとした冒険気分だ。
それにしても何だろう、これ。誰がどうやって造ったんだろう?
個人が手作業でできる代物にも思えないので、
ステートパークのページとか調べてみたけれど、何も見つけられてない。
もうちょっと暖かくなってからでは危険なので、いい時に行ったかも。

駐車場へ向かう途中、パラグライダーがふわりふわり。
気持ち良さそう~!
遠くにデナリ、ハンター、フォレイカーの三山も見える。




適度な運動と気分転換、そしてプチ冒険のいい休日だった。
(って毎日休日みたいだけど!)


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アークティックバレー Mount Gordon Lyons Trail の喜びと悔恨

2019年08月31日 | ハイキング
8月10日の午前中、妹一家を空港でお見送り。
エアカナダのチェックインに恐ろしく時間がかかって、
搭乗ギリギリで、しんみりする間もなく返ってよかったよ。

一方Kちゃんは深夜便なので、午後いっぱいまだまだ時間がある。
そこでanさん一家も誘ってアークティック・バレーへ。

山好きのKちゃんのために我々は歩く気満々だったんだけど、
anさん一家はブルーベリーピッキングのつもりだったようで、
なんだか我々がだまして連れて行っちゃった感じ。
確かに「尾根まで行ったら眺めがいいよ。あとはブルーベリー
摘んでいればいいから。」とだましだまし、なだめすかして、
結局上まで登ってブルーベリー摘む暇なかったから、
うん、だましたと言っても過言ではない。




途中、雷鳥の家族がいたり、
(2羽しか写ってないけど、5、6羽いたよ。)




ファイヤーウィードの花畑で写真撮影したりしながら、
(なんか違う・・・)




尾根に到着。




ここまで1マイル。




ここから右に行くとランデブーピーク。
左に行くと、マウントゴードンリヨン。
今回は夫の強い推しにより左。私も左に行くのは初めてだ。




ググ~ッと登る。




振り返るとこんな感じ。




まだまだ登る。




いやぁ、山女Kちゃん、強かった。もう頂上!




ほじゃるも頂上到着!






ピークが2つあり、もう一方へ。




そこからの景色はさらに絶景~!




こっちも、




こっちも、




よく見える~!見渡せる~!




これはランデブーピークより眺めがいいかもしれないな。
こんな尾根歩き、日本なら2000m級の山でないとできない、
そこに行くまでがまず大変、とKちゃんが喜んでくれてよかった。




頂上でおにぎりを食べて休憩。




そして下る。




「あ、私今晩帰るんだった。」と我に返ったKちゃん、
下るのも速いこと、速いこと!




みんなまだあんな所(稜線)にいる!




ファイヤーウィード、きれいだったなあ。




心残りはブルーベリー摘みの時間を取れなかったこと。
そして妹たちにもブルーベリー摘みさせてあげたかったなあ。
あんな果物狩り好きの一家を私は他に知らない。
しかもここは果樹園じゃなくて山!まったくの自然の恵みなのに!
そしてまさに旬なのに!
斜面のあちこちに人々が張り付いて採っていたよ。
は~、悔やまれる。。。


うちへ帰って、anさん一家も一緒にピザで簡単に夕ご飯。
シャワーとパッキングを済ませたKちゃんを空港に送り、
今年の夏最大のイベントが終わった。


Mount Gordon Lyons Trail
距離・・・往復3.5マイル(5.6キロ)
高低差・・・1400フィート(427メートル)

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ハーディング・アイスフィールド 夏山登山気分!

2019年08月14日 | ハイキング
8月の初め、妹一家と友達Kちゃんがアラスカに遊びに来た。
山好きな彼らを、是非連れて行きたいと思ったのが、
スワードのハーディング氷原ハイキング。
氷原を歩くのではなく、氷河を見ながら氷原が見渡せるところまで歩く(登る、登り続ける)ハイキング。
2年前、やはり日本から来た友人を案内した。
その時の様子はコチラ。 ハーディング・アイスフィールド 氷原へ

8月4日(日)、アンカレッジからスワードへ。
トレイルヘッドへ直行し、さっそく歩き始める。
森林地帯を抜けると、ファイヤーウィードが満開!




このコースは、とにかく登る。




森林地帯も、森林限界を超えてからも。




それにしても、この日は暑かったなあ。
お天気サイトの記録によれば19℃だけど、25℃はあったと思う。
そんな暑い中、登るのは初めて。
スカーフを被る怪しい人は妹。




青空!夏山!!




丘を越え行こうよ~♪の場所。←勝手に命名。




2.5マイル(4キロ)標高793メートルのビューポイントに到着。
ここまで2時間半弱。
途中でお弁当食べなかったら、2時間ちょっとかな。




青い氷河、いつ見ても美しい!(もうちょっと語彙!)




しかし、この暑さでアラスカ生まれのほじゃるがバテた。
日本から来た山女、山男と家族たちはみな強い!
この先氷原を見渡せる所まで行ってもらい、ほじゃると私はここで休憩。




贅沢な時間だったな…。
絶景を眺めながら、1時間以上何もしないでぼんやりしていた。
ただ、日陰がなくて、ジリジリ灼かれたのには参ったけど。




上の方から。白い点がたぶん私。




一番終点までは行かなかったそうだけど、
このジャンプ見たらオッケーだね。




雪渓で雪合戦もしたそうで。




下りは、子供たちがものすごい勢いで下りていくので、
ついて行くのがやっと。いや、ついて行ってすらいない。
写真が1枚もなかった。

この後、海のそばでキャンプ。


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フラットトップの裏側トレイルをちょっとだけ散歩

2019年07月22日 | ハイキング
昨日はいいお天気の日曜日だったというのに、
一日中家のことばかりして過ぎてしまったので、
夕食後散歩がてらにちょっと自然の中に出かけることにした。

向かったのは、Backside Flattop Trail。
ちなみに、この写真↓は一週間前の夕食後の散歩。
フラットトップの表側の駐車場から、パワーライントレイルまで行き、
ブルーベリー摘みの秘密(?)の場所を通って駐車場に戻る途中。
で、昨日行ったのは、この反対側、裏側。




住宅地を抜けて進むCanyon Roadは途中から未舗装に。
道路の終点の手前で道路脇に車を停める。
右手に Rabbit Creek の谷間、フラットトップは左側にある。




唐突な感じで現れるトレイルヘッド。




距離 1.8マイル(約2.9キロ)
標高差 1600フィート(約488メートル)
となかなか親切な表示。




こちらがフラットトップ。




トレイルは結構急な登り。
背丈くらいのファイヤーウィード(ヤナギラン)をかき分けて。
あ、これは近道なので狭いけど、正式なトレイルはもう少し広い。




山肌のところどころ一面ピンクに染まったパッチが見えた。
ファイヤーウィード、真っ盛りだね。
小さい花が下から順に咲くのだけど、今ちょうど真ん中あたり。
一番上の花が咲いたら6週間後に冬が来る、と言われているので、
つい「ゆっくりね!」と声をかけたくなる。




正面がピーク2で右がピーク3。
トレイルはまだまだ続くけれど、
今日は軽くお散歩のつもりだったので、この辺で引き返す。




海が光ってる。




キャニオンの向こう側にちらほら家が見える。
かなり山奥に見えるけれど、冬なんかどうなんだろう?




アップして見ると、なかなか立派な家。




こっちの家なんかシアターみたい。




降りてきて車に乗る直前。この時点で午後8:15!
まるで昼間だよねぇ。
短いけれど、日の長い夏を思いっきり楽しまないとね。
ファイヤーウィードが咲いているうちに。




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